ハピネスチャージプリキュア 全話観た感想
2018/05/12 11:52:54 |
プリキュア |
コメント:-件
ハピネスチャージプリキュア全話観終わりました。
自分的には面白かったし、次がどうなるのか気になってTUTAYAを散々行き来したよ(笑)
映画は貸し出し中で観れなかったよ・・・(汗)
しかし、プリキュアって人気の落差が激しいんですな。
スプラッシュスター、フレッシュ、スイート、スマイルが棚から消えてたよ(汗)
ハピネスも人気ないっぽいから、いずれ棚から消えるのかね・・・。
でも散々叩かれてますが、別にそこまで言われるほど酷いものとは思えなかったし、バトルとか結構凝ってたと思う。
フォームチェンジして敵を蹴散らすシーンでは、マカダミアフラダンスが出ると喜んでました。
衣装が好みなのもあるけど、めぐみ達まで一緒にフラダンスし始める光景が何か可愛かった。
そういう意味ではココナッツサンバも面白かったな。
思わず「あんたら(敵含む)楽しそうだな」とつっこんでしまう(笑)
ラブリーVSミラージュの演出とかもカッコよくて見入ってしまったし、白熱の展開に燃えた。
んで、めぐみの恋愛ってどっかで見た事あるなーと思ったら、これだ。
自分がよくオススメする心理学の本なのですが(感想はこちら)、めぐみとかこの本に出てくる実際に病んでいた女性達にそっくりなんですもん。
アマゾンのレビューとかも見ると、やっぱりめぐみみたいに「皆が幸せなら私も幸せ。だから私はいくら傷付いても構わない」と、他人の幸せに依存していた人が多いし。
図書館で普通に貸し出されてるので、気になる方は読んでみてはいかがかと。
読むとめぐみの行動心理が本当によく理解できると思う。
以下、超長々グダグダとキャラ語り。
ちなみに自分はキャラ皆好きですが、基本的に言いたい放題なので注意。
苦情は一切受け付けません。
めぐみは愛マニアだって言うから、富豪刑事の美和子とかディスガイアのフロンみたいなキャラかと思ったが、そんな事はなく、内面はかなりの闇を抱えたキャラでしたな。
前向きに考えられるのはいいんだけど、何事も自分の犠牲を前提とした考えだし、相手の悪いところも絶対に否定しないところは本音が見えなくて演技っぽいと言うか義務感の様なものを感じたし、相手を助けたくて助けたくて仕方ないと思っているところには病的なものを感じました。
前半のコミュ障ひめをサポートしている時も、ひめの気持ちを無視して、「わたしの言うとおりにすればいいのに、何でわかってくれないの?」みたいな押し付けがましさを感じたし、無意識にひめの自立を妨害する様な事(7話のケーキ作りとか)もしてたし、ロケットの話ではそれがモロに表面化してた。
テストで最下位になった時も、「自分が最下位になったから他の人の順位が上がって幸せでしょ?だから私も幸せ」とか言うし、「それは幸せじゃない。ただの甘えと甘やかしだ」とつっこまずにはいられんかった。
相手が望んでもいないのに無理矢理しゃしゃり出て助けようとするのも、自分の心の闇(人助け以外何の撮り得もない自分)から目を逸らそうと必死だったんじゃないかと思う。
そりゃそんな人助けじゃイノセントフォームになれるわけないわな。
だって他人の為と言っておきながら、自分の為に相手を利用しようとしているだけで、イノセントでもなんでもないもん(しかも本人はそれに気付いてない)
まぁ、めぐみの人助けで実際救われた人は数え切れないくらいいるわけだし、悪い事ばかりではないんですけどね。
そもそも、人を助けようとしないめぐみなんて、めぐみじゃないし。
後半になって、少しずつ自分の正直な感情を出す様になり、ブルーへの失恋でやっと歳相応の感情豊かな女の子になって、相手の気持ちを尊重し、自分の幸せも考えたうえでの人助けをする様になったって感じ。
お泊り会で愚痴ってましたが、以前のめぐみなら、いい子でいたいが故にブルーへの不満すらも飲み込んで笑って誤魔化してただろうから、正直に不満をぶちまけたのは良い事だと思う(普段から不満”しか”言わない人は駄目だけど)
あと、両親が不在がちだったのも、めぐみの価値観に関係してると思う。
めぐみは両親に愛されていたのは間違いないけど、父は仕事で不在がちで、母は病弱で、まだ子供だったのに甘えたいのを我慢して、大人と同じ様な責任を背負っていたので、他人の面倒を見る事は得意になっても、自分の面倒は見られない子になちゃったんだろうな。
両親は存在感薄いけど、それがめぐみの心の闇に起因しているって事なんだと思う。
誠司がいい人止まりだったのも、一緒にいて楽しいけど、ブルーといる時の様なときめきがなくて、恋愛と認識できなかったからでしょ。
世間じゃ『愛とはドキドキや興奮や刺激が伴うもの』って認識もあるから、余計にそれを感じられない誠司がアウトオブ眼中状態になっちゃったんじゃないかと。
逆に言えば、めぐみにとって誠司はそこにいて当たり前の存在で、決して離れて行かないと信頼してたと思うんですよね。
ってか、めぐみって『ブルーが好き』と言うより、『ミラージュへの想いに苦しむブルー』が好きになったと言う印象。
好きになったきっかけも、ミラージュの事に苦しむブルーが自分の励ましによって元気を出し、「君がいてくれて良かった」と言ってくれたから、救済者コンプレックスを持っためぐみは自分の存在価値だと思っている「人助け」を必要としてもらえた様に思えて、ときめいたんじゃないかと(その後もミラージュの話で沈んだブルーに反応してたし)
実際アンラブリー戦で心の闇を暴かれた時、仲間達に人助けの事を認めてもらえて、その後は物凄くご機嫌&テンションMAXで皆にドン引きされてたし。
あと、めぐみの父って、雰囲気が何となくブルーに似てる気がするし、それもあるかも(子は親といい意味でも悪い意味でも似た人に惹かれる)
こう言っちゃ悪いけど、めぐみって駄目男に惹かれやすい女だったんだと思います(汗)
報われない恋愛に一喜一憂し、自分を心から愛して幸せにしてくれる男からの好意はシャットアウトして、愚痴聞き役にさせる病んだ女の典型。
誠司は心身ともにイケメンキャラですが、損な役回りキャラだなとも思う。
めぐみがブルーと仲良くしているところを見てショックを受けているシーンには「あああああ・・・せ、誠司・・・(汗」と同情せざるを得なかった。
まぁ、ブルーはめぐみを気に掛けているだけだし、普通にいい人なので、「めぐみに近付くな」とかガキ臭い事も言えないだろうし、何より誠司はめぐみの意思を第一に考えているから、余計に複雑だったでしょうな。
めぐみの事がなければ、普通に仲良くなれそうな二人ではあったと思うけどね。
でも、めぐみが母から「私はもう幸せだから」と言われ、生きる目的を見失って意気消沈してた時とか「皆はお前に助けられてる」「お前が落ち込めば皆心配する」と何とか励ましの言葉をひねり出そうとする誠司には、「そんな建前の台詞じゃめぐみには届かんよ・・・(汗」とつっこまざるを得なかった。実際めぐみは立ち直らなかったし。
『皆』じゃなくて『誠司』の素直な気持ちをめぐみに伝えなかったから、「たくさん悩んで苦しみながらも頑張ればいい。そのままのめぐみでいて欲しい」と自分の素直な気持ちを伝えたブルーの励ましに立ち直り、イノセントフォームにまでなっちゃったんだよ(それ自体はいい事なんだけどね)
まぁ、誠司はめぐみを意識する様になってたから、余計に素直に自分の気持ちを伝えるのが照れくさくなってしまったんでしょうけど。
あと、ラブリーVSダーク誠司のバトルはよくネタにされてるみたいですが、こういう一説がありましてね・・・。
『誰もが皆、それぞれの恐れの中にいる。
その恐れを消し去る為に結婚をしようとするのなら、あなたの恐れと相手の恐れを「結婚」させない限り成功しない。
二つの恐れが「結婚」して、二人は闘いの中で血を流し、やがてそれを「愛」と呼ぶようになるだろう』
マイケル・ベントゥーラ 『結婚の領域で踊る影』
って事で、文字通り二人は闘って分かち合ったんだと思います(笑)
だから、めぐみと誠司の恋愛はこれからなんじゃなくて、もう既に完成されているんだと思う。
つきあったら多分結婚まであっという間なんじゃないかね?(笑)
ひめは序盤の我侭っぷりにムカついてる人も多いみたいですが、自分はあの程度の我侭はまだ可愛いもんだと思いましたけどね(あれより酷い我侭キャラなんて散々見てきたし)
「友達って何でも言う事を聞いてくれるんでしょ?」って台詞も、ムカつくよりも「えぇ?この子もしかして今まで同年代の子と接した事ないの?(汗」と思ったし、あの発言はただ単にひめが無知だったってだけで、実際めぐみと友人になってもめぐみを奴隷扱いしてないし。
リボンの作ったご飯に文句言うシーンも、「ああ・・・昔のクソ生意気な悪ガキだった自分を思い出すわー・・・(苦笑」って感じだし、現実でも自分は料理しないくせに妻の料理に文句言って怒らせる夫とかよく聞くし。
でも、だからこそ序盤じゃ我侭放題&逃げてばっかだったひめが、仲間の為に敵に勇敢に立ち向かっていくようになるのに成長を感じるし、感慨深いものがあります。
後半は皆を率いて文化祭の看板をアレンジしたりとか(しかも自分の手柄ではなく皆で頑張ったと主張)、自ら呼び込みやったりとか、我侭でコミュ障だったのが信じられないくらい積極的に行動する様になってて感動した。
そういや自分も昔、高校の文化祭の正面ゲートとポスターのデザイン担当に知らない内に選ばれた事あって(美術だけは成績上位だったので)、看板とか夏休みの炎天下の中作ったなーと懐かしくなったり(激しくどうでもいい自慢)
前半はめぐみより目立ってましたが、ひめはW主人公の一人みたいなもんだと思ったので、特に気にしませんでした。
ひめが皆を引っ張っていくキャラ(ブルースカイ王国の次期女王だし)なら、めぐみは皆の心に寄り添うキャラなんだと思う。
ゆうこは偉い達観したキャラですな。
「人を幸せにするには、まず自分が幸せにならないといけない」って事がわかってるし、洞察力もあるし。
まぁ、家の仕事を手伝っていたとは言え、両親は朗らかで達観した人達っぽいから、その影響もあると思う。
ひめを諭すシーンとかお母さんにしか見えんかった(笑)
でも、達観している故に対人関係の距離感を弁えているから、めぐみの奥行きのない愛に気付いていても、『ヘタに言えばめぐみのアイデンティティを揺るがしかねないし、自分で気付かなければ意味がない』と踏み込んだ事が言えなかったってのもあると思う。
そういう意味では、他人の心に踏み込んだのはファントムが初めてなんじゃないかね?(ハニーVSファントム編)
切羽つまってたからってのもあるが、ゆうこは「人は美味しいごはんで暖かい繋がりが作れる」と信じているし、ファントムの無意識の言動はそれを肯定してくれたから、個人的に気に入ってたってのもありそう(敵だから余計に)
んで、ファントムはミラージュの為にブルーを不幸にしようとしてたけど、内心は「あわよくばぶっ殺そう」と思ってたんだろうなーと思う(汗)
ミラージュを傷付けたブルーが憎いと思ってたんだけど、同時にミラージュにいつまでも執着されている事に嫉妬し、邪魔だと思ってて、ミラージュからブルー打倒の許可が下りた時は「これで心置きなくあいつを殺せる。やっとミラージュ様の心からあいつが消える。もしかしたら俺に振り向いてくれるかもしれない」と、内心滅茶苦茶喜んだんじゃないかと。うん、ヤンデレだな。
結局返り討ちに合って、ミラージュ以外の女性に目を向ける&視野を広げる機会ができたわけだけど。
ラストはまさかのファンゆう同棲EDに噴いた(笑)
いおなの前半のひめへの扱いの酷さは、自分的には「まぁ、仕方ないよね・・・(汗」って感じでした。
精神的に余裕がなさそうな印象だったし、自分を庇ったせいで大事な姉が封印されて、それだけでもトラウマものなのに、幻影帝国はいおな一人で勝てる相手じゃないから余計に焦っていたんじゃないかと。
まだ感情の揺れが激しい中学生だし、幻影帝国だけが悪いと頭では理解してても、それを受け入れるほどの心の余裕がなくて、ひめを憎み、やり場のない怒りをひめにぶつける事で、何とか自分を保っていたんじゃないかと思われる。
現実じゃ大の大人でさえ、いおながひめへやった様な当て付け(ひめみたいな深刻な問題を起こしたわけでもないのに)をやらかすんですからね・・・有耶無耶にする事だってできるのに、ちゃんと反省して謝ったいおななんて天使ですよ。
和解した後は、ひめの面倒を見るお姉さんみたいで微笑ましかったし。
めぐみは達観している様に見えて内面は危うい感じで、ひめはコミュ障で世間知らずのお子様、いおなは精神的に余裕がなくてギスギスしてたから、ゆうこの様な達観していて朗らかなキャラが一人いる事で、丁度良いバランスを保っていたと思う。
自分的にはゆうこがお母さんで、いおなが長女で、めぐみが次女、ひめが三女に見えた(笑)
ブルーは散々叩かれてますが、自分は「ええ?そこまで叩くほどじゃなくね?」って感じでした。
よく聞く理由が、恋愛禁止してるくせに自分が一番恋愛してたから、めぐみを弄んだからとか聞くけど、彼の立場から考えればそうなってしまうのも仕方ないと思う。
恋愛禁止令も、ミラージュとのトラウマからブルー自身が恋愛と向き合う事を恐れ、プリキュア達もそうなってしまうんじゃないかと危惧してたからってのもありそう。
それに実際恋愛って上手く行ってる時はいいけど、色々問題が生じると実生活にまで悪影響が出るし、運動選手もそれで恋愛禁止にされる事が多いらしいし、特に戦闘能力に関係する競技はモロに影響が出るらしいです。
オリンピックとかでも、それまで成績の良かった選手が、大会前に恋愛トラブルを起こして、肝心の試合は目も当てられない結果になってしまった実例がたくさんあるし。
プリキュアは世界を守らなきゃいけないんだから、「恋愛トラブルで世界を守るどころじゃありませんでした」とかシャレにならんし。
後半で容認する様になったのは、めぐみ達と交流して考え方が変わったのもあるけど、「あの子達ならきっと大丈夫」とめぐみ達を信じられる様になったからってのもあるんじゃないかね?
あと、「神だから皆平等に好き」とは言ってても、心の底ではめぐみを他の子より気に入っていたとは思う。
つい気に掛けちゃうんだけど、かと言って恋愛対象としてはアウトオブ眼中の可愛い妹分みたいな(実際この二人はカップルと言うより兄妹に見えた)
最初の抱き寄せ以外は、見方によっちゃ面倒見の良いお兄さんが気に掛けてる妹分の面倒を見てるだけって状況にも見えるし。
お姫様抱っこで部屋に送った時とか看病とかも、多分誠司が「俺がやる」って言ったら、特に不快に思う事もなく「そうかい?じゃあよろしく」とあっさり了承してそう。
抱き寄せ、手を握る行為も外国じゃ挨拶だし、めぐみは恋愛対象としてはアウトオブ眼中だったから、あまり深く考えてなかったとかありそう・・・(ハピネスは外国も世界観の一つだし)
実際、日本の政治家も外交の挨拶で握手をするの当たり前だから、無意識に日本人相手にも挨拶で握手を求めてしまって微妙な顔されるらしいし、ブルーもそんな感じだったんじゃないかねー・・・罪作りな神だ(汗)
そんなつもりではなかったのに、気がつけばどう足掻いても誰かが傷付く事は避けられない状態になってしまったとか恋愛じゃよくある事だし、絶対に誰も傷付かない恋愛なんて存在しないし、不器用な神なんだなとしか思わんかった。
人間なら友人に相談したり、先人の知恵を参考にできるけど、神は自分一人で考えて答えを出さなきゃいかんだろうし。
しかし、ただでさえうざいハーレム主人公が、脇役になると凄まじくうざくなる事が、視聴者はよーく理解できただろうよ。
ってか、個人的には大した魅力もないのに主人公補正でモテる主人公の方が何倍もうざいけどね!(笑)
多数の女性からアプローチされてフラフラしたり、あっさり乗り換える女の敵なのに持て囃されるハーレム主人公と比べたら、ブルーは最初から最後までミラージュ一筋だったし、常に神としてどうすれば良いか悩み続け、ミラージュやファントムからいつも責められていたので、自分は全然ムカつかなかった(比べるのも失礼だが)
「神のくせに何もしてくれない」と言う文句には、「いちいち助けてたら人間はすぐ『神が何とかしてくれる』と神に頼る駄目人間になるからだろ」と思った。
プリキュアに力を与えて放置なのは、レッドがそういうスタンス(赤い結晶で力を与えて放置)だったから、やむ終えずブルーも人間に力を貸しただけなんじゃないかと(ってかブルーもプリキュアのピンチにできる限りのサポートはしてたよね)
「ミラージュに正直な気持ちを伝えてれば大惨事にならなかった」とか言うけど、現実だって教師が生徒と両想いでも、立場とか道徳とか法律とか考えると正直に伝えるわけにはいかんだろうし、ブルーからすればそれと似た様な気持ちだったんじゃないかと(ココのぞの事はひとまず置いておく)
ミラージュはミラージュで「貴方が私に振り向いてくれないから復讐してやる」って言ってた様なもんだし、ストーカー気質なキャラだな・・・まぁ、本当はめぐみみたいに諦めようと思ってたのに、レッドにつけこまれてダークサイドに堕ちたんだと思うけど(めぐみの幸せを願える誠司でさえ堕ちる洗脳ぶりだし)
つまりレッドが余計な事しなきゃ、二人の喧嘩は世界を巻き込むほどの大惨事にはならなかったと思われる。
でも逆に言えば、レッドがややこしくしたから二人の仲は終わる事もなく、最終的にはくっついたわけだから、正に雨降って地固まる状態で、レッドは弟を苦しめようとしたのに裏目に出とるがな(笑)
あと、ブルーが女泣かせなキャラなのに、めぐみに惚れさせたのは、『人は自分が幸せになる恋愛を選ぶとは限らない』って言う意味もあったんだと思う。
レッドはヘタすると人間より人間臭い神様だなと思った。
ブルーも人間臭いところはあるけど、それでも神として優等生であろうとしてたなら、レッドは「神としてのあり方?そんなん知るか!俺は生きるだけで精一杯なんだよ!」と不良を突き進んでいたと言うか。
まぁ、大切にしていた自分の星が滅び、そのうえ独りで色々思い悩んで思い詰めちゃった結果なんでしょうけど。
あの星の惨状を見て、「頑張って星を復活させても、また滅んでしまうかもしれない。また絶望するのが怖い」と、身動きが取れなくなっちゃったと言うか。
「俺が憎いだろう?俺を憎め!」と言ってる時とか、自暴自棄になって「どうすればいいかわからない」と泣いている様にしか見えんかった。
めぐみに「俺を愛してくれ。そして一緒に滅んでくれ」ってのも、精神ズタボロ状態なうえ、今まで散々酷い事したのに、それでも「貴方を助けたい」と言ってくれたから「お前なら俺を愛してくれるか?」と縋ったと言うか、惚れちゃったんだろうなー。
ただ内面が歪んでいる故に、そんな破滅的な願いをしたんだろうけど。
まぁ、めぐみとレッドって似た者同士でもあると思うけどね。
めぐみは愛を全肯定し、レッドは全否定してたけど、お互い『愛=自己犠牲』と言う考えは同じだったし。
でもめぐみはその考えを改めたから拒絶したわけだし、あそこでレッドの願いを叶えたら、愛じゃなくて、ただの共依存だし。
しかし、ゴッド兄弟は揃いも揃って駄目男だな(笑)
ってか、プリキュア達をボッコボコにして世界をも滅ぼしかけたレッドに比べると、ブルーって神としての力が弱いんかね?
まぁ、ブルーは争い嫌いみたいだし、地球を維持する力はあるけど、攻撃はからっきしな根っからのサポートキャラなんでしょうな。
逆にレッドは力は桁外れだけど、星を維持する力は弱いのかも。
でもプリカードをコンプリートしても、多分レッドの星は復活できないんでしょうな。
だって元はブルーの力だし、神の力でも何とかならない事ができるわけないし。
レッドの星が一部だけ復活したのも、ブルーだけじゃなくて、めぐみや地球の人達の祈りの力が合わさった結果っぽいし(それでも一部だけと言う過酷さ)
そう思うと、めぐみの名前って愛だけではなく、恵みをもたらすと言う意味も含まれてるのかなーと思った。
っつか、フォーエバーラブリーの笑顔は神々しいと言うか天使過ぎる(ぶっちゃけゴッド兄弟より神々しい)
上辺だけの言葉じゃなくて、色んな経験をして、一時はダークサイドへ堕ちそうになり、それを乗り越えためぐみだからこそ、愛の語りは感動できた。
ありゃ誠司やレッドでなくても惚れるわ(笑)
他にもあるかもしれんけど、ひとまずこんな感じかな。
こうやって見ると、登場人物のほとんどが現実にいそうと言うか、人間臭いキャラですな。
三幹部の「恋愛なんて傷付くだけでめんどくさい」「幸せじゃお腹は膨れない」「一番じゃなければ意味がない」と言う理屈とか生々しいよ・・・(汗)
自分は色々思い悩む人間臭いキャラが大好きだからいいけどね。
でもハピネスはよく子供騙しだとか言われているみたいだけど、自分的には子供騙しどころか、かなり重くて難解な話と言う印象。
恋愛心理とか、心の闇とか、世界観とか、台詞でわかりやすく描写されてないだけで、キャラの行動や一瞬の表情とか結構細かく描写されてたし、それなりに知識が詰め込まれていると思う(詰め込み過ぎてわかりにくいのはあると思うが)
子供向け番組にしては洞察力や読解力、古典の様な考察を求められるから叩かれやすいのかなーって思う(キャラデザや作画で叩く人は論外)
最近の日本人って、国際的にも読解力の順位が下がってて問題になってるみたいだし、余計にわからない人が多いのかも(自分は高いのか低いのかよくわからんがそこそこあればいいなーと思ってる)
まぁ、歴代のプリキュアはよく知らんけど、ここまで難解な話が大衆受けやすいかと言えば・・・微妙だな、うん(汗)
自分は逆に考察し甲斐があって大好きですけどね。
でも、同時期に『相手を助ける為に我が身を犠牲にする行為は愛ではなく、自分の弱さや心の闇から目を逸らす為の行為』って感じの『CHAOS;CHILD』が出てるから、この考えがサブカルの世界でも注目され始めてるのかね?
最近日本でも心理学が注目されてきてるみたいだし、個人的には良い事だと思いますけどね。
『愛』ってよく簡単に口にされるけど、『誰かの為に犠牲になる精神は素晴らしい』『愛とは切なくて苦しみを伴うもの』『愛とはその人以外どうでも良くなるくらい好きになる事』『酷い束縛をされたり、酷い扱いを受けるのは愛されているから』『愛の深さ=執着の深さ』と間違った認識を人々に刷り込ませたり、「愛しているんだから何したっていいよね?」と自分の酷い言動を正当化する為に利用している人が多いし。
少女漫画で俺様キャラが主人公の意思を無視して迫るシーンとか、主人公に「お前は俺のもの」と所有物扱いするのとかよくあるけど、それは愛されているから喜ぶべきみたいな理屈に「ねーよ」とつっこみたい。
『女の献身的な愛で男は変えられる』とか信じられているのもヤバいし(自分を変える事はできても他人を変える事はできません)
だから皆恋愛で同じ失敗を繰り返したり、破滅したりするんだよ・・・昔から恋愛トラブルって似た様なのばっかだし(汗)
ハピネスは、そういった理屈を否定し、『愛とはどういうものか』と考えさせる機会を与える良い作品だと思う。
そういう意味では恋愛要素はやっぱり必要不可欠だし、一部のキャラ厨に叩かれてもそれを貫いたのは良かった。
そもそもキャラ厨に媚びた作品でストーリーが良いものなんて見た事ないし、キャラ厨向けのものばっか作ってたら世の中現実と向き合えない愚か者だらけになるわ。
以下、カプ厨の語り。
ハピネスは恋愛要素があるので、カプ厨の自分的にはそういう意味も含めて面白かったです(笑)
好きなのは、誠めぐ、レドめぐ、オレめぐ、ナマひめ、ファンゆう、裕いお、ブルミラかな。
ほのぼの兄妹みたいなブルめぐ、ブルひめも好きです(あくまでコンビね)
三幹部のアホトリオも好きだ。何度「お前ら本当に仲いいな」とつっこんだか。
しかし、プリキュア達は中学生なので、成人男性キャラ達は気をつけないと逮捕されますな。主に敵キャラ達ね(笑)
とにかく面白かったので、機会があれば過去作のプリキュアとかも観てみようかなと思います(全部は無理だけど)
映画版も観ておきたいなー。
DVDBOXとかもあれば欲しいけど、ブルーレイBOXしかない挙句、高過ぎるぜ・・・orz
あ、あと自分が時々「ですな」とか言うのはナマケルダの真似ではなく、昔からの素なのであしからず(笑)
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