ドラえもん 空の理想郷 感想

2023/03/09 08:53:00 | 映画 | コメント:-件


先日、今年のドラえもんの映画がちょっと気になったので見てきました。
混雑が嫌なので、平日の朝1番の時間帯に行きましたが、女性の客と未就学児の親子がちらほらいたかな。
自分も含めて女性に注目されてる映画なのかね?

公式HP:https://doraeiga.com/2023/



んで、視聴しましたが、完全にサイコホラーだろ、これ。
内容が所謂宗教問題的な感じで、正に去年カルト宗教問題で大騒ぎになった日本にとっちゃタイミングが良すぎなうえ、確か去年の映画の内容も世界情勢と被ったよね・・・(汗)
恐ろしい偶然である。

内容は確実に面白かったけどね。
少なくとも人間心理を掘り下げる話が好きな自分好みの内容だった。
主題歌も映画の内容に合ってて感動出来るし。


以下、内容についての感想。
思いっきりネタバレしてるので注意。



まず、空に浮かんだ理想郷パラダピアについて思った事。

「なんだ。ただの日本か」でした。

いや、だって日本国民って大多数が思考停止した人間でしょ。
パラダピアを他人事として恐怖した人は気付いてないだけで、完全に権力者に飼い慣らされてるし、言動の基本はいつも「皆が言ってるから」「皆がやってるから」と自分で考えないし、洗脳された者は自分が異常な状況下にいる事に気付いてない事が多いし(DVモラハラ配偶者に洗脳された人とか典型的な例)
就職の面接会場とか皆同じ黒髪、黒スーツ、無難な髪型じゃん。
皆同じ格好をしていたパラダピア住人とどこが違うの?
教科書を”暗記”して、良い大学に進学して、良い会社に就職する事が最も安全で幸せな事と言う日本の常識を疑いもしてない人がほとんどだし、疑ったり、他の道に進む奴は変人扱いするじゃん。

政治だって『失われた30年』と言われ、「日本は借金大国だ~」とか大嘘で給与の半分は税金で持ってかれる酷い状態なのに、国民は「野党がだらしないから~」「投票したい人がいないから~」と調べもせず、考えもせずに消去法&「よくわからないけど、皆がそこに投票してるから何となく~」と現与党に投票したり、投票も行かずに無関心を決め込んできたじゃん(しかもその与党は正にカルト宗教と癒着関係にあり、意図的に日本国民を搾取していたと言う現実)
「政治に参加しよう。日本を良くしたいなら選挙に行かなきゃ」と異論を唱えた者は危ない奴扱いで避けられ、結果投票率は大きな選挙だろうが50%と酷い有様だし。

今では副反応による後遺症や死者続出で恐ろしい存在扱いされているコロナワクチンだって、「政府が言ったから」「皆打ってるから」と自分の頭で考えずに打って、自分の頭で考えて拒否する人間は陰謀論者扱いで袋叩き状態だったし(デメリットも調べて自分で考えたうえで打った人や、拒否したけど同調圧力で脅されて打った人は別)

ドラえもんじゃ政治の話はよくある事だし(去年の映画は政治がテーマのリメイクだし)、今回の敵である三賢人にも政治担当がいたから、やっぱ語らざるを得ない。
しかも現実の与党&官僚は私利私欲の為に国民を搾取しているので、「皆の為」と本気で考えていて搾取する気は毛頭なかった今作のラスボス以下なうえ、多くの飢饉や死者が出ている日本国民の方がパラダピア住人よりも悲惨と言う・・・(白目)

『自分の頭で考えて決める事を避ける』と言う意味では日本国民もパラダピア住人と同レベルだろ。
寧ろ「日本はパラダピアとは違うと心から言える?」と問いたい。

いや、勿論争いは良くないですよ?
パラダピアの『争いをなくしたい』って理想そのものや、住人は飢える事がなく自給率が安定してるってのは本当に素晴らしいと思うし(壊れて暴走すると手に負えない存在になるとか原子力発電っぽいなと思ったけど)
ただ、個性を消させて皆同じを強制する考えがアウトってだけで。
皆一緒を強制しなくても、自分のやった事は巡りに巡って返ってくるものだし(食事で好きなものばっか食べてたら将来病気と言う形で返ってくる。実際最近それで後悔するお年寄りが増えているらしい)、相手を変えるんじゃなくて自分が良い行動をして周囲に影響を与えていくしかない。
めっちゃ時間が掛かる上、めっちゃ大変だから途方に暮れるかもしれないけど、今までは結局皆諦めて妥協案で何とかしようとして悲惨な結果になってきたわけだから、諦めるわけにはいかないし、今回の話もドラえもんやのび太が自分の意志を貫いて諦めなかったからあのEDに辿りつけたんかと。

バトルじゃなく言葉で解決なんてご都合主義とか批判もあるようですが、言葉の力は侮れないと思います。
なにせ『言霊』ってのがあるくらいだし、実際観葉植物や卵の黄身にポジティブな言葉とネガティブな言葉を投げかけた実験があったけど、ポジティブな言葉をかけた観葉植物は元気に育ち、卵の黄身は数日は綺麗な状態で白カビが生えましたが、ネガティブな言葉を掛けた観葉植物は枯れ、卵の黄身は翌日には破裂してすぐに黒カビが生える現象が起こったくらいですし(どっちも素人がやった実験)、例え嘘でも自分の言った言葉が今後の自分に影響を与えるって研究結果もあるし。
それに、ドラえもん達は友達として今まで一緒に過ごし、積み重ねてきたものがあるから、尚更言葉の力はでかいだろうし、最終的に争いを止めるのは結局『話し合い』ですからな(暴力で解決するとやり返されて、またやり返すの連鎖になる)



今回の主役でもあるソーニャは、昔は落ちこぼれで持ち主に捨てられた事が発覚したわけですが、あの様子だと暴力も受けていたって事だよね(汗)
元々暴力的なモラハラ人間だったのか、相手はロボット=物(生き物じゃない)だから、乱暴に扱っても構わないと思っている人だったのか・・・どっちにしろ悲惨な過去である(泣)

確か、ドラえもんも猫型ロボットの中じゃ失敗ばっかの落ちこぼれで誰にも買って貰えず、赤ちゃんだったのび太の子孫が悪戯で購入ボタン押して買い取って貰ったって過去があるんでしたよね(そんでその後も悲惨な事続きだった記憶)
だから、余計にソーニャには親近感が湧いて情も移りやすかったんじゃないかと。
何不自由ない生まれの完璧であるよりも、辛い過去を持った落ちこぼれだった故に生まれた友情と言うか、誰もが特別な肩書きや能力を持ってるから相手を好きになるわけじゃないって事ですな。
だからソーニャもドラえもんの説得に心が動かされたんかと。



パラダピアの闇を暴く助っ人であるマリンバが警察とかじゃなくて賞金稼ぎなのは、『上から言われた規律が絶対で与えられるだけ存在』のパラダピアとは正反対の『自分の頭で考えて決める自由な存在』だからかと(警察も規律や集団行動を重んじる公的組織だからね)
皆も助けたいって意見に「皆を助ければ私の名声も上がって報酬も増える」と打算的な事言うし、清廉潔白な優等生とは程遠い存在。
でも文句を言いつつも皆を助けようと必死になるところはやっぱ優しい証拠で、虫に変えられた時にてんとう虫だったのも、皆を縛り付けるパラダピアの人工的な太陽をぶち壊す本物の太陽と言う意味なんかと(てんとう虫は『天道(太陽)虫』と書き、女神の使いとも言われているらしく、てんとう虫が自分に近付く夢を見ると幸運が訪れるらしい)



そんで、今回の黒幕であり、三賢人を作ったラスボスであるレイ博士ですが、多分本当はいい人なんでしょうな。
だって悪人だったら争いを嘆くどころか、寧ろその争いを使って金儲けしようと考えるでしょ(そういう馬鹿現実でもいるし)
いい人だから人間の醜さや世界の争いに嘆いて絶望して、争いのない世界を作ろうと思ったわけで、やり方が”相手の意思ガン無視”で今の自分に出来る”妥協案”で”全て”を変えようとしたからあんな悲惨な事になっただけで・・・(汗)
『レイ=光』って意味で、どんなに優しい人でも絶望すれば恐ろしい存在になりかねないって事なんかと。
のび太みたいに勉強も運動も苦手で周囲から馬鹿にされたって言うけど、つまりのび太も絶望してしまえばレイ博士みたいになりかねないって事で、他人事じゃねーよって話。
少なくとも、レイ博士はパラダピアを悪意を持って作ったわけではなく、寧ろ『善意』から作って『正しい事をやっているだけ』と言う認識だったわけだし。
のび太の場合は思い詰めるほど難しく考えるタイプじゃないし、思い詰めそうになってもドラえもん達と言う心の支えがあるから耐えられるわけで、レイ博士は頭が良過ぎるうえに孤独だったからあそこまで思い詰めちゃったんかなと。


しかし、ラスボスの動機が去年公開されたワンピース映画のラスボスや、去年発売されたソウルハッカーズ2のラスボスとそっくり過ぎる(汗)
この2人も優しい故にこの世に絶望して、争いをなくそうと自分の考えた理想の世界に皆の意思ガン無視で巻き込もうとしたんだよね・・・。

『ONE PIECE FILM RED』を見てきました。

『ONE PIECE FILM RED』を見てきました。


ソウルハッカーズ2 プレイ中

ソウルハッカーズ2 プレイ中




ねぇ、教えて何がいけないの~?この場はユートピア~だって望み通りでしょ?
突発的な泡沫なんて言わせない~♪慈悲深いが故灼たか~もう止まれない~♪
ないものねだりじゃないこの願い~♪
この時代は悲鳴を奏で~救いを求めていたの~♪
誰も気付いてあげられなかったから~私がやらなきゃ~だから邪魔しないでお願い~♪
もう戻れないの~♪だから永遠に一緒に歌おうよ~♪

『ウタカタララバイ』 by Ado&FAKE TYPE.

最近のラスボスの間ではメサコンが流行ってるのか?(汗)
(※メサコン=メサイアコンプレックス。無力感や劣等感、絶望を抱えている人が他者を救う事で自分が救われようとする心理)

あと『極道くん漫遊記』外伝の『パルミットの笛吹き』を思い出したかな。
童話のハーメルンが人工的に作られた救いの神と言う設定ですが、これもはちゃめちゃな本編とは正反対の死者続出のサイコホラーだったからな・・・(汗)
『探偵撲滅』のラスボスも死による救済者を自称してたし、『アルトネリコ2』のラスボスも本当の理想の世界を諦めて魂を切り離した世界で皆を幸せにしようと妥協してたし、やっぱ他人を救済しようとする奴はいい人なんだけど支配的なメンヘラ揃いだわ・・・。
そして、このラスボス達の共通点は『本当に望む未来を諦めて手っ取り早い妥協案で皆を救済しようと考えた』ってところですな。
幸せに対して諦めて妥協しようとするとロクな事にならんって事なんかと。



そして、学校の勉強や運動は壊滅的だけど、感受性や共感性がズバ抜けているのび太がある意味1番重要なポジションでしたが、確かのび太って射撃やあやとりは達人級って設定でしたよね。
今までのび太の射撃によって助かった場面はたくさんあって、今回も見事な射撃を披露してましたが、小学生のうちからあの腕だったら極めれば射撃競技で世界狙えるんじゃねーの?
あやとりも一見地味だけど、本人は心から楽しんでるし、相手を喜ばせる芸にもなるから立派な長所だろ。
ドラえもんの道具を使う時も悪知恵・・・発想が豊かでドラえもんも感心してたし(良い意味でも悪い意味でも)
結局のび太が駄目駄目ってのは、『学校と言う世界の中では』ってだけだよね。
レイ博士も学校では駄目人間として馬鹿にされてたけど、科学の天才と言う長所があったわけだし(エジソンかよ)



自分的にはこんな感じでした。
結局1番大事なのは『心』って話ですが、ガチで真理だと思います。
今までは目に見えるもの(物質)や安定が重要視されてた時代(家とか車とかバブル時代が良い例)だけど、これからは目に見えないもの(心)や自由が重要視される時代だと色んな界隈から言われてるくらいですしね。

つまり、愛を理解し、自分以外の存在に幸せにして貰うのではなく、幸せを自給自足出来る『足るを知る人間』が躍進する時代なんかと。
「何綺麗事言ってんだ」と言われそうですが、数学の世界のレジェンドであるアインシュタインでさえ目に見えない力を信じ、『愛は世界の中で最大のエネルギーだ』と豪語してたくらいですからね。
そして、その愛のエネルギーが『引き寄せの法則』の力なんじゃないかと言う説(逆にネガティブな感情はネガティブな現実を引き寄せる)
そう考えるとラストのソーニャのメモリがドラえもんの元に辿り着いたってのも、『ドラえもん達の友情が引き寄せた未来』とも言えると思う(ご都合主義と言われればそれまでだが)

それに「宇宙の真理を解明した人と、今朝庭の花が咲いた事に喜ぶ人。どっちが幸せかに答えなんてない。ただこの質問に対してリスクの計算を始める人は不幸だ。難しい顔ばっかしてると幸せが逃げる」って某格ゲーの0歳児キャラも言ってたし。
生物の進化の過程も、利己的ではなく、利他的な行動によって起こってきたと言われてるくらいだし、結局『愛』が最強って事なんかと。

とにかく、個人的には面白かったし、人の心理を掘り下げた話が好きな方にはオススメです。
逆に深く考えずに冒険やバトルが楽しみたいって人には不向きと言う印象でした。



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