マリンエクスプレス殺人事件 感想
2022/10/29 20:26:20 |
推理ゲーム |
コメント:-件
先日、Switchで『マリンエクスプレス殺人事件』をプレイしました。
公式サイト:https://www.rainyfrog.com/ja/game/marine_express
アメリカの名門お嬢様学校『聖ヨアキム学園』が、修学旅行としてカリフォルニアから日本までを繋ぐ海底列車『マリンエクスプレス号』の初運行に乗る事になるが、そこで男性教師が殺される事件が発生。
主人公の女子高生『東川乱子』と友人の『アストリッド・ラーソン』は海底と言う閉ざされた空間で第1容疑者である友人の疑いを晴らすべく行動するが、次から次へと事件が起こってしまう・・・って感じのストーリーです。
このドット絵がゲームボーイとかファミコンを思い出させますな。
個人的には推理ゲームはこういうドット絵とか劇画風とか神宮寺シリーズみたいなのが好みで、逆にギャルゲー乙女ゲーみたいなキラキラしたpixivウケが良さそうな絵だと拒否感が出てしまうのよね・・・(偏見だけど)
まぁ、元々自分はpixivウケが良いキラキラした絵が好みじゃないからってのもあるかもだけど(汗)
昔の推理ゲームって現代の推理小説家(西村京太郎とか赤川次郎とか山村美紗とか)が書いたシナリオをゲーム化とかよくあったけど、最近じゃ普通のライターや昔の大物推理小説家(アガサ・クリスティとかアーサー・コナン・ドイルとか)のがほとんどですな。
最近じゃ金田一や名探偵コナンの推理ゲームも殺人事件ものはまったく出てないみたいだし。
西村京太郎(十津川警部シリーズの人)は鉄道関係の殺人事件ものが多くて、確かファミコンで『スーパーエクスプレス殺人事件』ってのがあったから、マリンエクスプレス殺人事件のタイトルを見た時「西村京太郎っぽいタイトルだな」と思ったけど、更に昔に手塚治虫作の『海底超特急マリンエクスプレス』ってアニメがあったらしく、それが元ネタなのかも。
だとしたらマニアック過ぎる(笑)
ってか、作中もかなりマニアックな作品名やら雑学が出てて、ライターはあらゆる方面で相当なオタクなんだろうなと思った。
まぁ、主人公の名前が東川乱子とか江戸川乱歩(推理小説家)が元ネタっぽいからな(『乱』なんて漢字は普通女につけないし、蘭子の方が一般的で、実際『二階堂蘭子』って名前の推理小説主人公がいた)
相棒のアストリッドって名前も『アストリッドとラファエル 文書係の事件録』が元ネタなのかなーと(おおらかな女警視ラファエルが、自閉症だがズバ抜けた観察眼と記憶力を持つアストリッドの才能を見出して一緒に事件を解決する海外推理ドラマ)
これは『ポートピア殺人事件』と『少女革命ウテナ』が元ネタですな。
自分は両方知ってるし、ウテナのゲームもやった事ある(ウテナは百合だと騒がれているが、女の友情ED&男女恋愛ものです。百合百合言ってる人はOP、EDとか雰囲気だけしか見てないんかと)
アストリッドが大ファンであるブルーミンと言う作品があり、携帯の待ちうけや背景もブルーミンがありますが・・・、
どう見てもムーミンです。
本当に有難う御座います(笑)
自分の同僚にもムーミンの大ファンがいたなぁ。
アストリッドの出身地であるスウェーデンではブルーミンパークがなく(本気で自宅に公式博物館を建設しようと画策中らしい)、隣国のフィンランドにあるみたいですが、日本にもムーミンパークがあるんですよね。
ってか、よく調べたら地元の埼玉県にあり、家から電車1時間くらいで行ける距離だった(笑)
来年には日本のムーミンカフェが閉店するとも聞いたけど。
以下、ストーリーや犯人のネタバレしてますので注意。
まず、第1の被害者は右のイケメン教師であるローレンス・シェパード。
イケメンで優しいと言う事もあって生徒だけでなく、教師達からも大人気な先生。
噂では左の1年生女子であるアイリーン・ベイカーとつきあっているんじゃないかと言われており、アイリーンはその事で同学年のワイルドキャッツ(所謂カースト上位グループ)やエリカから嫌味を言われまくっている模様。
自分の高校時代の担任も20代のイケメン教師で、女子から人気があり、中にはガチでその先生に惚れてる女子がいたなぁ(自分は気さくな先生くらいにしか思わんかったけど)
卒業式の時にガチな表情で抱きついてて、その先生は卒業後に生徒と結婚したと噂を聞いたので、もしかしたらその子と結婚したのかも(友人の元クラスメイト男子は「教師が生徒と結婚とか最低」と嫌悪してたけど)
1日目の昼食の後に死体で発見され、現場付近では1年生の赤いブレザーを着た人間が目撃され、当然疑惑はローレンスと付き合っている噂のあるアイリーンに向けられ、乱子とアストリッドはアイリーンの疑いを晴らすべく調査をする事になりました。
そんで疑いを晴らすなら、やはりローレンスとの関係をハッキリさせておかないといけないって事でアイリーンに直接訊ねましたが、アイリーンはあっさり否定。
ローレンスは36歳らしいので、16歳のアイリーンとは20歳差とぶっちゃけ親子レベルの歳の差なうえ、アイリーンはまだ子供で生徒だから完全アウトだわな。
でも、これを本気で言ってるのならアイリーンは賢い子だな。
漫画とかドラマみたいに教師との恋愛に憧れて教師と恋愛関係になりたがる生徒はいるだろうけど、ぶっちゃけ相手の事を考えられる真っ当な大人は生徒が卒業するまで一線どころか言い寄ら事すらないので、言い寄ってくるのは相手の事を考えられないうえに自分の欲望をコントロールできずに無知な子供を支配して優越感に浸りたがるメンヘラと言う現実。
親子レベルの年下に言い寄る人なんて男女問わず普通にホラーだろ。
自分は愛があれば年の差は関係ないと思っているが、両者が成人済みである事が大前提とか、ある程度の倫理と線引き、お互いを尊重し合う姿勢があってこそで、それらがクリア出来ない人は上手くいかないと思ってるので。
翌朝、アイリーンが女子トイレで頭を殴られて倒れているのを発見。
幸いな事に発見が早かった為、一命は取り留めましたが、重症で危険な状態である事に変わりはなく、列車内ではちゃんとした医療設備がないので、最悪死んでしまう可能性も否定できない状態でした。
そんなアイリーンにお見舞いが来ましたが、相手はなんとアイリーンに嫌がらせをしていたエリカ・ベイランド。
エリカは内心では明るくて優しいアイリーンに憧れており、今回襲われた事にガチで泣いていました。
嫌がらせをしていたのは、アイリーンが最近ローレンスとばかり一緒にいて遊んで貰えなくなったからで、2人は付き合っていると言う嘘の噂を流してアイリーンをローレンスから遠ざけようとした模様。
だったらその気持ちを正直に話せばアイリーンも一緒に遊ぶ時間を増やす努力をしてくれたと思うけど。
ってか、自分を貶してきたり、悪い噂を流す奴と一緒にいたいと思う人間はいないだろ(汗)
まぁ、子供のうちはこういう勘違い(構って欲しくて意地悪する)ってあるけど、相手にとっちゃトラウマレベルの深刻な問題になるから本当にやめた方がいいよ。
エリカも流石に反省したらしく、二度とこんな事はしないと誓いました。
ローレンスだけでなく、アイリーンを襲った犯人も含めて調査する事になりましたが、忍者オタクなクラスメイトのハイファ・アルシャリフから重要な情報を手に入れる事になります。
自分、この子なんか面白くて好きだな(笑)
忍者オタクの変人だけど思慮深いし(将来の夢は弁護士らしい)可愛い。
ただ、終わったらダンボールの手裏剣はちゃんと片付けましょうね(笑)
この手裏剣が折り紙じゃなくてダンボールって辺りが日本との違いですな。
ってか、外国人ってやたら忍者に憧れる人多いよね。あと侍とか(汗)
忍者ってつまりは諜報員なんだけど、やっぱ忍術を使ってるところとか身体能力が凄まじいところが外国と違うから憧れるのかね?
そんで、ハイファが言うには、ローレンスは優しい教師を装いながら、陰では女子生徒に性加害をしていた為、殺されたのは因果応報だとの事。
そうか、それじゃあ殺されても文句言えないね(真顔)
セクハラは駄目。絶対。
ロリコン、ショタコンも正義でも何でもなく立派な治療すべき精神的病気だからね。
その後チャットでも話しましたが、ハイファが忍者好きになったキッカケのアニメのスリミって、多分ナルトの事なんでしょうな(自分は視聴してないから知らんけど)
ただ、海外にリリースしていいのは真っ当な大人が作ったアニメで、ポルノ依存症とか小児性愛者とか非モテをこじらせた駄目な大人が作ったアニメはリリースしちゃ駄目だと思う(汗)
ローレンスみたいな人間を増やす事になるから。冗談抜きで。
ハイファからの情報を元に調べていたら、乱子やアイリーン達を馬鹿にしていたワイルドキャッツの1人であるカトヤ・スヴェトロヴァがローレンスの性被害の1人と判明。
いや怖っ!!キモっ!!
もはやストーカーじゃねえか!!(冷汗)
ガチでドン引きしました。
しかも、ローレンスは誰かに言えば権力を使って人生を破滅させてやると脅してきただけでなく、やはりアイリーンに目をつけていたらしいが、どうやらカトヤが自分が被害から逃れる為にローレンスの標的がアイリーンになる様に仕向けた模様。
性被害に合った事は同情するし、身を守る為に矛先を逸らそうとした事も仕方ないと思えるが、そのうえでアイリーンを見下して馬鹿にしてたのは擁護できないわ(汗)
普通は責任を感じて守ろうとするか、最低でも忠告くらいはするだろ・・・。
「どうして言ってくれなかったのか」とメンバーの2人が訊ねると「仲間外れにされると思った」との事。
当たり前の様にアイリーン達を見下して馬鹿にしてたもんな(汗)
そのせいで逆に「打ち明けたらきもがられて馬鹿にされるかも」「自分が見下される側になるのは嫌だ」と素直に打ち明けられない歪な関係になってしまったと。
友達が誰にでも気遣える優しい人だったら、「この人だったら打ち明けてもきっと受け入れてくれる」と信用出来るけど、ワイルドキャッツは正反対で他者を貶しまくってるからな・・・(汗)
本当、ヘタに他人を見下したり馬鹿にする様な事言ってると、いざ自分がその見下される立場に立たされた時に苦しむ事になるし、最悪誰からも助けて貰えなくなるから、余計な事は言わない方がいいんだよね。
人生って今の自分じゃ想像もつかない事が起こるから、冗談抜きで『明日は我が身』だし。
更に調べていると、3年で生徒会長マデリーン・ラサールの友人であるクリスティーン・レノアも被害者の1人と判明。
うっわ、気持ち悪っ!
おぞましい野朗だな・・・(ドン引き)
最初に会った時「ローレンスを殺した犯人なんてどうでもいい」と言ってたけど、こんな事されたらそりゃそうなるわな。
挙句にローレンスは性行為まで強要し、クリスティーンは断固拒否して最悪は避けられたが、そのせいでローレンスに逆恨みされてしまった模様。
ひ、ひでぇ・・・最低過ぎる(汗)
思い通りにならなければ嫌がらせをして破滅させるとか、人の人生を何だと思っているのか。
ってか、生徒の成績を悪くする為に妨害とか、フェイク画像(恐らく裸の画像)を学校中にバラまくとか、もはや”教師”ですらなくなっている。
クリスティーンはローレンスのせいで、今ではすっかり不良生徒としてマディ以外の誰からも気にかけて貰えなくなってしまった模様。
序盤でマディがアイリーンに「トラブルを避ける為にも先生と距離を置いた方がいい」と言ってたのは、これも理由の1つだったんですな。
クリスティーンは友達のマディに全てを打ち明け、ローレンスを裁判で起訴して社会的に失墜させようと一緒に他の被害者(全部で9人”も”いるらしい)を捜したり、証拠集めをしていたが、肝心の起訴相手が殺されてしまって、ローレンスが社会的に抹殺されて絶望する場面が見れない事に心底落胆したとの事。
一見2人が恐ろしい事を言っている様にも見えるが、性被害者である事を考えれば、殺人に走らない時点でかなり達観した真っ当な復讐方法だと思う。
公にしとかないと被害者は増える一方ですしな。
奴は顔と外面”だけ”は無駄に良かったみたいだから、事前に何人もの少女に性加害をしたおぞましい性犯罪者って知識がないと絶対騙されるだろうし。
しかし、外面は滅茶苦茶いいけど内面は支配的で暴力的とかローレンスは典型的なDVモラハラ男ですな。
やっぱ外面だけはいいDVモラハラ男って全世界で共通なのね(汗)
大人は本来子供を守らなきゃいけない立場で、学校も責任を持って子供を預らなきゃいけないのに、その大人が自ら生徒を襲って人生を壊したんだから、そんな人間を雇っていた&生徒の性被害に気付けなかった学校側の責任は重大だわな(汗)
まぁ、狡猾な奴ほど外面だけはいいので、見抜けないのは仕方のない事ではあるんだけど。
んで、こういった社会問題に対して子供が自ら問題を提起して活動を始めたりするんだけど、否定する大人がいるんだよねー・・・(前にプラスチックゴミ問題で高校生が自分達なりに色々考えて活動しているニュース記事で、子供を否定するコメントがやたら目立った)
例えやり方に浅はかさが見受けられても、子供が問題に真剣に向き合おうとしている志が大事で、大人は現実を知っているからこそ細かい部分でフォローしたり、ある程度の妥協点を提示したりして一緒に考えるべきなのに、「これだから現実を知らない子供は・・・」「子供が余計な事するな」と一蹴して心を折ろうとする大人達は本当にどうかと思うわ・・・(溜息)
この後、3年担任のジェシカ・マーブルに調査報告をしとこうって事で、ローレンスが生徒に手を出す性犯罪者って事を伝えました。
ローレンスを信用していたジェシカは最初は断固否定していましたが、被害者&証人がいるって事で認めざるを得なくなり、えらいショックを受けていました。
そりゃ信頼していた同僚が小児性愛者&性犯罪者なんてショックだわな・・・普通に嫌過ぎる(汗)
んで、マディ達と相談してクリスティーンの性被害の事をジェシカに話そうって事になり、部屋まで迎えに行くと、ローレンスを殺した凶器が胸に刺さった状態でジェシカが死んでいました。
部屋を調べていたら、乱子達の担任であるフランク・ブラウンが部屋に入って来て、ショックを受けつつも乱子達を部屋から追い出し、部屋から絶対に出るなと言い聞かせてきました。
多分、フランクはジェシカに惚れてたんじゃないかなーと思った。
ジェシカの死体を見て思わず苗字ではなく名前で呼んでたし、ランコ達が部屋を去った後泣いてたし。
夕食の時間になると、食堂で同席した3年の熱血スポーツ少女クラリス・ロッセーニがジェシカと仲良しだった事が判明。
ジェシカは滅茶苦茶厳しいので勘違いされがちだが、実際は面倒見が良く、忙しくなっても常にスポーツに情熱を注いでいるクラリスの事を気に掛けていた模様。
自分の同僚にもいるわ。そういうタイプの女性。
仕事には滅茶苦茶厳しくて周囲(特に新人)も怖がって彼女には近付かないんだけど、実は同時に滅茶苦茶面倒見が良くて、仕事に向上心がある人(仕事の知識を積極的に学ぼうとする人とか)にはめっちゃ優しいんだよね(最近じゃ厳しさも軟化してきてるけど)
自分は職場には仕事に対して厳しい人間も必要だと思ってたし(緩い奴ばっかだとトラブルが起こった時とか仕事が回らなかったりするし)、トラブルとか率先して対応してくれるので、普通にその女性と仲良くやってたから、クラリスの言いたい事はわかる。
そして、ジェシカがローレンスに密かに恋をしていた事も発覚。
ああいうのがジェシカの好みなのか。
ジェシカは35歳でローレンスの1歳年下だから、真っ当な恋愛ですな(フランクは42歳らしい)
奴がロリコン性犯罪者と言う悲惨な事実を除けば・・・。
生徒達に優しい先生として憧れて恋をしたジェシカは、この事実に滅茶苦茶ショックだったろうな・・・(汗)
そして、真相がわかった乱子は関係者を食堂に呼び出して推理披露。
別に探偵の真似事ではなく、単純に関係者は真相を知る権利がある為。
乱子が言うには、一連の事件の犯人は3人目の被害者であり、3年担任のジェシカ・マーブルで、3件目の事件は自殺と言う推理。
まぁ、10分なんて僅かな時間で人を殺すなんてハードスケジュールなうえ、廊下を占拠してたハイファが部屋に出入りした人はいないって言うんだからそうなるわな。
女子トイレから発見された凶器のナイフを回収したのもジェシカだったし。
アイリーンは夜中に教師としての立場を利用して携帯で呼び出し、廊下に設置されていた消火器でぶん殴った模様。
消火器ってめっちゃ重いうえに硬いから、多少はぶつけても傷が出来る程度なんだけど、少しとは言えへこむほどって確実に頭蓋骨陥没して即死だと思うぞ(汗)
フィクションとは言え、どんだけ強い力でぶん殴ったんだ、ジェシカ・・・。
海外の消火器は材質が日本のより硬くないとか言う事じゃないよね?
それとも殴った際に勢い余って消火器をどっかの角にぶつけたとか?
でもそれだと角がへこんでいるだろうし(汗)
そして話は、この一連の事件の発端となったローレンス殺害になり、そうなれば当然ローレンスの性犯罪の話となり、知らなかった者達は驚愕。
こういう場合、「同じ男として迷惑だし、被害者の為にも男の面汚しである性犯罪者を許してはいけない」と性犯罪者を許さずに被害者を気遣う姿勢なら女も被害者も感謝できるけど、「全ての男が性犯罪者なわけじゃない」なんて保身に走る様な事言うから「そういう問題じゃねぇ!(怒」と反感買うんかと。
結局女は性的に搾取されやすい立場にいるから、男に警戒するのも仕方ないので(信用して襲われたら最悪自殺レベルのトラウマ背負う事になるから)、男側が『性犯罪は許さない』って姿勢を明確に示さないと結局平行線な気がする(男だって性犯罪に合って泣き寝入りする人多いし)
性自認が女って人も、身体が男だった時は夜道も1人で平気だったけど、性転換手術して身体も女になったら途端に夜道が怖く感じる様になったらしいし(そして女友達に「当たり前でしょ!女が1人夜道をうろつくもんじゃない!」と叱られたらしい)、女は本能的に男に警戒する様に出来てるんじゃないかなと思った。
ってか、男だって女につけ込まれて(痴漢の冤罪とか)破滅して「女なんて信用できない」って言った時、「全ての女がそういうわけじゃない」と言われるより「同じ女として加害者の女は許せないし、被害者男性に同情する」と気遣われる方がいいでしょうよ。
まぁ、そんな状況だろうがお構いなしに「どうせ被害者から誘ったんだろ」「周囲に言わずに黙ってたくせに被害者ぶるな」とか、逆に性被害者を非難して性加害者を擁護する日本の男オタクに比べたら遙かにマシだと思っちゃうけどね・・・(汗)
そのくせ自分以外の男が女と男女恋愛すると発狂して「百合に挟まるな」「男いらね」とか徹底的に男を潰そうとして、結局目的は男を排除した世界で女を性的に搾取したいだけだし(あと女が男より女を選ぶ事でモテる男が負けるところを見て優越感に浸りたいってのもありそう)
この作品を見せたら「ポリコレがー」「フェミがー」と反発する姿が容易に想像できるわ・・・。
例え冗談だとしても、言っていい冗談と言っちゃいけない冗談に区別もつかない時点で・・・(白目)
この事は今後の為にも絶対対策しなければいけない内容だが、乱子はこの場では気を遣って性被害者の名前を伏せようとするも、クリスティーンとカトヤは自ら名乗り出ました。
クリスティーンからすれば、自分達少女に酷い事をする最低のゲス野朗なのに、周囲には善人ぶって賞賛されているんだから、腸が煮えくり返るわな。
今までその信用された立場を使って自分の罪を隠蔽してきたんだろうし。
せめて『奴はあんたらが思っている様な素晴らしい人間ではなく、子供を脅して性的に搾取して人生を滅茶苦茶にした最低最悪のおぞましい性犯罪者だ』と言う事を広めないと腹の虫が収まらないってもんです。
友達のマディと言う心の支えがなければ絶対耐えられなかったとまで言ってるし。
カトヤなんて恐怖のあまりに泣き出してしまい、ワイルドキャッツの2人が必死に慰めていました。
そりゃなぁ・・・明らかに性的な目で自分を見てくる奴が、ずーーーーっとつきまとってくるとか怖過ぎだし(汗)
イケメンかどうかは関係なく、女は好きでもない人からは性的な目で見られるのは気持ち悪いって思うものだし、触られるなんて論外。
「興味のない人から向けられる好意ほど気持ちの悪いものってないでしょう?」
byクズの本懐
軽はずみな事を言ってしまっても、指摘されれば反省して「生徒の為に必要な時は気を引き締めて助けないといけない」と前向きに努力するフランクは本当にいい人だな。
ジェシカもいつも軽くあしらってたフランクの方がよっぽど誠実で優しい男だった事に気付けなかったのは致命的だったな・・・(汗)
結局、『ローレンスが性犯罪者って事に気付かなかったジェシカが暴走して全ての事件を引き起こした』って結論になり、これにて事件は解決と周囲に思わせ、乱子とアストリッドは本当の犯人と決着をつける事になりました。
ローレンス殺しの真犯人はアイリーンの友達であるレナ・ヘイスティングスで、残りの2つの事件はアイリーンがローレンス殺しの犯人だと勘違いした(ってか乱子とアストリッドがその可能性を報告してしまった)ジェシカが犯人。
レナが犯人ってのは大体予想してました。
アイリーン襲撃とジェシカの死で混乱しちゃったけど。
ってか、ジェシカみたいなタイプは、いくらローレンスが好きでもアイリーンにちゃんと犯人かどうかや事情を訊ねるんじゃないかと思ってた。
早まって殺そうとするとか、修羅場になったら詳細は確認せずに浮気相手に容赦なく暴力を振るう過激なタイプなのかね?(汗)
レナは『事件を解決しても被害者は既にダメージを受けてるから手遅れだ』と間違ってはいないが悲観的な事を言ってて、こういう危うい部分があるタイプは思い詰めると大惨事になったりするんだよねと思ったら案の定だった(汗)
まぁ、容疑者を絞り込む時にレナだけが何故か一切出てこなかったから(凶器が見つかったトイレの近くの部屋だから結構怪しいのに)、「意図的にミスリードしようとしてないか」とメタ的な意味もあった(笑)
完璧な証拠も突きつけられ、レナは「何も知らないくせに!」とブチ切れたと思ったら途端に泣き崩れ、「全部自分のせいだ」と自分を責め始めました。
実はレナの姉は過去にクリスティーンやカトヤの様にローレンスからの性被害を受け、そのせいで精神的に病んで自殺してしまったらしく、ローレンスは生徒への性加害隠蔽の為に他校に転勤。
挙句にローレンスは懲りずに今度はレナの友達であるアイリーンに目をつけ(カトヤが仕向けたせいでもあるが結局は性加害をやめないローレンスが悪い)、この修学旅行で手を出す気だったのは見え見えで、事前に察したレナは友達が姉の二の舞にならない様にローレンスに自分の正体を明かしたうえで「アイリーンに手を出すな」と直接訴えに行ったら、逆に性的に襲われそうになって殺してしまった模様。
ナイフを持っていったのは偶然拾ったのもあり、脅しの意味もあっただろうが、姉を自殺に追い込んだ性犯罪者と直接話しに行くわけだから、そりゃ護身用の武器の1つも持たないと安心できんわな(実際襲われたし)
こいつ、本当に女、子供を性的な道具としか見てない野朗なんだな・・・!!(怒)
ってか、レナはナイフを持って「近付くな」と明確に敵意を向けてるのに、それでも襲おうとするとか馬鹿過ぎる。
相手は女子高生だから力で男の自分に敵う筈ないとか、どうせハッタリだとか、性行為に持ち込めばこっちのものとでも思ってたのかね?
家族を自殺に追いやられた者がナイフを持って脅してきてるんだから、暴走したら本当に殺しに掛かってくるかもしれないのに(実際殺されたし)
「優しくするから」じゃねーよ。気持ち悪い。
女が好きな人以外から言われても気持ち悪がるだけの台詞を言うとか、ポルノの見過ぎで感覚麻痺してんじゃねーの?(白目)
レナの罪は友達や自分の身を守ろうとした正当防衛ではあるが、やはり殺人を見逃すわけにはいかないので乱子は警察に自首させる事にするが、自分達も探偵の真似事をしたせいでジェシカを追い詰めてしまった罪があるので、一緒に自首する事にしました。
レナは「先生があんな事するなんて予想出来る訳ないし、そんな事で責任取る必要はない」と擁護してくれましたが、乱子とアストリッドは「自分の言動の責任は取らなければならない」と譲らず。
ジェシカも生徒の言う事をそのまま鵜呑みにして生徒を殺しかけた事に苦しんで自殺とか、せめて誰かに打ち明けていれば自殺なんてする必要なかっただろうに(汗)
少なくともフランクは戸惑いつつも受け入れてくれたと思うけど。
乱子とアストリッドは無罪放免でしたが、レナは逮捕されてアメリカに強制送還。
でも、事情が事情故に情状酌量の余地はあるって事で罪は軽くなるんじゃないかとの見込み。
ED後、アイリーンは無事回復して目を覚ましましたが、やはりレナの事で落ち込んでいました。
全部あのロリコンが悪い。
奴が子供を性的な目で見なければ、奴が女子生徒に性加害しなければ、レナの姉が自殺する事はなかったし、レナがアイリーンを守る為に殺人をする事もなく、ジェシカが勘違いしてアイリーンを襲った挙句に自責の念に駆られて自殺する事もなかった。
全部あのロリコンが悪い(真顔)
性加害が取り返しがつかない恐ろしい犯罪で、どれだけの人に悪影響を与えるかを理解していなかったのか・・・。
理解してたとしても知ったこっちゃないって感じだったのか、もしくは自分が少女を蹂躙し破滅させていく事に快感を感じて人を支配している強者感覚に酔っていたのか・・・(小児性愛は特に支配欲からくるって聞くし)
何にしろクズ以下のおぞましい野朗である。
んで、今回の事件をキッカケにアストリッドは乱子と探偵コンビを組んで事件を解決すると意気込んでますが、乱子は「勘弁してくれ」と言わんばかり。
本当それ。
現実の殺人事件は本当に人が死ぬから芋づる式に悪影響が広がっていくわけだし、現実にあってはいけない事です。
だからフィクションでも犯人が相応の報いを受けたり、周囲の人間に悪い影響が出たりと、絶対にやってはいけない事だと描写してるんだろうし。
ってか現実で人が死ぬ事を喜んじゃ駄目だろ(汗)
以上、自分的な感想はこんな感じ。
多少はツッコミどころがありますが、普通に面白かったし、500円でプレイできるから個人的にはオススメの推理ゲームです。
東川乱子ミステリーシリーズと言ってるから、続編も出るのかね?
出たら自分は絶対買うと思います。
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