『ONE PIECE FILM RED』を見てきました。

2022/09/08 10:31:00 | 映画 | コメント:-件


世間で騒がれまくってる(いつもの電通のゴリ押し)ワンピースの映画を見てきました。
自分はジャンプは漫画もアニメも見ないし、ワンピース自体もほぼまったく無知ですが、主題歌が良いうえに今回はミュージカルな感じの映画だと聞いて興味が湧いたんで。
原作知らない人でも楽しめるとも聞いたし。

公式HP:https://www.onepiece-film.jp/




と言っても、わざわざ映画の為に出かけたのではなく、2ヶ月前から予約してた池袋サンシャインプリンスホテルに家族で宿泊し(相変わらずコロナにビビって部屋に引き篭もって外出はご飯の買出しのみ)、チェックアウト後に映画館に1人で寄ったって感じなんですけどね(当然ポップコーンとかも買ってない。元々食べきれないから買わないけど)
ワンピース自体、子供の頃に偶然少しだけアニメ見たけど、生々しい暴力&流血シーンにグロ苦手な自分はビビッて「見てるだけで痛い・・・自分には無理だ・・・」と、そのまま疎遠になった過去があるし、今回はそういったシーンが少なそうだから見る気になったようなもんで・・・。

映画はIMAX(映像重視)とか4DX(体感重視)とか色んな設備で鑑賞できるみたいですが、自分はDolby-ATMOS(音響重視)で視聴しました。
いや、単にチェックアウト後に視聴できる丁度いい時間帯にやってたのがそれだったので、「これでいっか~」とテキトーに決めました。
歌がメインの映画だって聞いたから、音響がいい設備で見た方がいいと思ったし、実際それで見て良かったと思いました。
あと、入場者特典でウタの設定資料集貰ったけど、ウタって自分と同じてんびん座だったのね。


ちなみに歌で興味を持ったと言いつつ、自分は流行には疎いので「Adoって誰?」状態で、「うっせぇわ」を歌ってる人と聞いて「あ~、あの人か~。流行ってるらしいけど詳しくは知らん」と、本当に無知でした。
やたらメディアで持ち上げられてるみたいですが、あんまりゴリ押しし過ぎると、返って嫌われる比率も上がるうえ、正当な評価もして貰えなくなるから、メディアもあんまり持ち上げ過ぎない方がいいと思うんだけど(自分はそれで鬼滅が苦手になった)


んで、内容に関しては自分好みではあったが、古参のファンからは全否定とか、賛否両論が激しいみたいですな。
ワンピースって基本的にバトルメインの勧善懲悪らしいから、今作は『人によって価値観は違い、良かれと思っていた行動が悪になる可能性がある』って人間心理に焦点を当てた話だから、いつものバトルに焦点を当てた『悪を倒す壮大なヒーロー伝説』を期待してた人には薄く見えて駄作となっちゃうんでしょうな(汗)
逆に世界観が狭くても人間心理を掘り下げた話で、尚且つキャラの些細な言動から深く考察するのが好きな人(心理学、古典、哲学好き)には名作になるって印象。
自分は元々考察好きなうえ、叩かれやすい賛否両論作品を好きになる傾向があるので、駄作とか薄っぺらいとか言われても「いつもの事」と流すだけだけど。
ってか、散々騒がれてる故に事前にある程度ネタバレを見ちゃってたんですが、それで映画に興味を持ったんで。



以下、映画のメインキャラ達(主にウタ関連)について長々グダグダ語ってます。
キャラは皆好きですが、わりと辛辣な事も言ってるので注意。




ウタは善人な大人ではあるが、内面はやっていい事と悪い事もわからない幼い子供って印象でした。
あの盛大なやらかしの動機は『ウタカタララバイ』が見事に表現してますな。



「ねぇ教えて。何がいけないの?だって望み通りでしょ?」とか、新時代を妨害してくる人達に対して素でそう思ってて、「自分は皆の為に善意でやってるのに何で否定されるのかわからない」と本気で思ってたんじゃないかね?
だから「海賊やめなよ」とルフィが自分で選んだ人生を否定して土足で介入する様な事を言い、「海賊をやめないルフィが悪い」とルフィの意志を無視して、ルフィを自分の思い通りに支配しようとしたんかと。
『相手の意思を尊重する』と言う致命的な視点か欠けていた故に、本人的には「自分は”善意”でルフィに海賊をやめさせると言う”正しい事”をやっているだけ」って感覚だったんでしょうよ。

まぁ、幼少期から今まで島から出られずに、人格形成に1番重要な時期はゴードン以外と交流する機会もなかったから、価値観が偏っていっちゃった典型なんでしょうな。
12年とか小学校入学から高校卒業までの期間だし(当時9歳だったらしいけど)、子供にとっちゃ青春時代真っ盛りなのに、滅んだ島でゴードンと2人だけで島の外にも出られないとか、そりゃ歪むに決まってるわ(汗)
現実の人間と交流せず、入ってくる情報”のみ”を鵜呑みにして、それが全てだと勘違いする価値観が偏った世間知らずとかネットでもよく見かけるし(最近はSNSなどのエコーチェンバー現象で悪化は加速してるし)

普通の人間は「自分じゃどうする事もできない」と放置か、現実的な方法を模索しますが、ウタは能力持ちだった故にそれを実現する力があったから、「私がやらなきゃ」とあんな悲惨な事になったんだろうな・・・正に「ないものねだりじゃないこの願い」(汗)
ただルフィからすれば、自分の心が傷付かずに手の届く範囲で出来る事をやっただけの妥協案にしか見えないと言う・・・実際妥協案だし。

国を滅ぼした罪と向き合うのが辛いとか、罪悪感から逃げたかったとか、贖罪の気持ちもあったから、そりゃ「見返りなんていらない。ありえない」って話で・・・。
まぁ、あえて言うなら『皆を救う事で自分の罪から目を逸らさせて欲しい。忘れさせて欲しい』と言う見返りを求めていたって感じかも。
そう思う事自体は全然悪い事ではないんだけどね。
ウタの場合はやり方が大問題だっただけで・・・(汗)
人間って孤独になるとまともな判断もできなくなるから、仕方ない事ではあるんだけどね(現実逃避させてくれるものに依存したり、宗教にのめり込んだり、我が身を犠牲にして何でもしたり、自殺を図ったり)
「ひとりぼっちは飽き飽きなの。繋がっていたいの」とか、「皆を救ってあげるから独りにしないで」って意味なんじゃないかと・・・正にメサコン。

とにかく、ウタは滅茶苦茶人間臭い子だなと思った。
多分、シャンクスに置いて行かれた時は頭が真っ白になって鵜呑みにしちゃったけど、後で冷静になって「シャンクスが国を滅ぼして私を捨てるなんて事する筈ない。きっと何か理由があるに違いない」と考え直した時期もあったんじゃないかね?
でも、そうやって信じようとしても、1 2 年 も シャンクスは会いに来る事もなければ、何の連絡も寄越さないって事で、「何で会いに来てくれないの?やっぱり私を捨てたの?」と心が折れて(子供にとっての12年って滅茶苦茶長いし)、トドメに国が滅んだ真相を知って絶望の底に叩き落されたって感じなんじゃないかと(汗)

シャンクスはウタを護る為に罪を被ったって真実に、「これで解決!」と言わんばかりのルフィを拒絶したシーンとか「ですよねー」と苦笑でした。
あんだけの事をやらかして、今更素直に引き返せるかって話。
普通の人が金や時間を消費するほど自分のやってきた事を否定できなくなるのと一緒。
しかもウタの場合、ネズキノコを過剰に摂取して麻薬の中毒症状に陥った人みたいに凶暴化してて、冷静な判断が出来ない状態だったわけだし(ネズキノコの特性を聞いた時「それ麻薬じゃね?(汗」と思った)

その影響でウタに余裕がなくなってきてウタカタララバイが流れて、「この歌詞が救世主を引き受けたウタの本音なんだろうなー」と思った(人間は余裕がなくなると本音が出やすくなるし)
元々死ぬつもりだったみたいだし、「こんな重い罪を背負いながら独りで生きていくくらいなら、自分を必要としてくれる人達の為に救世主として死んだ方がマシ」って思ってたんじゃないかね?
・・・で、実行したらルフィが現れて喜んだのも束の間、自分の考えを否定されて、海軍まで大量にやってきて、民衆は肯定する者と否定する者で争いを始め、しっちゃかめっちゃかになり、「ここまで大混乱を起こしたら、もう引き返せない・・・」ってなったんだと思う。

『新時代』『私は最強』『逆光』までが皆の救世主を演じるウタの表層意識。
『ウタカタララバイ』『トットムジカ』がウタの幼稚で傲慢な本音や心の闇を表した中層意識。
『世界のつづき』『風のゆくえ』がウタの本質であり、1番純粋な部分を表した深層意識って印象。
トットムジカはウタが作ったわけじゃないが、ウタの心の闇と完全にシンクロしてたと思う。

あと、ウタカタララバイって『MAD RAD DEAD』(死に掛けの研究実験用ラットが主人公のリズムアクションゲーム)の主題歌作った人が担当したんですな。



狂気的な雰囲気が何か似てるなーと思ってたので納得(歌は業界の実力者達がそれぞれ作曲したって部分も同じだし)



シャンクスは娘のピンチに駆けつけたはいいが、個人的には「もっと数年早く駆けつけてやれよ」と思った(汗)
エレジアに置いてった時は「これが最善の方法」と思ったのかもしれんが、ウタがやらかした姿を見て「もっと他にやりようがあったのかもしれない」と思ったんじゃないかね?
少なくとも、ウタの無残な姿を見て「自分が何としてでも会いに行ってちゃんと話し合えば、娘がここまで追い詰められる事はなかった」と後悔してそう・・・死んじゃったっぽいから余計に(汗)

ウタの活躍を知った後から再会するまで、念派でウタの『逆光』とか自分を責める様な歌詞を聞く度に心にグサグサとナイフを突き立てられた様に罪悪感感じてそう。
あれ、海賊と言うより、シャンクスに対しての「てめぇのせいで酷い目にあったんじゃボケ!」って怒りの歌だろ、絶対・・・(汗)
でも、『世界のつづき』や『風のゆくえ』を聞いて、「娘は裏切られても自分達との思い出を大事にして、自分を信じようとしてくれてるんだから、自分も娘と向き合わなければいけない」と決意したとかありそう。

ってか個人的には、全ての罪を被ったあの選択は、シャンクスが目の前の現実(愛娘が国1つを滅ぼす)を受け入れる事が出来なくて、どうすればいいかもわからず、ゴードンに任せた方がいいんだと無理矢理思い込んで逃げた様にしか見えんかった(汗)
ウタの罪がバレたら、ウタが傷付いて苦しんだり、バッシングされたり、ウタを手中に収めようとしたり、抹殺しようとする連中が現れると言う理由も勿論あるだろうが、結局はシャンクスがウタと向き合う事を恐れていたってのが1番の理由で、そのせいで12年も放置してたんじゃないかと。
ウタと向き合う事で親子関係が再構築不能レベルにまで破綻して心が傷付くくらいなら、極悪人として指名手配されて戦いで生じる物理的な痛みを味わう方がマシ的な・・・。
片腕を失った時も、「ウタを失った痛みや、ルフィを失う痛みに比べたら全然マシ」とか思ってそう(汗)

そのせいでウタはいつまでもシャンクスが信じられず、自分の罪と向き合えずに暴走する負の連鎖・・・。
正に似た者親子・・子は親の鏡・・・(汗)
肉体的な痛みよりも、心が傷付く事が何よりも恐ろしいと言う部分も同じと言う・・・。
多分、シャンクスが子供の時にウタと同じ状況に陥ったら、ウタと似た様な暴走してたんじゃないかね?

まぁ、自分は原作未読の人間故にこんな情けないシャンクスを考察しちゃうのであって、実際どうかはわからんし、原作を見たらまた違った感想になるかもしれんけど(原作は長過ぎるうえに時間ないから読む気ないけど)



ゴードンは、音楽に関しては積極的だが、それ以外は基本的に消極的なキャラって印象だった(汗)
でも、なりゆきでウタの保護者になっても、何だかんだでウタの事は養子として大事に思ってたとは思うけどね。
でなきゃ料理とかで喜ばせようと頑張ったりしないし。
ただ、ウタが望んでいたのは外の人間と交流する事だったから、あまり効果がなかったってだけで・・・(汗)

ウタを外の世界に出せなかったってのも、そりゃ一夜で国1つ滅ぼした存在をほいほい外の世界に連れ出せるわけないし、保護者であるゴードンの責任問題になるし、「もうあの悪夢は勘弁・・・orz」と受身にもなりますわな(汗)
その受身姿勢が、ウタに益々孤独感を与えると言う悪循環・・・。

トットムジカの楽譜の件も、マニアにとっちゃこの世に1つしか存在しない国宝レベルの超プレミアの品物なんて、そりゃあ簡単に捨てられるわけないし、せめてどっかに隠して様子見でいいよね・・・って気持ちが働くのも無理ないわ(自分も多分もったいない性分が働いてやっちゃう可能性ある)
楽譜自体が抜け出してウタに接触を図るなんて想像できるかって話だし。

まぁ、トットムジカはウタの歌声に純粋に惹かれただけっぽいけど、寂しがりやな部分はウタと似てるから引き寄せあったんかなと。
とにかく、ゴードンもかなり人間臭いキャラだよなーと思った。



んで、我らが主人公のルフィは、ウタにとって初恋の人なんだろうなと思った(まぁ、幼児時代に「大きくなったらシャンクス(パパ)と結婚する~」とかは言ってそうだが)
特典のプロフィールに載ってたウタの好みのタイプって、まんまルフィの事を指してるんでしょうな。
仲良くなった同年代の友達がルフィだけな挙句、大好きで尊敬してたシャンクスには裏切られたと思ってたうえ、情緒不安定になりやすい思春期時代をずーーーっと孤独に過ごしてきたわけだから(ゴードンも頑張ったんだろうが、ウタは完全に目が死んでた)、そりゃルフィとの思い出が唯一の心の支えになっちゃうし、ルフィに執着&依存すんのも無理ないわ。

でも、そのルフィと仲良くなったのも、ルフィの内面がシャンクスに似てて親近感があったからってのもあるんじゃないかね?(子はいい意味でも悪い意味でも親と似た人に無意識に惹かれる)
実際、ウタが終盤でルフィに着せた服は、ルフィの幼少期+シャンクスの黒コートって感じのデザインだったし。

ルフィも本人が気付いてないだけで、初恋はウタなんじゃないじゃないかと思った(恋じゃなくても特別な女の子なのは間違いない)
だから今回は『敵を倒す』ではなく、『話し合いで解決しよう』ってなり、ウタも散々豪語してた新時代を作ったわりにはあんまり幸せそうには見えなかったから、余計に「自分が止めなければ」と思い、「こんなのは新時代じゃない!お前が1番よくわかってんだろ!」と痛いところを突いて来たんかと。
12年前、ウタの有事にルフィは弱くて何も出来ずに「自分が船に乗れるほど強ければウタも救えたかもしれないのに」ともどかしい思いをするだけで終わっちゃったし、そりゃ「今度こそウタを助けたい」と思うってもんです。

あと、この2人も似た者同士だから仲がいいってのもあると思います(ルフィはシャンクスに似ていて、子は親の鏡でウタもシャンクスに似ており、2人揃ってシャンクスに似ている故に似た者同士)
2人の幼少期のアニメも視聴しましたが、「勝つのは俺だ!」「あたしに決まってんでしょ!」と張り合う2人に「お前ら可愛いな(笑」と和みました。


でも原作はナミがヒロインなんでしたっけ?
ルフィとウタが再会してハグし合ったシーンとか1人だけ違う反応してたし、仲良さげな2人に気になるのか割って入って話題を振ったり(声が若干引き攣っている様にも聞こえたので、声優もそのつもりで演技してたんじゃないかと)、若干嫉妬してる様な気がした。

となると、ウタが前妻で、ウタの死後にナミが後妻になるって感じなんじゃないですかね?
確かハンコックとか言う美女もルフィに惚れてるみたいですが、完全に一方通行なうえ、片側がどれだけ相手を好きになろうが恋愛&結婚は結局相性だからなー・・・(汗)
自分は主人公×ヒロインの王道好きな人間だから、普通にルフィはナミとくっつくEDでいいんじゃね?と思うけど。

ただ、この2人の場合は結婚して落ち着くと言うより、ずーっと仲間&親友の様な関係だけどお互いが異性として特別(結婚するなら誰がいい?って話では、結婚には興味ないけど真っ先にお互いが思い浮かぶ的な)で旅を続けてそうな気がするけどね・・・(汗)
もしくはシャンクスみたいに孤児を拾って成り行きで2人で育てて、結果的に夫婦にしか見えない状態になるか。



話がちょっと逸れてしまいましたが、これらを総合するとウタの生存ルートは、ライブ前にシャンクスが会いに来てちゃんと話し合うか、ゴードンがウタを外の世界に連れ出して外の人間と交流させるか、どっちかを実行してないと絶対無理だと思う。
ルフィはウタがどうなったか知りようがないしね。
そしてシャンクスもゴードンも揃って逃げの姿勢でライブ当日になってしまい、ウタの運命は決まってしまったと・・・。
大人達に振り回されて犠牲になった子供の典型だな、ウタは・・・(汗)
でも、ゴードンはウタを外に出したら世界を滅ぼしかねないから躊躇するのは仕方ないけど(自分だって多分そうする)、シャンクスの場合は自分が傷付きたくないからって印象だったから、やっぱシャンクスが頑張るべきだったんや・・・。



んで、映画見る前も見終わった後も思ったけど・・・今回の映画って、ぶっちゃけ『アルトネリコ2 世界に響く少女たちの創造詩』が元ネタなんじゃないかと思った。
マクロスFの元ネタになったと言われるPS2のギャルゲーRPG(2007年発売)なんですが、ヒロイン達はレーヴァテイルと言う種族で、パートナーを心の中(コスモスフィア)にダイブさせて、心を通わせながら一緒に内面の問題を解決する事で詩を紡ぎ出し、強力な詩魔法が使える様になり、実際に戦闘で歌いまくって魔法をぶっ放し、ストーリーでもちょくちょく挿入歌を歌います。
そして歌が神曲揃いで、ヒロイン達の歌は声優とは別に霜月はるかさん、志方あきこさん、みとせのりこさん(+石橋優子さん)がそれぞれ担当。



んで、メインヒロインのルカが主人公の1歳年上の幼馴染兼恋人で、主人公と将来を約束し合った仲で、民衆から大人気のカリスマセラピストで、夢は歌手になる事。
実は世界にとって重要な人物の娘で、育ての母親とも本当の親子の様に仲が良かったが、訳あって育ての母親から冷たくされる様になって「私はあの人に捨てられた」とやさぐれてしまい、主人公の事は本当に好きだが恋愛する精神的余裕がなく、コスモスフィア(心の中)で何度も殺そうとする自称ドロデレ(内面がドロドロしていると言う意味)ヒロインでした。
ルカのセラピ用(接客)のコスモスフィアなんて、まんまウタワールドだし。
ウタの胴体はレオタードで手足がガチガチ装甲な甲冑装備が、ルカのヴィーナストリアル(絶対素敵彼女)に、エレジアのステージがルカの魔大陸に見えてしまった自分は末期・・・orz

おまけにラスボスもインフェルと言う天才少女ですが、大昔に崩壊しかけている枯れた大陸で苦しむ民衆の為に新しい緑溢れる大陸を詩魔法で作ろうと頑張ったが、民衆の裏切りによって失敗し、その影響で神と戦争する羽目になって民衆から非難され、それでも民衆を見捨てられず『大陸作るのは無理だから、肉体から魂を切り離した世界で皆を幸せにしよう』と暴走してたのよね・・・正にウタ(汗)
ウタの『新時代』ってアルトネリコ2で言う『ハイバネーション』で、眠った民衆を起こした『世界のつづき』は『インプランタ』みたいなもんなんじゃないかと(↓)


『EXEC_HAIBANATION/.』
(14分と滅茶苦茶長い歌)


『METHOD_IMPLANTA/.』

あと、主人公にとって特別な存在で、本人が望んでいないのに国1つをたった1日で滅ぼしてしまった赤と白のツートンカラーの髪色ヒロインって設定が、ギルティギア(2Dにしか見えない3D格闘ゲーム)のジャック・オー(アリア)にも似てるなと思った。
ウタの「負け惜しみ~」のポーズが、ジャック・オーの「トリック・オア・トリート」のポーズに似てるし。



こっちは救済の描写の仕方が雑過ぎて不満しかなかったけどね・・・(汗)


多分、自分みたいにマイナーゲーム好きなPS2世代は絶対アルトネリコ2とギルティギアを思い出したと思う。
なんか最強の夢女とか言われてるみたいですが、そりゃ最強だよ。
だって本物のヒロイン達(ルカ&ジャック・オー)の設定てんこ盛りなうえ、ラスボスの設定まで盛り込んでるんだもん(汗)

ただまぁ、ウタは人間臭い故に好き嫌いがハッキリ分かれそうな気もする。
自分はああいう病んでいて人間臭いヒロインはアルトネリコで慣れてるうえ、人間の綺麗な部分も醜い部分も徹底的に描写されたヒロイン故に当時は叩かれまくってたルカが最愛だったから、ウタも好きだけどね(笑)
テイルズのヒロイン兼ラスボスで叩かれまくってたシャーリィも最愛だし。
髪がうさ耳みたいにピョコピョコ動くのが可愛い。
考えてみたら、ツートンカラーのうさ耳とかダンガンロンパ2のモノミを思い出すな(優しい博愛主義者だが登場人物達に邪険にされ、ラスボスにボコボコにされながらも健気に頑張ってたウサギのマスコットキャラ)
うさ耳におさげ髪って部分はポップンミュージックのミミも思い出すかな。



感想はこんな感じかな。
個人的には泣けるほど感動できたし、もう1回見たいなーと思いつつ、基本的に外出は自粛中なので、もう見に行く事はないんだろうな(汗)
でもDVDが出たら買うと思う。
単純にミュージカル映画としてもレベルが高いと思うし、ライブ映像は何度も見たいと思えるものだったんで。

ただ、さっきも言った様に原作は長過ぎるので見るつもりないです。
現在無料で原作を公開してるみたいですが、電子書籍だとあんまり頭に入って来ないし、脳が疲れるので(汗)
原作ストーリーを再現したRPGゲーム(据え置き機)だったらプレイするかもしれんけど、多分無理だし。



※激しくどうでもいい余談

原作にはマーガレットと言う金髪ショートの女の子キャラがいて、髪型が自分のプロフキャラと見事に被ってますが、まったくの偶然です(真顔)
だって元々ジャンプは漫画もアニメも見ないし、ワンピースも20年くらい前にアニメをちょこっと見た程度で、その後はまったく見てなかったもん。
なので、最近YouTubeで偶然見掛けた動画で初めてマーガレットを見た時、「やべぇ!外見(ってか髪型)がモロに被ってる!これじゃあ自分がパクったみたいじゃんか!(汗」と本気で焦った(笑)
ワールドネバーランド(箱庭ゲーム)にて操作してた金髪ショート主人公がお気に入りで、ガールズモード4(着せ替えゲーム)でも金髪ショートを作りたいと思って出来た主人公がモデルで、本当にただの偶然なんですけどね・・・(↓)

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「そんな偶然あるわけないだろ」と思われそうですが、自分のゲームのプレイ日記じゃ毎回恐ろしいほど偶然が起こりまくってるので(ワーネバとかシムズとかでNPC達がプレイヤーが介入できない部分で毎度毎度恐ろしい偶然を引き寄せてくる)、常連の方達は「こいつならありえる・・・」と思うだろうけど(汗)

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