ヘッドライナー:ノヴィニュース 感想
2021/10/09 10:39:00 |
その他(ゲーム) |
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『世論はあなたの一存で決まる』
先日、『ヘッドライナー:ノヴィニュース』をプレイしました。
物語の舞台は、ほとんどの人間が遺伝子組替えをしている未来(ガンダムSEEDで言う『コーディネーター』)
主人公は情勢が不安定で流行り病がある国『ノヴィスタン』で、一流メディアの編集長となって、ニュースの記事を取捨選択して世論を操る短編ADVゲームです。
海外では高校でメディアリテラシー(メディアの機能を理解し分析する能力)クラスの教材としても使われた模様。
自分はSwitch版を購入しましたが、Steamでは前作も含めてDL販売されているので(日本語版もあります)、SwitchやPS4を持ってない方はそっちで購入して、PCやモバイルでプレイすれば良いかと。
前作はインディーズゲームな事もあって僅か298円で買えます(自分もいずれ前作を買おうかなと思案中)
公式サイト:https://chorusworldwide.com/headliner-jp/
初代ヘッドライナーSteam版DLサイト:https://store.steampowered.com/app/680980/_/?l=japanese
実況動画とかも結構多いけど、人気実況主は揃いも揃って差別的な偏向報道をしまくって最悪なEDに突き進んでるんですよね(汗)
多分、実況だから視聴者数を稼ぐ為に面白おかしくしようとして酷い選択肢を選んでるんだろうが、結局実況主としては皆考える事同じって言う・・・。
ってか、現実のメディアも実況主達と似た様な考えなんだろうなと思った。
主人公は名前変更は勿論、性別や外見も選べます。

とりあえず普通に女主人公にして、名前は『シーダ・ドーンフィーナ』とテキトーに名付け、途中で拾う犬には『ハート』とこれまたテキトーに名付けました。
主人公と深く関わるキャラもいて、

主人公の上司であるボス。

お隣の国レアリスから移住してきた同僚のエヴィ。

定職に就かずにお笑い芸人を目指すが、うつ病を抱えている兄のジャスティン。

地元商店の店主であるルディと、その娘のエイダ。
主人公が選んだ記事によって、この人達の人生も変わります。
ちなみに全員が幸せになるEDはないらしく、誰かが必ず不幸になります(汗)
以下、自分のプレイ結果。
思いっきりネタバレしてるので注意。
記事の種類は主に政治、医療、警察(治安)、ベターバッズ(合成アルコール)があります。

自分は例え質が落ちようが、多少税金が上がろうが、少しでも多くの人が医療を受け、多くの命が救われればいいと思ってたから、健康保険の国営化&薬の低価格化を擁護する記事を採用しまくり、ベターバッズはやや肯定し、政権はあくまでバランスが大事だと思って現政権を否定し過ぎず、認めるところは認め、認めちゃ駄目なところは認めず(場合によっては擁護と批判どっちも却下)な感じにしたら、

ボスが逮捕されてしまった・・・(汗)
何でや、与党に批判的な部分もあったが、全否定してたわけじゃないのに・・・。
報道の自由も何もあったもんじゃねーな。
我が国の素晴らしい政府に関して否定的な意見を垂れ流していたから逮捕って事らしいですが・・・・・・最近現実でも見た様な光景だな(某アジアとか)
正に独裁国家の理屈。
この後、その理不尽さにムカついたまま、真実の語り部を名乗る者達がこっそり上げた記事を反発心&やけくそで採用したら革命による暴動が起こって街中が燃えてしまい、「あ、これは流石にヤバい。これじゃあ多くの人が死ぬ(汗」と反省してリセットし、その記事を却下してしまいました.
冷静になる時間もなく、相談する相手もいないと、こういう時にまともな判断ができなくなりますな(マジで巧妙な罠だと思う)
後日、選考する記事の中にボスからのメモを発見。

うわあああぁぁぁぁっ!!
ボスー!!ごめんなさーい!!(泣)
ボスは主人公ならきっと平穏な未来を作れると信じてくれていたのに、一時の怒りで危険な記事を採用して街中を火の海にしてしまった自分を殴りたい・・・orz
ってか、暴君政権マジ許すまじ!
却下後は暴動も起こらず、ひとまず安心しましたが、真実の語り部を名乗る謎の男から「お前は我々の声を封殺し、人々の安全よりも利益を選んだんだ!」と罵られました。

うっせぇ!暴動が起こったら安全も何もねーだろ!
それで一体どれだけの人が死ぬと思ってんだ!!
あんたらは正しい事と思ってるんだろうが、人が死ぬ事が正しい事なわけねーだろ!!(怒)

この真実の語り部を名乗る人達は多分、いわゆる陰謀論者ってやつなんでしょうな(汗)
1番最初の記事はありえない事もないかなと思ったけど、2枚目の記事は流石にちょっと無理があるし。
ちなみに男と初対面の時、流行り病について「どうでもいい」と答えると、男は「大切な人がこの病にかかるかもしれんよ?」と返しますが、そこで更に男が上げてくる人達(兄とか同僚とかボスとか)を否定しまくる(この時の主人公がマジで口悪過ぎ)と男は「ソシオパス(後天的な反社会性人格障害)だったなんて聞いてない・・・(汗」と焦ります。

自分でも「何を言ってんだろう?」と思っただろうな、この人・・・(笑)
(ちなみにこれは3周目の画像なので、主人公は緑の服)

話を戻して、とりあえず真っ当に政権を倒そうと思い、首相に批判的な記事を採用し続けたら、民衆は首相にブチ切れて演説ではブーイングの嵐で、物を投げつけたりと結構過激。

終いには演説台に火を放つとめっちゃ過激。
いくら暴君な独裁者だからって流石に危害を加えるのはあかんよ・・・(汗)

そしてウォルフ首相は退陣。
革命が起こると暗殺されるらしいので、ウォルフはあんだけやらかしたのに命が繋がったんだからありがたいと思って頂きたいものである。

しかし、政府の手先によって主人公は編集長をクビになってしまいました。
だが後悔はしていない。
ってか、ボスを今すぐ返してよ(怒)
ひとまず独裁政権を倒したから、ボスもきっと無実の罪で釈放されると思っておこう(汗)
ボスだけでなく、他のキャラ達も記事の取捨選択によって結末が変わりました。

エヴィは遺伝子組換えの拒絶反応によって起こる不治の病に掛かっており(今作の流行り病もこれが原因)、保険国営化の影響で病気が悪化した時にすぐに医療を受けられなかったので、子供が生めなくなってしまいました(汗)
本当にごめんよ・・・でも自分は多くの人が病気に絶望しながら死んでいく方が耐えられないんだ・・・orz
医療を受けられると言う安心感も、生きる上で大事だと思ってるので(受けられないと理不尽さや見捨てられた様な気持ちになって絶望して自暴自棄になる人も多いだろうし)

でも、持病に効く薬は低価格化したおかげで買える様になり、差別的な部分が残ってたノヴィスタンでも外国人&褐色肌のエヴィは受け入れられやすくなったので、その事は喜んでました。
何か恋愛に発展した様な感じになってましたが、自分はあくまで女友達として接してただけで、恋愛対象としては一切見てなかったけどね・・・(汗)
個人的には友人か恋人か選ばせて欲しかった・・・同性愛に寛大なのはいいけど、同性の友情を失くすってのもどうなのかと(汗)

うつ病だった兄のジャスティンは保険国営化のおかげでカウンセリングを受ける事ができて、主人公には夢を応援させていたので、見事うつを克服し、一躍スターとなって夢を実現する事ができました(際どい政治ネタを扱ったせいで一度逮捕されちゃったが)

自分的にこういった夢に関しては、応援する人がいる事と、何十年掛かってもとにかく諦めない事が大事だと思ってたから、ジャスティンの意志を尊重してやるべきかなと後押ししたんですよね。
例え叶わなくても心残りを抱えたまま、心を偽って合わない仕事をするよりはマシだと個人的には思ったし、諦めるにしても本人が自分の意志で納得する形で諦めた方がいいかなとも思ったんで。

ルディは、ベターバッズ(合成アルコール飲料)を扱わせ、ベターバッズを肯定する記事を採用してたので、売上も上がって店を大きくする事ができ、娘の大学進学の貯金ができると大喜び。
ベターバッズは健康に対して不安視されている部分もあるが、良い部分もあるらしく、海外の企業が入ってきてる事もあって個人商店は売上が下がる一方だったから、家族がいるのに店が潰れて路頭に迷ってしまうのも問題だし、これが良かった事なのかは個人的に判断がつかん(汗)
ってか、日本なんて身体に有害とわかりきってる添加物まみれの飯食うのが当たり前だからな・・・(我が家はアレルギー体質の兄がいるから控えてる方だけど)
ただ、これで本当にいいのか?とモヤモヤした感じは残りました(汗)

おまけに薬の低価格化の影響で、娘のエイダに内向的な性格を改善する薬を飲ませたら、外交的になった代わりに大好きだったドローンに興味をなくしてしまった模様。
一体何をどうすればそんな薬ができるんだ・・・(汗)
実は兄ジャスティンも、場合によっては精神安定剤なのか知らんが薬物を大量に服用して倒れてしまうらしいんですよね・・・(ベターバッズを批判&保険国営化を却下するとそうなるらしい)
素人の薬物服用・・・マジ危険(汗)
ってか、その薬規制した方がいいだろ。
EDになると、キャラ達がどんな結末を迎えたかまとめられます。
ちなみにクリアしたデータをロードして最終日をやり直すと、結末は変わらないんだけど、言い方が変わります。

黙るのはともかく、嘘をつくのはメディアとしてマジ勘弁ですな。
他には『私は国際関係の改善に尽くした』とか『私は市民を扇動し、狂った政治家を襲わせた』とか表現されてました(後者は主人公が全ての黒幕みたいな言い方だな)

エヴィは何とか命が繋がったが、同時に『私の同僚は一生子どもを産めない』とか『私の同僚は1番欲しかったものを失った』とかネガティブな言い方もされた(汗)

1番良い結末になったと断言できるのはコレだけですな(汗)
他も『お笑い界に新星が現れた』とか『私は兄の成功を支援した』と良い言い方ばっかだし。

これがいい事なのか、現時点じゃ判断つかんけどね。
『私はベターバッズを全国へ売り込んだ』とか『私の説得により、店主は魂を売った』と、前者は普通だが、後者は主人公が悪魔の囁きをしたような言い方だったりするし(汗)

「代わりに払わされた」の間違いだろ。
他には『私はこの結果を望んでいなかった』とか(自分はこっち派)、『私は失業した』とか言われるが、驚いたのが『ボスが消えて、私は笑った』とか、やっぱり主人公が冷酷な黒幕みたいな言い方された事(汗)
やっぱこの主人公、全ての騒動の黒幕みたいな言い方されてんな。
いやまぁ、実際そうなんだけどさ・・・(汗)
あと、最終日に記事の中から謎のメモが見つかります。

いや、怖いよ(汗)
つまり、人気実況主みたいに面白おかしくする為に過激で酷い記事を選びまくって最悪のEDを迎えろって事?
ストーリーには関係ないサブイベントもあり、ヘンリと言うホームレスの話になります。
仕事帰りにヘンリから食事代の物乞いされて、お金(10n)を渡せば続きます。

ヘンリは裕福でない故に奨学金で進学し、バイトでやりくりしながら何とか大学に通っていたが、病気によってその道は断たれ(エヴィと同じ遺伝子組替えの拒絶反応?)、学生じゃまともな保険も入れず、奨学金と言う借金だけが残り、利息も跳ね上がってとても生活していけなくなり、ホームレスに転落してしまった模様。
面接の為のスーツも高くて買えないと嘆いていたので、スーツ代(100n)をあげると滅茶苦茶驚かれ、「あんたに会えて良かった」と就職活動に意気込みます。

そしてスーツを買えたおかげで面接は上手くいき、無事就職できた模様。
良かった良かった。
まぁ、それもお金があるからできた事なんですけどね(汗)
ベターバッズを擁護してたから、スポンサーからボーナス貰ってたので、それがなかったらヘンリは助けられたが、逮捕された兄の保釈金は払えなかった。
んで、勤務最終日にこの事が記事になってました。

現実だったらお金そのものをあげるんじゃなくて、買いたいと言っている物を自分が買ったうえで渡すかな(渡したお金を悪用されたらムカつくし)
勿論、それも自分の財布の状況によるけどね。
ご飯代くらいならあげられるけど、スーツだとしまむらレベルの安物じゃないと買ってあげられないなぁ、きっと。
んで、お次は2周目ですが、冒頭がちょっと変わります(主人公の外見も作り直し)

『誰かがガラス窓の向こうでノヴィスタンを操っている。ある者は苦しみ、ある者はやり遂げたが、誰も裁かれはしなかった。すべてをもう一度やり直せるなら、同じ道を選ぶだろうか?』と言われますが、操る者は主人公の事でしょうな(ファンタジー系の推理ゲームではよくあるネタ)
キャラ達からは、1周目の主人公は会社の方針に合わずに退職したとか、なんか同じ事繰り返してる気が・・・みたいな事言われ、ルディの娘のエイダは「あなたがしてきた事全部見た」と本性を現しました。

2つ目までは事実なので否定できないが、3つ目の家族を引き裂くのは身に覚えがないんだが・・・(汗)
薬のせいでドローンに興味を失ったのは、家族を引き裂いた事になるのか?

それはとっくの昔に自覚してた事なので今更だが、いい人じゃなくても、ないなりにできるだけ多くの人を助ける事に必死だったので、その事まで否定されたくないんだが・・・(汗)
「結局皆と同じで偏見だらけ。歴史は繰り返し、あなたはその筆記者に過ぎない」と言われたところでルディが現れ、エイダは何事もなかったかの様にいつもの引っ込み思案に戻りました。
こいつのメンタルどうなってんだ・・・(汗)
そういう未来が見える故に心がぶっ壊れてこうなったのか?
2周目なので、1周目とは違う結末にしようと思い、ボスを助けたかった事もあって『ノヴィスタンファースト!自国第一主義!』と、自称保守派や某大国の元大統領みたいな感じでレアリスを批判する記事を選びまくったら、戦争が始まってしまった(汗)

ノヴィスタン人は外国人を迫害する様になり、移民のエヴィは強制送還。
ごめんよ、エヴィ・・・そんなつもりじゃなかったんだよ。いや、マジで・・・orz
やっぱ自国第一主義な思想は、某大国みたいに人々を分断させちゃうんだなと改めて思った。

代わりにボスは無事でした。
1周目では政府に睨まれている事に戦々恐々しつつも、メディアとしての責任を感じ、ノヴィニュースと言う家族を守ろうとしてましたが、今回は主人公が政府のお眼鏡にかなった事で、スポンサーが増えたと喜んでおりました。
ある意味主人公の影響によって価値観が1番変わるのはこの人かもしれない。
そして主人公は国家編集長として政府からスカウト。

ノヴィスタンはこれから某独裁国家みたいに都合の悪い情報は規制されまくるんだろうなー・・・。
結局ボスかエヴィか、どっちかを犠牲にしなきゃいかんのか・・・ジャスティンとルディは両方助けられるのに(汗)

そんな政府の犬と化した主人公は陰謀論者達に暗殺されそうになりましたが、家族に加わったドローノが助けてくれました。

ドローンを拾わないと多分暗殺されちゃうんだろうな。
「私達はずっと一緒です。永遠に」とドローノは主人公に懐いている様ですが、前にカラスの死骸をプレゼントされてかなり困ったのよね(汗)
それから、2周目には新キャラも追加され、ボスを逮捕したあの女警官ヘレンのストーリーが追加されます。

ストーリーの内容は警官の苦労話と、殺人事件の捜査です。
殺人事件はソフィアと言う女性が殺され、犯人は友達のモニカと言う女性なのですが、殺した理由が前作をやった方にはよくわかるかと(自分は前作の実況動画を何件か見て納得した)
モニカはソフィアの彼氏を略奪しようとしてたのもあるが、1番の動機がソフィアが遺伝子組替えをしていない純身主義者(ガンダムSEEDで言う『ナチュラル』)で、前作の舞台となったギャリクシアでは遺伝子組替え者と純身主義者は対立関係にあり、その争いによって死者まで出たんですよね(汗)
んで、モニカはそのギャリクシア出身の遺伝子組替え者なわけで、好きな人の恋人で純身主義者と言う目障りなソフィアを殺したわけです。

欠陥遺伝子ってすげー失礼な言い分だな(汗)
自分の身体なんだから、遺伝子をいじるかどうかなんて本人の自由だろ。
しかも、生まれた後の遺伝子改良って病気になる人多いみたいだし、益々本人の意志で選ばせないと、何か問題があって責任を追及された時、困るのは自分だぞ。
本人は正しい事を言っているだけのつもりで、差別している事に自覚がないんだろうな・・・。
(3周目画像なので左の金髪赤服がモニカで右の茶髪緑服が主人公)

モニカのこの言い分って、現実だと反ワクチン派に対するワクチン推進派の言い分とそっくりですな。
ワクチン推進派も「無料で効果あるのに何故打たないのかわからない」と言って、ワクチン打たない人がいる事が信じられないみたいだし、酷い人は打たない人の意志を無視して同調圧力かけて無理矢理打たせようとするし(自分は打たないが「打ちたい人は打てばいい」と思う派)

モニカは何年も反純身主義者の活動をしていたらしく、逮捕された時は「自分は被害者なんです!」と訴えてたらしいですが、こっちは某大国の評議会襲撃事件を賛同してた人達とまんま同じですな・・・(汗)
あの人達も、最初は暴動を賞賛してたのに、いざ世界からぶっ叩かれたら「この暴動は反対勢力の陰謀で、自分達は騙されただけの被害者なんです!」と言ってたし・・・(その無責任さに余計にぶっ叩かれてたけど)
正しいか間違いかは関係なく、単純に自分の言動に責任を持たない人は信用されないんだけどね。
やっぱ「正しい事」「正論」にこだわり過ぎる人って、自分の意見を押し付けがち、差別的になりやすく、自分が周囲に害を与えてる事に自覚がない人が多い気がする。
スターデューバレーの問題キャラとして有名なディメトリウスも、正しい事にやたらこだわるわりに、実子と連れ子の差別をしてて、しかも差別してる事に自覚がなかったし。
多分、今までの自分の言動を否定をしたくないから、周囲に認めさせて「自分の言動は間違ってない」と安心したくて、余計に躍起になって自分の考えを周囲に押し付けてしまうのかなと。
でも、自分に自信がある人は周囲に認められなくても平気だし、押し付ける必要がないから、本当は自分の言動に対して自信がないのかも。
自信がないから「『正しい事』を言ってれば間違えないし、安全だ」と思ってるとか?
まぁ、あと自分が正しい存在である事を証明するには、悪となる存在が必要だと思って、自分が正しい存在と確認する為に誰かを悪に仕立て上げようとしちゃうのかなとも思った。
ただ自分が相手にムカついて排除したいだけだけど、それを言ったら自分が性格悪いだけの悪になっちゃうから、それらしい理屈を並べ立てて『綺麗で善良な”被害者”』であろうとすると言うか・・・(被害者であれば周囲も”自分も”仕方ないと納得してくれると思うだろうし)
結局、差別の根源は『”正しい事”を周囲に認め”させる”』って考えなのかね?
ほんとこのゲームの国民って、マジでリアルと言うか、どっかで一度は見た事ある様な行動するんですよね。

4日目に6人が一斉に飛び降り自殺をして(正にカオスヘッドの集団ダイブ)、原因をレアリス製の遺伝子組替えのせいにする記事を選ぶと、ノヴィスタン国民は怒り狂って、レアリス企業のスーパーマーケットを襲撃。

確か、某大国と日本の関係が悪化した時も、こんな感じで日系企業が襲われてたよね・・・。
過激過ぎんだろ・・・(汗)
ベターバッズを犯人に仕立て上げると、今度はベターバッズを批判するデモ隊が現れます。

うつ病になってたジャスティンは自殺した人達の気持ちがわかるのか、「彼らは疲れてて、単純に生きていく自信を失ってたんじゃないか?」的な考察をしてましたが、自分的にもそっちの可能性の方が高いと思った。

ルディも同じ考えだった模様。
実際、街中で「薬を恥じるな。皆病んでる」と言う落書きとか(薬はともかく皆病んでるってのは同意)、「自殺は禁句じゃない。恥と思うな」とか自殺を擁護するデモ隊がいたし、ノヴィスタンは情勢が不安定だから(おまけに流行り病もあるし)、国民の心も不安定なんじゃないかなーと(ボスの姉も昔自殺したっぽいし)
でも、自分と向き合う事ができない(やり方がわからない)から、誰かを悪に仕立て上げて、それと戦う自分に酔う事で現実逃避したり、自殺に走ったりするんじゃないかと思った。
ちなみにうつ病の原点は『憎しみ』と精神科の先生がラジオのテレフォン人生相談で言ってた(あのラジオ番組の相談内容って結構えぐいのが多い)

3周目では、ボスには「我が社は頭の冴えない編集長に手を焼かされたが、3度目の正直」と貶され、エヴィには「突然辞めたりしないよね?」と言われたり、ジャスティンは「無限ループ?」と疑問に思ってたり、ルディには「前任の編集長はクビになったって聞いた」と言われ(2周目は寧ろ昇進したんだがな)、エイダには「あそこ(ノヴィニュース)は馬鹿ばっかり」と罵られます。

で、3周目を始めたはいいんですが、政治に関しては、もう革命を起こす以外の選択肢は残ってないらしいし、そんな事したらまたボスが逮捕されるし、ベターバッズを批判して保険国営化を却下したらジャスティンが不幸になってルディの店が潰れるし、エヴィ以外誰も幸せにならないEDになっちゃうので(薬高価格化したらエヴィの命も危ない)、途中で止まっちゃってます。
ってか、こう思うと2周目まではわりと皆マシな結果になってるし、何故「頭の冴えない」だの「クビ」だの「馬鹿」だの罵られなきゃいかんのか(汗)
とまぁ、自分のプレイ状況はこんな感じでした。
結局、国民の幸せを考えない人がトップだと、国を良くしようとしても中々上手くいかないって事なのかなと思った。
よく暴動を起こさない日本人に不満を抱く人もいるみたいだけど、個人的には死者が出る様な事だけは嫌だし(自分や家族や友人が殺されるかもしれんし)、選挙で血を流さずに政権を打倒する事もできるわけだから、良い事だと思いますけどね。
ただ、政治に興味なくて選挙に行かない人が多過ぎる事が問題なだけで・・・(汗)
日本は平和的な考えの人(例え事なかれ主義とか消極的故でも)が多いんだから、これで多くの国民が政治に関心を持って投票率が上がれば、日本はとてもいい国になると思うんですけどね(残念ながらそういう未来はまだまだ先っぽいけど)
まぁとにかく、メディアの力の強大さを思い知ったゲームでした。
プロフィール
Author:知実
ゲーム好きだがツッコミ気質な毒舌家で厨二っぽいところがある残念な女。
基本的に遠慮なく言いたい放題言っているので、読むのは自己責任でお願いします。
リンクはフリーです。
報告の義務もありませんので御自由にどうぞ。
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(あおの日々と言うブログでしたが変更しました)
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