探偵撲滅 感想
2021/06/10 15:23:40 |
推理ゲーム |
コメント:0件

『この事件は探偵(ボク)一人では解き明かせない』
先日、探偵撲滅を購入して無事クリアしました。
元々推理ゲームが好きだし、1章がプレイできる体験版をプレイしたら結構面白かったので。
ストーリーは、ネットの中継で公開殺人を行い、その後死者を100人以上出して国中を混乱に陥れた『八つ裂き公』を、優秀な探偵を集めた組織『探偵同盟』が止めようとする話です。
主人公の北條和都は探偵を目指していて、ある日老師探偵と名乗る男に探偵同盟にスカウトされ、探偵同盟本部がある離島にたどり着くが、そこでは探偵同盟の中に紛れ込んでいる八つ裂き公による殺人事件が・・・って感じ。
公式サイト:https://nippon1.jp/consumer/bokumetsu/
電脳世界とか年数を誤認させるとか意外性は狙わず、あえて王道の推理&サバイバルものって感じです。
まぁ、異能とか人外レベルの能力とかはありますが、それは犯人推理ではなく主に証拠品の検証やサバイバルで使用するので、台無しにはなってないかと。
捜査やサバイバルではシミュレーションゲームになりますが、コツを掴めば全然難しくないと思います。

そして5章まで全体移動と言うものに気付かず、何度も時間切れのゲームオーバーになった馬鹿は自分だけでいい。
最低でも2周はプレイしないと全シナリオ(他キャラ視点)が見られない仕様になっているみたいなので、2周目はそれを目標にプレイしました。
1周目は仕事とか忙しくて夜中に眠い状態でプレイしてたから、2周目に同じシーンで「え?そうだったの?(汗」と改めて気付く事もあったり(苦笑)
公式サイトにゲーム本編前に登場人物達が活躍した事件のSSも載ってますが、自分はクリア後に読みました。
神の視点でプレイしたい人はプレイ前に読んで、主人公の無能視点でプレイしたい人はクリア後に読めばいいんじゃないかと。
以下、犯人とか黒幕の事とか当たり前の様に書いてるので、プレイしてない方は注意。
あとキャラに辛辣な事を言ってたりするので注意。
キャラは皆魅力的だった故に、無能と同じく皆を疑いたくなかったです(汗)
そういうゲームだとわかってて購入したくせに何言ってんだって話ですが、殺人事件が起こる度に被害者と犯人が出てショックを受けておりました。

理想は幼い頃に過酷な状況でありながらも自分を励まし、守ろうと必死になってくれた無能にベタ惚れしてて、無能を支える圧倒的ヒロイン力を発揮しますが、初っ端から死ぬとかあんまりですぜ・・・(汗)
1章ラストで思いっきり殺されてて、早過ぎるヒロイン退場に唖然としたが、まさか幽霊になって出てくるとは・・・幽霊なヒロインとか斬新だな(苦笑)
本人も幽霊ライフをめっちゃ満喫してるし。

お前はアトリエシリーズのアストリッドかよ(もしくはリトバスの来ヶ谷)
理想の場合、この言動は変態だからじゃなくて、単純に『のぞき』と言う行為そのものが面白そうだからやってみたいって考えな気がするけど。
よくある漫画やアニメのシーンを真似してみたい子供状態と言うか・・・あと探偵故に気になる事は徹底的に追及する性分もあるのかと(汗)
実際女性を性的に搾取しようとする男には嫌悪感を抱いてるみたいだし(↓)

同感。
社会的に死ねばいいと思う(真顔)
あと、本編では浮世離れした天才キャラだけど、内面はお茶目でちょっと子供っぽい子って印象だから、前日壇のSSで気に入った女刑事(調査探偵)を殺人者側に引き込もうとした外道に「勝手な事すんな」とぶん殴って首絞めたシーンにちょっとびっくりして、いくら危険人物相手とは言え結構過激な子だなとも思った。
それから2周目では最初の捜査パートで理想も操作できる様になるんですな。

せっかくだから無能や被虐と連携させてみたり。
まぁ、2章に入ればまた退場なんだけどさ・・・(汗)
個人的にはもっと理想を使って捜査したかった。
ちなみに自分は埼玉の朝霞に在住なのですが、朝霞のゆるキャラマスコットが『さいかちゃん』って名前なので、理想の本名が出るたびにゆるキャラを思い出してしまってました(笑)

ゆるキャラの『さいかちゃん』(↑)
外道はダンガンロンパの狛枝そっくりとか言われてるみたいですが、自分は狛枝好きじゃないけど外道は好きになれました。

多分、狛枝は差別主義者で、才能ある者はやたら褒めちぎるけど、才能のない者は見下して貶す小物臭い言動が好きになれんかった(あと露骨に腐女子狙いなせいか世間では可哀想で綺麗で偉大な存在と美化されてて余計に同情できなくなる)のに対し、外道は言動が腐女子狙いっぽくて無能とか理想に執着するものの、基本的に誰に対しても平等に扱ううえ、クズである自分の事を正当化せず「自分の責任は誤魔化さずにちゃんと背負え」と言う信念そのものは好感が持てるんかと(やり方が問題だけど)
あと、どや顔で脅迫しといて肝心の脅迫材料(エレベーターの鍵とか)を奪われて焦るとか、妙なところで間抜けを晒すのが面白い(笑)
外道はどっちかと言うと殺人探偵の殺人鬼版アーサーを思い出したなー。
アーサーに変態要素を付け加えたキャラと言うか・・・(笑)

しかし、いくら変態でもこのセクハラ発言はアウトだろ(汗)
男同士でもセクハラは立派な犯罪です。
男女関係なく気に入った人には「そそる」だの「犯す」だのぬかすし、殺人だけでなくセクハラの罪状も追加した方がいいだろ、こいつ。
狛枝はどっちかと言うと社畜の方が近いんじゃないかなー。

正義と言う大義名分の為なら人を殺す事も厭わず、周囲を巻き込んだり、最終的には自分の命を犠牲にしてまで目的を果たそうとするんだけど、黒幕にはダメージを与えるどころか逆に利用され、結果的に余計な事 し か してないところがそっくりだと思う(汗)
狛枝の場合は賞賛されたい欲望も入ってたから、より性質が悪いが、結局は正義を掲げているだけで実際の行動はクズってのがマジでそっくり・・・。

溺れた時に自分も相手も助けたいと思う無能を綺麗事と馬鹿にするし。
勿論、悪党が自分の悪行を隠蔽&正当化する為に綺麗事を言うなら「黙ってろ」となるが、皆が幸せになる未来を作ろうと必死な人の綺麗事を馬鹿にするのは、ただ悲観的で性格が悪いだけだと個人的に思う。
綺麗事を捨てた世の中になったら、皆『信念の為に多少の犠牲は当たり前』と犠牲だらけの地獄絵図と化すわ。
そして、他人が言ったその『多少の犠牲』の中に『自分』や『大切な人』が入っていた時、受け入れられる人が果たしてどれだけいるのか。
ってか、勘違いで大和を殺した挙句に無能に罪を着せるとか、1周目では「まぁ、家族への迷惑を考えれば仕方ないかな」と思ってたのに、2周目で八つ裂き公に指摘されるまでそこら辺まったく考えてなかったとわかり、本当にただのクズでしかなかった・・・(汗)
華族が捜査時に「無能に見つかったからって襲わずとも他にやりようがあっただろ。これだから庶民は」って感じで呆れてたけど、本当にその通りだと思ったわ(庶民は関係ないと思うが)
おまけに「人を犯人扱いして人生を狂わせるなんて探偵のやる事じゃない」とか言ったくせに、無能に罪を着せる&殺人の手伝いをさせて人生を狂わせようとするとか、本当にクズだわ・・・(家族が知ったら全力で止めるだろ)
SSでは絶望した被虐に探偵としての生きる意味を与えたり、過去に苦悩する犯人に寄り添ういい部分もあったけど、本編ではマジでクズな事しかしてねえ・・・。
文学の両親を殺す為に何年も掛けて殺人鬼を育てた人(その術を教えた犯人の両親含む)と言い、死崎一族ってロクでもないな・・・真っ当に生きようとする死崎一族に迷惑過ぎる(汗)
武装は仲間思いのいい人で癒しキャラなので、最初は犯人候補から外してました。

けど、隠し通路に入る前にいきなり別行動を取ったり、毒ガスが充満してる中に突入&刺されて奈落の底に落っこちても普通に生還してくるうえ、八つ裂き公は目的の為ならどんな事でもできるみたいな事言うから、善人の仮面を被るのも上手いのかと思って疑っちゃったよ(汗)
渋谷が正に善人の仮面を被るのが上手いキャラだったから余計に・・・。
ってか実際八つ裂き公は善人の仮面を被るのが上手かったんだけどさ(2人とも無能の優しさに良心が刺激されて本気でサポートしてた部分もあったみたいだから余計に混乱した)

まぁ、いい人が本当にいい人だったってのは、ダンガンロンパの不二咲で通った道だから、五分五分かなとも思ってたんだけどね(不二咲は疑っちゃったが、モノミの場合はモノクマは安定の嘘つきで仲間割れをさせる言動ばかりだったのと、主人公達が最初から普通に性格悪い(プレゼントした本人の前でストラップ捨てるとか)と思ったので、「皆仲良く」を主張するモノミは味方だと最初から信じてたうえにモノミが最愛キャラだった)
そして武装と渋谷の漫才コンビみたいな関係が好きだった自分(笑)
殺人者だとわかっても武装は渋谷の優しさをずっと信じていたし。
実際渋谷は優しいけど、それを押し殺して狂人ぶってただけの子って印象。
魔界に毒を仕込んだ後、その魔界に励まされて少し後悔したっぽいし。

この台詞も狂人ぶって周囲を怯えさせ、誘導しようとしてただけっぽいし。
本当に思ってたとしても、この台詞には、趣味とかやりたい事とか夢中になれるものでも見つけりゃいいんじゃね?と思う。
だって殺人を酒、煙草、ギャンブル、薬物、ポルノコンテンツに置き換えたら、まんま依存症に陥ってる人と同じじゃん。
依存症はやめようと思ってもやめられるものではないので、趣味ややりたい事などの生き甲斐を見つけて依存するものへの時間を減らす事が精神医学的にも1番ベタな方法だし(ちなみに趣味を探す時は破滅する様な金額でもない限りお金を惜しんじゃいけません)

ってか、渋谷の場合は心の支えだった親友が殺されたと思ってたら、実は自殺が真相で、何もしてあげられなかった挙句に親友からも何の相談もなかったって事で、親友失格の烙印を押されたも同然なうえ、真相がバレたら親友の名誉を傷つけるって事で、死後も何もしてあげられない自分の無力さにうちのめされたんじゃないかと(SSで様子がおかしい事に気付いていたのに止められなかったから余計に後悔してそう)
渋谷は高校生でネガティブな感情に飲まれやすい思春期だから、情緒不安定で親友の後追い自殺的な感情もあったんじゃないかと思った(日本の10代後半~30代後半の死亡原因は自殺が1位)
「親友に何もしてくれなかった世界(自分も含めて)を殺す」って感じで八つ裂き公に協力したんじゃないかと妄想。
そして武装と同じ癒し枠の華族は一度も犯人候補には入らなかった。

自分本位に見せかけて周囲を滅茶苦茶気遣ってるし、『目標の為に決して諦めない』『部下の失態の責任は上司である自分が取る』と言う姿勢が部下からの信頼に繋がってるんでしょうな(あと見てて面白いから愛着がわきやすいってのもありそう)
彼女の長所は、本物を見抜く審美眼もあるけど、絶望的な状況でも信念を見失わず、目標の為に努力を惜しまない芯の強さなんかと。

あと、時々色々間違ってる日本語に思わず噴く(笑)
まぁ、自分も時々日本語間違ってるから(日本人なのに)人の事言えないんだけどね。
科学と文学も初っ端に候補から外してました。
2人とも幼過ぎるし(意外性を狙ってあえて子供を犯人役にする人もいるが)、立場的に色々無理そうだなと思ったんで。

文学は既に両親が殺されてるのに、義父の魔界も殺されるとか子供には悲惨過ぎるわ・・・(汗)
今後誰が文学の保護者になるんだろ?(美食辺りか?)

科学はいじめっ子の外道にネチネチ嫌味を言われる姿に同情したわ(汗)
まぁ、外道の言ってる事もあながち間違ってはいないんだけどさ・・・。
だからって命に対する責任を化学に背負わせようと武装や自分の腕を犠牲にするとか、探偵とは言え子供相手にやる事じゃねえ・・・(理想が生存してたら確実にぶん殴られてる)
美食はどうかなーと思ったけど、中盤からほとんど除外してたかな。

まぁ、最後に皆に爆弾仕込むとかとんでもない事しでかすけどさ(汗)
でも普段は面倒見が良くて包容力のあるお姉さんって印象(信号機で人をぶん殴るとかバイオレンス過ぎる部分もあるけど)
老師は結局八つ裂き公側で自殺だったわけだけど、あまり活躍しなかったから自殺の理由とかがよくわからんかった(汗)

自分がデザインした館がことごとく殺人事件に利用されたのが理由の一つらしいけど、肝心の老師がその事に関して一切コメントないからいまいちピンと来ない。
そして殺された被害者達は皆いい人で、人格的に殺される理由がまったくないのが残酷過ぎる・・・。

魔界は文学とのほのぼの親子や、無能や理想へのお父さんみたいな対応に微笑ましさを感じていたのに、次の日には殺されてショックだった(汗)
探偵同盟の中ではかなり優秀&人格者だから、真っ先に退場してもらわないと無能が主人公として、理想がサポート役としてお払い箱になっちゃうのかもしれんけど・・・文学が不憫過ぎる・・・。

大和は猪突猛進過ぎるが、サバサバしてて面倒見が良く、滅茶苦茶強いのでサバイバルではかなり頼りになる存在だったのに、外道殺しに躍起になって周りが見えなくなった社畜のどアホのせいで・・・・・・死んだ時はやはりショックでした(汗)
SSでの活躍はカッコ良くて結構気に入ってるキャラなのに・・・おのれ社畜(怒)
まぁ、大和自身も昔正義を掲げて人を傷付けてた事があったみたいだから、社畜の事も恨めないかもしれんけど。
んで、八つ裂き公が被虐ってのはあんまり予想してなかったかな。
ずっと身体張りつつ頑張ってたから疑いたくなかったってのもあるが・・・(汗)
後半になってやたら色々否定してくるなーとは思ってたけどね。

多分、自分の悪運に翻弄されて周囲の人間がどんどん死んでいくのに、自分だけが生き残ると言う状況に罪悪感を感じて、自分ではどうにもできない「人の死」を支配できる様になりたかったんじゃないかと。
自分に関わった人達は不幸として理不尽に死ぬのではなく、「人は誰しも辛い現実から逃れたいから死を望むもの」「自分のもたらす死には『救い』と言う意味がある」と、自分のせいで人が死んでいく状況に綺麗な理由をつけて納得し、人の死を支配した様な気分を味わいたかったってところじゃないかと。
凄まじく歪んだメサイアコンプレックスと言うか・・・(汗)

ただでさえ日本人は教育で『正解』か『不正解』かの問題ばかりやらされて、答えのない問題について考える力が育ってない人が多いから二元論に陥りやすいし、政府の”意図的な”失策によって経済が20年以上も一切成長してない転落途上国となって貧困層も激増してますからね(不景気になると犯罪発生率が上がる)
精神的にも経済的にも生きにくい故に日本の年間自殺者は2万人越えが当たり前で、世界でもトップレベルの自殺大国だから、八つ裂き公に言いくるめられる人って結構多いんじゃないかと。

年間2万人越え当然の自殺者達が八つ裂き公に利用されれば、そりゃこんだけの死体の山ができあがるわな(数年後に統計でバレそうな気がするけど)
自殺する以外の逃げ道なんて調べたり、探せばちゃんとあるんだけど、『個性よりも皆と同じを意識しろ』と徹底的に叩き込まれている故に世間体とか人一倍気にする民族だから、背負わなくてもいい責任まで背負って押し潰されて「もう死ぬしかない」と思い込んじゃうんだろうなー(汗)
自殺で逃げる事より、世間体の重圧から逃げる事の方が人によっては辛かったりしますからね(実際世間体の重圧から逃げる事を非難する人もいるが、同じくらい肯定してくれる人&気にしない人もいるんだけど)
『逃げる=悪』みたいな風潮もあるから余計に。
勿論自分や他人を不幸にしたり、破滅させる逃げはアウトだが、他者から搾取されない為とか、自分の心身の健康を護る為に逃げる事は悪でもないんでもないのに、日本人は頭の堅い優等生&極論に走りやすいから『逃げる事全てが悪』と言う結論に陥りやすいんかと(汗)
ってか、被虐の「才能がー」って言い分とかまんまネットでネガティブな言動をしている人そのものですな(汗)
だが「皆何かしらの才能(ギフト)を持って生まれてくる。自分を信じられない人と信じられる人がいるだけ。才能が芽吹いたあともそれを信じてやるしかない」って、クズの本懐(高校生達の性的なドロドロ恋愛漫画)のロリータちゃんが言ってた。
あと「「才ある者の傲慢だ」と言って何もしない人の種は根腐れする」とも言ってた(そしてロック好きな主人公は演奏は無理なのでライブハウスで働いてイベンターを目指す事にした)
誰にでもできる事でもそれを続ける事ができるのは才能だし(自分は飽きっぽいので無理)、人によってはどうでもいい事に興味を抱くのも立派な才能だし(それを追求すれば秀でた能力になるから)、一見マイナスにしか見えない特技も使い方によっては人の役に立つ立派な才能になるし(外道の犯罪者心理を理解できるとか正にソレ)
ってか、危険察知能力が誰よりもズバ抜けている才能持ちが何を言ってんだと(汗)
前向きに考えられるのが才能と言うなら、それこそ心理学の本でも読みまくって訓練すれば誰にでもできる事だし。

もはや八つ裂き公との問答は「皆苦しんで死によって楽になりたい、救われたいと思ってるんだ!」と豪語する集団自殺志願者に、「楽になる事=幸せじゃない。救われたいだけであって死ぬのは手段の1つに過ぎないじゃん。死なずに救われる道があるなら誰だってそっちを選ぶわ」と言って自殺を止めようとしてる人にしか見えんかった。

だからこそ「皆に迷惑掛けたくないから死にたいんだ」と豪語する被虐に「迷惑掛けてもいいから生きろ。世界より自分を第1に考えろ」と言う無能には、「世界とか関係なく僕が君に生きていて欲しいんだ」とか「例え八つ裂き公でも友達を嫌いになれない」とか、世間的に見れば身勝手で我侭な被虐への本音を言って欲しかったかな。
あれだとただの一般的な優等生台詞で終わっちゃう気がするし、被虐も『不幸を呼ぶ自分は誰かに愛される日なんて来ない』と思い込んでるから余計に無能の被虐の気持ちは重要だと思うんだが・・・(渋谷には言ってたのに)

元々被虐も自分の弱さを理解しようとしてくれる無能だけは生き残って欲しいと思ってたうえ、八つ裂き公だとバレても、どんなに突き放す様な事言っても自分を護ろうとしてくれる無能を嫌いになれなかったみたいだし。
そもそも被虐は探偵を始めた頃はマイナスにしかならなかった自分の能力を生かせる事に充実感を感じてたみたいだし、八つ裂き公の背後には明けぬ夜がいるらしいので、多分心の隙を明けぬ夜につけ込まれて八つ裂き公になったんじゃないかと思った。

ってか、被虐もシミュレーションパートでは罠やSPXに普通に殺されてたけどね!
自分だけが死ねない運とは何だったのか・・・。
この件もあって被虐はあんまり疑えなかった。
ってか、これが被虐にとっちゃハッピーEDだったのか・・・(汗)

そして八つ裂き公が倒せないSPXを1人でぶちのめす11歳な文学。
外道を分厚い本でぶん殴って気絶させたり、サラっとデンジャラスな事言ったり、結構過激だよね、この子(汗)
んで、ED後の無能は生前の理想みたいに色んな人の特技を見出して探偵にスカウトしてるみたいですな。

確か殺された研究者達の中にも、未来に絶望して自暴自棄になったところを理想がスカウトした弧毒探偵がいたんですよね。
自分でも役に立てる事があるとわかると、人は前向きに生きられる様になりますからね。
さっきも言ったけど、自分にとっちゃ出来て当たり前の事が、実は誰にでもできる事じゃない才能だったと言う事をわかってない人が多いし。
脳科学的に『才能のない人はいない』と言う研究結果もあるらしいし。
ってか才能とは天才的で皆から賞賛される華々しい能力で、地味で誰にも見向きされなくて誰にでもできそうなのは才能じゃないし、それじゃあ幸せになれないと勘違いしている人が多そう(汗)
ちなみに「宇宙の真理を解明した人と、今朝庭の花が咲いた事に喜ぶ人、どっちが幸せかに答えなんてない。ただ、これに対してリスクの計算を始める人は不幸だ。難しい顔ばっかしてると幸せが逃げる」と某格ゲーの0歳児キャラが言ってた。
・・・とまぁ、こんな感じで本編が終わりました。
よくダンガンロンパと似てると言われるし、確かに似てる部分もあるけど、自分はどっちかと言うとカオスチャイルド(科学ADV)に似てると思ったかな。
機密警察の悪行は、ギガロマニアックス(物理法則を超えた能力者)を覚醒させる為に多くの人達が人体実験(拷問めいた事)を受けて、廃人になったり死んでいった状況と酷似してるし。
人間の現実逃避とネガティブな感情が猟奇的連続殺人の元凶となったり、理想が無能の為に組織に人生を捧げたから無能は平穏な日常を生きる事ができたってのもカオスチャイルドっぽい。
渋谷も社交的だけど内面は荒んだギャルって事で雛絵に似てるし。
あと自分の物語の主役は自分なんだから結末をどうするかは自分次第と言う台詞には、「物語の結末は俺が決める!!」が決め台詞の文豪&剣豪な今年の仮面ライダーを思い出した。
エンドシーイングは無痛~診える目~(医療サスペンス)の犯因症が見える主人公の能力みたいなもんかなと思った(相手をよく観察する事で病気の徴候や殺意のエネルギーを持った人を見抜く事ができる能力)

ってか、簡単なエンドシーイングなら普通の人でもできますしな(歩きスマホで前を見てない人が自転車や車にぶつかるとか、鍵を開けっ放しにしたら泥棒に入られるとか)
その場の状況を把握して最悪の状況をあらゆる角度から見て想像&予測する能力(レジャー施設の監視員とかSPとか事故や事件を未然に防ぐ職業に必要とされる能力)がエスパーレベルにまで強化されたと言うか・・・。
普通の未来視はサイコミステリーの主人公の女刑事が持ってたけど、本人は危険を予知できても防げない場合が多く、予知した父親の死を防げなかったから「こんな力欲しくなかった」と言ってたな。
残留思念は拾った物の持ち主の心情を察する力がエスパーレベルになったって事じゃないかと思った。
それとも単なるサイコメトリーなんかね?わからん(汗)
そして明けぬ夜は、オ○ム真理教を思い出した(汗)
あの宗教も新興宗教なのに短期間で信者がどんどん増えて、その信者も真面目で善良な『いかにもごく普通の人』がほとんどだったらしいし、宗教ってモノによっては戦争まで引き起こすくらい争いの火種になりやすいし。
1995年に起こった地下鉄サリンは事件当時ニュースについてよくわからない小さい子供だった自分でも知ってたくらい大きな事件だったし。
魔界が「文学と一緒に過ごしたおかげで明けない夜はないとわかった」って言ってたけど、明けぬ夜は正にそれの反対で「お先真っ暗闇」と言いたいんでしょうな(汗)
あと、ラスボスが人間臭くて個人的に良かった(能力は人外レベルだが)

ダンガンロンパの江ノ島みたいな一般人には理解の及ばない生まれ付きの異常者がラスボスってのもアリだとは思うが、自分は人の心理を考察するのが好きだから、あえて被虐みたいにネガティブ過ぎる人間の成れの果てが大事件を引き起こす方がリアルで好き(大昔から何度も起こってる争いとかもそれが原因の事が多いし)

文学も言ってたけど、犯罪は異常な人間だけが行うものではなく、誰しもがなる可能性があるし、八つ裂き公やその賛同者は人の弱さやドス黒い部分が肥大した結果に過ぎないし、誰もが一歩間違えれば恐ろしい犯罪者になりかねないって事なのかと(オウ○真理教事件や某大国の評議会襲撃事件とかその典型)
自分も今犯罪者じゃないのは運がいいだけだと思ってるし。
ってか、SNSとかで人を中傷しまくって自殺に追い込むとかよくあるし、あれも殺人と言えるんじゃないかと。
トリックに関しては、無知で騙されやすい自分でも「え?いや、それは流石に無理がある気が・・・(汗」ってのが結構多かった。
SSでも物理トリックを使った話は結構ツッコミどころあったので、物理トリックを組み立てるのが苦手なライターなんかね?(汗)
被虐の叔母の話とか、館の主が密室を作る事はできないとわかっていながら犯人を煽って殺されるとか間抜けってレベルじゃねえ・・・。
知識は豊富で人間心理もリアルな印象なんだけどね。
キャラは皆ぶっ飛んではいるが、露骨にオタク媚びの下品なネタもなかったので良かった(ダンガンロンパは下品なネタが酷過ぎて2以降プレイしてない)
外道のセクハラ発言はどうかと思うが、言い方が問題なだけのよくあるキャラ付けでもあるので普通に許容範囲(あと本人的には本気で褒めてて見下してるわけではないっぽいし)
自分的な感想はこんな感じです。
まだ設定だけで実際出てきていないヴィドックとか、SSで活躍してても本編に出てない堕落探偵とか調査探偵とか蒼井警視とか華族の部下とか十條一族がいるので、スタッフ的に続編を出せるのなら出したいんじゃないかね?
自分は面白かったので続編が出たら絶対買うと思います。
プロフィール
Author:知実
ゲーム好きだがツッコミ気質な毒舌家で厨二っぽいところがある残念な女。
基本的に遠慮なく言いたい放題言っているので、読むのは自己責任でお願いします。
リンクはフリーです。
報告の義務もありませんので御自由にどうぞ。
但しアダルト、宗教サイトはご遠慮願います。
(あおの日々と言うブログでしたが変更しました)
最新記事
カテゴリ
自作YouTubeマンガ動画
自分が勉強した内容を動画にしていこうと思ってます。
日本は本当はお金を無限に作れる世界一の金持ち国家で消費増税したら経済も国民も死ぬわ!って話
日本は本当はお金を無限に作れる世界一の金持ち国家で消費増税したら経済も国民も死ぬわ!って話
オススメの本
愛しすぎる女たち
機能不全家庭で育った女性は駄目男に惹かれやすい?
男性にもオススメのかなり実用的な心理学。
自分の感想はこちら。
マンガでわかるこんなに危ない! ?消費増税
日本の借金って本当に存在すんの?
消費増税の闇を漫画で楽しく解説。
自分の感想はこちら。
「小児性愛」という病 ―それは愛ではない
ロリコン、ショタコン(子供を性的に見る事)は正義でも何でもなく、立派な治療すべき精神的病気です。
自分の感想はこちら。
こうして思考は現実になる
思考は良い事も悪い事も現実化する『引き寄せの法則』
アインシュタインが発見した宇宙のエネルギーを利用して願いを現実化させる方法。
自分の感想はこちら。
広告
検索フォーム
QRコード

メールフォーム
広告
コメント
コメントの投稿