ジャックジャンヌ プレイ中

2021/04/12 15:27:25 | その他(ADV) | コメント:0件


『少女は少年を演じた』

先日、ジャックジャンヌと言う少年歌劇シミュレーションゲームが発売され、乙女ゲーとの事ですが恋愛より歌劇や友情の方に力を入れてそうだったうえ、試しに体験版をプレイしたら面白かったので買ってしまいました。




公式サイト:https://jackjeanne.com/

主人公の立花希佐は演劇が大好きで、幼い頃は兄の継希と幼馴染の世長創司郎と一緒に演劇ごっこで遊ぶ日々だった。
年月が経ち、兄の継希は一握りの優秀な男子しか入学できないユニヴェール歌劇学校を優秀な成績で卒業し、希佐も「自分もいつかユニヴェールの舞台に立ちたい」と思うものの、自分が女である事、貧困な父子家庭である事から、その夢を諦めようとしていた。
そんなある日、「才能に男も女も関係なく、古い伝統を打ち破りたい」と言うユニヴェールの校長からユニヴェールに入学しないかと勧誘され、入学できれば学費は無料でお金も稼げると言う事で、夢を諦め切れなかった希佐は性別を偽って男子として入学試験を受け、見事合格。
入学後は『女である事をバレない様にする事』『クラスメイト達と協力して信頼関係を築く事』『1年の最終公演で主役を取る事』を条件に(できなきゃ退学)、ユニヴェールでクラスメイト達と一緒に歌劇に奮闘するストーリーです。





自分的には演劇モノは『スキップ・ビート』、仲間達と一緒に劇を作り上げるスポ根モノは『カレイドスター』を思い出しますが(これは劇っつかサーカスだが)、恋愛要素を薄くしたスキップ・ビートとカレイドスターが合体した感じと言うか、わりとガチの歌劇ものと言う印象。
あと、1人1人を輝かせる為に皆と協力するところは魔進戦隊キラメイジャーっぽいかな(クラス名も宝石の名前だし)

なので恋愛を求めると肩透かしを食らうんじゃないかと思う。
それっぽく見せかけても結局全部演技の勉強だし(ってか主人公もイケメン達もマジで勉強としか思ってない)、何よりイケメン達は主人公を男と思ってるわけだし(一部事情を知っている例外はいるが)、主人公もイケメン達を『恋愛対象』ではなく『仲間』として見てるし。
個別ルートに入れば恋愛要素はありますが、イケメン達は皆紳士なので心の繋がりを重視した内容でエロい要素はなく(うっかり風呂で遭遇とかラブコメはあるが)、誰ともくっつかず皆と頑張っていく希佐ルートや、個別ルートに入る前はマジで恋愛要素皆無に等しいです。



以下、プレイ中思った事を長々と書いてます。



ユニヴェールは宝塚音楽学校の男バージョンなんでしょうな。
女役も男が演じますが、歌舞伎も役者は全員男だしね(歌舞伎も元は女性ばっか→未成年男子→成人男性と変わっていったらしいけど)
ってか、ジャンヌ(女)役の男達はそんじょそこらの女(主人公含む)よりよっぽど女らしいと言う・・・。

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こいつら全員男です(勿論主人公は除く)
まぁ、自分の周囲にも外見が中性的でよく女に間違われる人とか、身体は男だけど内面は女で外見も女にしか見えないトランスジェンダーとかいたし、自分の次兄も外見は男だけど歌声は女みたいに甲高くて学生時代は唯一の男ソプラノだったから、そういう人達が女役として集まる学校なんだろうなと思いました。

勿論男らしい男もたくさん出てきますが、主人公の希佐は役者として立ち振る舞いを参考にする為にイケメン達を観察してる真性の役者馬鹿(褒め言葉)
希佐は演技を磨き、夢を叶える事に夢中なので、恋愛に興味なさそうだもんな。
少なくとも、年頃の女の様に「イケメンと恋愛したい」とか思わず、「恋愛より皆と歌劇やってる方が楽しい」とか思ってそう。

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外見はともかく、内面は男らしくもなく女らしくもなく中性的って印象だし、好きな色も着てる服からして青緑っぽいし(青緑好きは束縛を嫌う自由人で、人には優しいが自分には厳しい人が多いらしい)
まぁ、そうやって恋愛に夢中になるよりも、やりたい事に夢中になって己を高める輝いた姿に人は共感して魅了されるわけですからな。
ってか、男子と同じレベルの体力作りとか、かなり根性ある子だな(体育などで女子は男子に比べて運動量少なめにされる事が多いし)


攻略対象達は皆1人の人間としてちゃんと尊敬できるキャラです。
乙女ゲーって客観的に見ると人として最低のクズ(ドS系俺様とか、すぐ女に手を出すとか)なのに、イケメンなら女性に人気だからってそういう駄目男を攻略対象として出す事が多くて辟易してたから、攻略対象が真っ当なキャラで本当に嬉しいです(笑)
いや、病んでたり、狂ったキャラでも深みがあるなら魅力があるけど、乙女ゲーは女の都合のいい接待用の薄っぺらいメンヘラキャラだから白けるのよね・・・(白目)

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多分、皆恋愛よりも歌劇の方が楽しいとひたむきに頑張ってるし、主人公を仲間として扱い、一緒に高みを目指すところがカッコ良く見えるんかと。
あと、希佐も含めて皆基本的に「これが正しい」と相手に押し付けるのではなく、「あなたはどうしたい?」と相手の意思を尊重し、相手に選ばせる姿勢だから、押し付けがましく感じないのかと。


そんなわけで最初に言ったけど、イケメンはたくさん出てくるものの、共通ルートと誰ともくっつかない希佐ルートは本当に演技についての話とか、仲間との友情の話ばっかなので、マジで恋愛要素がないに等しいです。

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自分は恋愛話も好きではあるが、友情話や「愛!友情!努力!」な厨二物語はもっと大好きだし、演技の話とか結構本格的なのでかなり面白く感じてます。
ちょっとした演出の違いで全然雰囲気が変わったり、「おはよう」の一言で色んなキャラを演じたりとか。
まぁ、後者は希佐があまりにもアイディア豊富故に長時間ずっとそれをやらされ、終いにはいつもの自分が揺らいで見失いそうになったりと大惨事になったが(汗)
他者を演じるって、別人格を意図的に作って多重人格になる様な感覚なのかね?(通常の多重人格は心が壊れるレベルの受け入れ難い辛い出来事から目を背ける為に無意識に作り上げる)
そうなると、色んな役を演じるには妄想の力が重要になってくるって事か?
希佐の「私どんな風に挨拶してたっけ?そもそも普段の私ってどれ?」とか、カオスヘッドやカオスチャイルド(妄想科学ADV)のギガロマニアックス予備軍みたいな台詞だし(汗)


んで、最初は1年生メインの公演で、主人公の希佐&入学試験で意気投合した織巻が主役、幼馴染の世長と首席の鳳がサブの役で、あとは全員モブと言うのが先輩方の選んだ配役。
希佐はクラス最初の集まりに校長に呼び出しを食らって遅刻、織巻は入学試験学年最下位、世長はあまり目立たないと言う事で、役を貰えなかった同期達に「何であいつらなんかが選ばれるんだよ」と妬まれます。

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自分は、即興劇で咄嗟の行動力と他者に活躍の場を与える織巻、何とかその場を繋ごうと知識を活用する世長、全体を見て欠けている部分を補おうとする希佐と、校長が言った『クラスメイト達と信頼関係を築け(皆と協力しろ』を実行したのは、希佐、織巻、世長だけだからじゃね?と思ったら案の定だった。

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鳳とか他の人は「自分が1番目立ってやる」「その為なら先輩の前で恥をかかせて蹴落とす」と、即興劇とは言え、舞台をぶち壊す行動をしてたし、劇を作る事の本質を理解してないと判断されたんでしょうな。
でも鳳だけは1年生の中で1番能力が高いから、そんな協調性なし軍団で唯一選ばれたってところかと。
まぁ、希佐達は別の意味で問題行動起こすけどな。

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白田のこの台詞は「それフラグじゃね?」と思ったら、本当にその通りになり、新人公演で主役なのに寝坊する織巻、夏公演で本番当日にいきなり演技を変える希佐、秋公演で暴走した演技を見せる希佐&世長と、やりたい放題で規律も何もあったもんじゃねー1年生トリオ(+本番に台詞をど忘れする鳳)
ユニヴェールは自主性を重んじる自由な学校だからいいが、普通の学校なら問題児扱いだと思う(笑)
逆に成績優秀な優等生の鳳が一度も主役になれない辺り、やはり芸能関係は成績優秀である事よりも、唯一無二のぶっ飛んだ個性とか自由な考えとか行動力とかが必要とされるんだろうなーと思いました。


やっぱ希佐ってカレイドスターの主人公のそらと似てるかも。
彼女も才能があったとは言え、最初は周囲から反感買ってたけど、持ち前の明るさと前向きさで団員として舞台や仲間達と真摯に向き合い、血のにじむ様な地獄の特訓(文字通り)にも耐え抜いて、最終的にはトップスターとして老若男女問わず魅了したわけだし。
主題歌『約束の場所へ(by米倉千尋)』(↓)の歌詞とかジャックジャンヌのテーマとまったく同じだし。



でも、希佐はわりと冷静に物事を見てて、類稀なる想像力と柔軟性を持ち、洞察力が高い故に周囲を気遣い、仲間達を調和させる潤滑油で、基本的に自分が目立つのではなく、1人1人が輝く事を大事にするキャラだから、キラメイジャーの主人公の充瑠の方が似てるかも(そらは陽気で人懐っこいから織巻の方が近い)
歯車歯車言われてると、今年の戦隊モノであるゼンカイジャーを思い出してしまうが(笑)
外見はギルティギア(格ゲー)の暴走婚活女子なエルフェルト(↓サムネの娘)とそっくりだけど。




サブキャラも皆魅力的で、希佐の理解者である女友達も可愛くて思いやりのあるいい子なのですが・・・、

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自分、今年の年明けくらいまで『あお』と言うハンドルネームだったので、ちょっと驚いた(笑)
あんま名前っぽくないから変更したんだけど、まさか主人公の友人役にその名前が来るとは・・・(二次創作のHPでは今でもあおだけど)

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この下の選択肢とか百合っぽくて噴いたわ(笑)
そしてあおを紳士にエスコートするヘタな男よりもイケメンな希佐。

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ロードナイト組も可愛くて癒されるので大好きです。稀可愛い。
休日にあおのアイコンが出ると、イケメン攻略する周でも思わずイケメンそっちのけで選んでしまったりもするけどね(笑)


自分はメインキャラもサブキャラも皆大好きですが、特に好きなのは織巻と白田と根地かな。

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織巻は成績は最悪だが、やたら騒がしくて落ち着きのない部分が妙に親近感があると言うか、「お前は俺か」と思わずツッコんでしまう(苦笑)
よくツッコミが被るし。
白田の的確に相手の痛いところを突く毒舌っぷりとか、根地のアホなジョークにも結構親近感感じるけどね(笑)

織巻と世長のライバル兼友達なところ(+希佐や鳳も加わった1年生組)とか、高科と睦見のパートナー故の信頼関係とか、根地も加わった3年生保護者トリオとか、織巻と白田の熱血のボケとクールの辛辣なツッコミと言う漫才コンビみたいな関係とか、世長と睦実の似てるが故の兄弟みたいな関係とかも好きです。
やっぱこういう男同士の友情っていいよね(BLではない)

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こうやって皆で仲良く買い物行くところとか、高校時代に男女学年関係なく皆で色んなところに遊びに行った事を思い出しました。



舞台の演目は全部オリジナルですが、どれも心の繋がりを重視したストーリーなので、見てて面白いです。

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歌劇って悲恋やバッドEDで盛り上げようとしたりする作品もあるけど、自分はそういう邪道展開はあまり好きじゃないからなー(汗)
主人公の希佐は外見が女なので(実際女だから当たり前だが)、ジャンヌ(女役)オンリーかと思いきや、普通にジャック(男役)もやらされます。
まぁ、いくら女主人公で見るからに女だからって女役ばっかとか普通過ぎてつまらんもんね(笑)
少なくとも自分はつまらん。

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毎回劇のポスターもちゃんと作られてて、細かいところも凝ってますな。
単純にイラストとして見てて楽しい。

歌やダンスのリズムアクション要素は音ゲーに慣れているので結構簡単に感じた(昔散々ポップンミュージックやアイマス2をやり込んでたので)
ストーリーの影響を考えてノーマルかハードくらいしかプレイしてないけど(笑)

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歌とダンスのふりつけはいいんだが、キャラの3DモデルがPS2時代のクオリティで、動きももっさり感が抜けてなくて、メインキャラのみしか踊らないからちょっとショボい(汗)
メインキャラのみでも10年前のPS3版アイマス2に劣ると言う・・・。

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メインキャラの3Dモデルや動きをせめてPS3時代のアイマスレベルにするか、無理ならメインキャラ以外の群集も一緒に躍らせて欲しい。
歌劇ってメインキャラだけでなく、群集も一緒に踊るから迫力があるわけだし。

でも希佐もフルボイスで、歌って踊って歌劇にちゃんと参加してるのは嬉しいです。
何か知らんけど、乙女ゲーはギャルゲーと違ってやたら主人公のボイス有無にこだわってる印象だし、歌だけ参加とかにされたら自分は絶対ストーリーに感動できずに白けてたと思う(実際遙時7はそれで感動できんかった)

ちなみに自分は演目は皆好きですが、1番好きなのは『オー・ラマ・ハヴェンナ』かな。

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曲が皆好みだってのもあるが、ドロドロ恋愛がある中で女の友情に重きを置いて(百合ではない)、チッチ(希佐)とルキオラ(白田)の仲直りシーンは希佐と白田のやりとりもあって泣ける。
劇で扱われてたヨモギ売りって、劇ではヨモギを炊いて客の男の首にプロレス技を掛けて強制的に眠らせる仕事ですが(えらいバイオレンスだな)、やっぱ娼婦の比喩なんですかね?(汗)
アルトネリコ2のダイバーズセラピ(客の精神を店の女性の心の中にダイブさせて癒す仕事だが、その世界ではいかがわしい職業扱い)みたいな。
そして役者達がヨモギ、ヨモギ言う度に「ヨモギ餅食べたいなー」とか思っている自分(笑)
あと曲は『我らグレートガリオン』『!!!ゴーストパーティ!!!』『Quartz Anima』が好きです。


今のところ、希佐ルートから始めて、織巻、世長、白田ルートって感じで順番にプレイしてます。
単純に各ルートのストーリーが気になるし、人数もそんなに多くないので、全員クリアしたら感想書きたいなー。
複数のキャラを同時進行してセーブ分けとかできないから周回キツいとか言われてるみたいですが、自分はギャルゲーとかシミュレーションとか最初からやり直すゲームも普通にプレイするから、別に苦痛とは思わなかったけど(逆ハーレムはやめましょうって事か?)
寧ろ、1つのパラメーターだけ上げて、休日に会いに行って好感度上げりゃ大体何とかなるので楽に感じた。
まぁ、攻略キャラ担当のパラメーターをカンストさせないとイベント全部見れないってのは極端過ぎじゃね?と思うが(能力の凸凹激しいってレベルじゃねえ)
あとは歌やダンスの音ゲー練習をスキップできないのがめんどくさいかな(本番は仕方ないけど)


とまぁ、今のところはこんな印象です。
ブロッコリーの乙女ゲーって言ったら歌のプリンス様が有名だけど、やたら無意味なエロぶっ込んでるうえにストーリーは微妙って話だから興味なくてプレイしてないが(アニメも観てない)、コレは本当に硬派なストーリーなので自分的にはポイント高いです(笑)
ってか、宝塚レベルの歌劇となると多忙で恋愛にうつつを抜かしてる場合じゃないだろうし、夢中になれるものがあるとぶっちゃけ恋愛しなくても平気ですからな。

遙かなる時空の中で7もわりとガチな歴史もので恋愛より友情メインだったし、乙女ゲーでもそういう路線の作品が今後増えるんかね?
近年の乙女ゲーはシチュエーションを変えただけで皆似た様な作品ばっかで、ストーリーも薄っぺらいエロばっか(しかもCERO:Bで)故に、ここ数年はまったく乙女ゲーはプレイしてなかったから、そうなったら本当に嬉しい。
ってか、イケメンとのお手軽な恋愛はソシャゲが馬鹿みたいに出しまくって飽和してるみたいだし、コンシューマーもこれまでみたいにイケメンに甘いを通り越して寒い台詞を言わせてエロい事させときゃいいって路線じゃ先細りするだけなんじゃないかと思う(ってか、こういうののどこが『乙女』なんだろうって毎度思う)
多分、ストーリーや世界観をギャルゲー並みに練りこんで、システムを向上させて、ソシャゲとの差別化を図らないと、マジでコンシューマーの乙女ゲーは不要の存在となるんじゃないか?
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