私立Z学園の憂鬱Ⅱ 1~6話 感想

2020/02/20 15:25:13 | その他 | コメント:-件


最近、経済を勉強しようと、ある経済の無料漫画を読んでます。

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これは前に感想を書いた『マンガでわかるこんなに危ない! ?消費増税』の続編ですね。
相変わらず楽しくわかりやすく説明されていて、学生時代は数学と社会の成績が悲惨だった落ちこぼれの自分でも理解しやすいです(笑)


前作で、『日本に借金は存在しないうえ、消費増税は日本を滅ぼす』と消費税10%を凍結させる為に頑張って戦った女子高生主人公の高橋あさみ。
だが、結局増税は止められず、浮浪者の如くさまよっていたところ、与党の衆議院議員で消費増税反対派である安西が現れ、「新人議員に『本当の経済』を教えて欲しい」と頼まれる。
おやつのメンチカツを条件に引き受けたあさみはアホな冗談を言いつつ、クセのある新人議員達とアホな会話をしながら経済の知識を教えていくって話です。


無料ウェブ漫画サイト

前作:https://www-indies.mangabox.me/episode/135114/

今作:https://www-indies.mangabox.me/episode/144108/


以下、6話までの感想。



前作であんなに頑張ったのに、結局消費増税を止められずに浮浪者みたいになっていたあさみ(母と妹はどうした)だが・・・、

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ホラー漫画も裸足で逃げ出すレベル。
ヒロインがやっていい顔じゃねえ(汗)

せっかくの美少女が台無しである(笑)
まぁ、それでも経済の知識は豊富なので、与党の衆議院議員である安西から新人議員研修の講師にスカウトされます。

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確か、あさみの父親は『高橋洋一』と言う、実在する元財務省(現在は経済学者)の人がモデルなんですよね。
世界で一番最初に国のバランスシート(貸借対照表)を作った人で、小泉政権時代に取り入れたけど、2018年にIMF(国際通貨基金)が発表するまでバランスシートはメディアに見向きもされなかったって言ってましたな。
ってか、メンチカツがおやつって、どんだけ大食いなんだよ(笑)


そんなワケで、経済学を教える事になったあさみ。
新人議員は元ニュースキャスターのさくらい、元文部科学省官僚の山田、人気俳優の中瀬、主婦の会代表の白之石、人気YouTuberの桐谷と色んな職業の人がいます。
あとオタクっぽい記者の立花も同席。

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あと前作で活躍したツッコミ&人物図鑑担当のアベ君は今回はお休み。
代わりにさくらいと桐谷がツッコミ担当となります(笑)
自分はおやつはメンチカツよりコロッケの方がいいかなー(どうでもいい)

そして、あさみは講義を始める前に「貴方達が知っている常識を180度変えないと、本当の意味で政治家にはなれない」と言う。

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犬耳が生えたのに台詞は猫と言う謎(笑)
自分は犬好きだけど、権力の犬は好きじゃないなー。

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朝から晩まで残業ばかりやらされて疲れきって勉強どころじゃなく、テレビ、新聞、まとめサイトでしか情報を集めない社会人が、メディアの言う事を鵜呑みにしちゃう様なもんか。
ちなみに記者も官僚の言う事を疑いもせずに記事にしてしまう無知な方が結構いるらしいです。
やはり、いつの時代も無知で自分で考えない人は狡猾な人に利用されやすいと言う事ですな(汗)

んで、あさみはまず経済学の基礎である「ミクロ経済学」を教える事にしました。

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自分も初めて見ました。
こういうのって学校もメディアも教えてくれないしね。

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BLがYouTuberと同じくらいとかどんだけだよ(笑)
自分はBLも百合もいけるけど、お金出してまで買う事はないな(どうでもいい)
ちなみに現時点のオタク業界ではお馴染みのフィギュアは芳香剤&消臭剤、同人誌はペンション&民宿、声優が電動歯ブラシと同じくらいの市場規模でした(笑)
そして自分が大好きな家庭用ゲームはヘアケアと同じくらいだった。

市場規模マップを詳しく見たい方はこちら→https://stat.visualizing.info/msm

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へー、初めて知った。
ミクロ経済学は結構身近なものなんですな。

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あとミジンコに目は1個しかないのも初めて知った(笑)

そんな感じで説明していたが、議員の1人であるさくらいが「まわりくどい。忙しいから帰る」とぶーたれる。

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あさみは経済に詳しいってだけの普通の女子高生だぞ。
謝罪以上の事を期待する方が間違ってるだろ(笑)

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そして、あさみはあさみでお詫びがめっちゃグロテスク。
でもあさみや安西は命懸けだろうよ。
知識がなければ、狡猾なお役人の操り人形となって、日本を滅ぼす政治家が出来上がっちゃうわけだし。

この後、あさみは需要と供給によって商品の値段が決まる弾力性を説明。

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そして結局はノリがいいさくらいだった(笑)

ここまでが基礎中の基礎で、次からは政治家が関わる仕事。

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ま、まぁ、ほら、記事を書くには正しい知識が必要だからね・・・(汗)
記事を書く事で広まって、政治家もその問題に目を向ける様になる事もあるだろうし。

全部紹介するととんでもなく長くなってしまうので、皆もよく知ってるヤツだけ書きます(あとは漫画を読んでね)

まず、政治家は日本企業を海外から守らなきゃいかんが、国内の大企業など強い会社がその力を悪用するのを防ぐのも仕事って話。

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これはよく聞くヤツですな。
現時点で、楽天が「3980円以上の買い物は送料無料ね。地方だろうが例外認めねーから」と勝手に決めた件で、ブチ切れた色んな出店者から「これ独占禁止法だろ!(怒」と訴えられてますよね。

”自分だけ”の利益を考えると身を滅ぼす事になるし、共謀して”そいつらだけ”が利益を独占してもやっぱ不幸な人が出るって事で、”ある程度は”協力して皆が皆を支え合う関係がいいと言うあさみ。

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偉くなればなるほど、国民の声から遠ざかる政治家って多いですもんね。
まぁ、元々日本は一般人が一度も首相になった事のない国(先進国なのに時代遅れにもほどがある)だから、余計国民を理解した政策がされないのかも。
あと、政府の上層部が『日本国民はどうせ無能だろ』と信じてないから、未来の為の投資もしないし、災害時とか民間企業と連携すれば被害を最小限に留められるのに、金がもったいないのか頑なに拒んで悪化させてる印象(最近だとコロナがそう)

あと、利益にならない故に民間企業がやらないから、政府がやらなきゃいかん事は何か?と問題を出すあさみに対し、どや顔で答えるさくらい。

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確かに、これらは利益なんて見込めないから、税金で何とかするしかないわな。
ってか、すっかりあさみに振り回されるネタキャラ枠になっているさくらい(笑)

企業がやらかした公害の尻拭いや、環境を守る事に力を入れたりと、やはり日本そのものを守る為に政治家の権力は絶大な模様。

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著作権については最近線引きが難しくなってるみたいですな。
ネットが普及した現在じゃ「著作権?何それ美味しいの?」状態で取り締まりきれないみたいだし。
作品の感想ブログを書くうえで画像を使う自分には耳が痛いが、画像があった方が見やすくて面白く文章が書けるんですよね・・・あと文章だけだと見づらくて見向きもしない人もいるし(汗)
なので、最近のゲームとかはスクショとか撮らせてくれるのでありがたいです。

ただ、最近じゃオタクを釣る為に著作権を改正しようとする政治家がいるみたいですな。
オタクは「この人はオタクに優しいから味方」と、相手の意図をちゃんと考えずに無闇に信じると都合よく搾取されちゃいますぜ(いやマジで)
甘い汁を吸わせる人や、引きこもりオタクに対し「自己責任」と切り捨てる人ではなく、社会復帰を支援してくれる人の方が長い目で見るとオタク的にも社会的にもいいと思う(オタクは間違った教育のせいで自分の能力をちゃんと把握してない人多い印象だし)

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「政治家とは国民”全員”が幸せに生きる為の手助けをする仕事」だと心に刻み、常に初心を忘れちゃいけないって事ですな。
でも、本当に頑張っている議員は出しゃばらないからメディアでは目立たないんだよね(汗)
首相が出ない国会中継(ネット限定公開)とかめっちゃ平和で有意義な話してるし。
真っ当な議員はメディアも取り上げようとしないから、無能で声がでかい議員だけが目立ち、国民から「政治家は”皆”無能」と理不尽なレッテルを貼られちゃう悲惨さ(イキリオタクがネットで暴れまわって真っ当なオタクまで迷惑なオタク扱いされるのと一緒)
あと、左下って昔のあさみの家族だよね(父親は前作では財務省に暗殺されてます)

ここでミクロ経済学は終了。
お次は『マクロ経済学』です(でもまだ途中)

勉強会の様子をYouTuberの桐谷や記者の立花がネットにアップして宣伝したので、2回目の勉強会では倍以上の議員が講義に来ました(前作の中泉議員とかも)
1回目の最後であさみに「また来てくださいね」と言われ、そっけなく「さあね」と返してたさくらいは、

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結局来とる。
だから己はツンデレと言われるんだよ(笑)
女子高生に振り回される44歳のおっさん・・・うむ、誤解を招きそうだな。
そして山田のこの微笑ましいものを見守る母親の様な笑顔である。

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つまり『ミクロ経済=国内経済』『マクロ経済=世界経済』って事でいいのかな?

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経済で一番重要だと言われてるヤツですね。
確か、財政黒字化(プライマリーバランス黒字化とも言う)を達成した代わりにGDPが酷く悪化したアルゼンチンとギリシャは 財 政 破 綻 したんですよね。
個人的に財政黒字化は、人件費や研究費なと必要経費を削減しまくって、従業員を遅くまで残業させてやる気と体力を奪い、商品品質と売上が下がって経営が悪化してるブラック企業のイメージ(同じ黒だけに)

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多分、あさみのボケと、さくらいのツッコミが漫才コンビみたいでウケてるんだと思うよ(笑)
ってか、さくらいってあさみと同じくらい目立ってるな。
あさみのボケに一番ツッコんでるのはさくらいだからか(桐谷は時々ボケにもなるし)

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「諦めたら、そこで試合終了ですよ」の人も真っ青の停滞ぶりだね(白目)

ちなみに現在の日本のGDPは更に悪化しており、消費増税した途端にGDPは年率-6.3%と、5年半ぶりに安西先生が更に真っ青になるレベルのマイナス成長をいたました(詳しくは「GDP」でググってネ)
そしてアメリカメディアから「増税のタイミングとしては最悪」「回復力が最も必要な時に経済を締め付ける消費増税とかアホだろ」って感じで失笑され、日本国民は「うん、知ってた(白目」状態でした。

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頼むから、与党は「政策はうまくいっている」「景気は緩やかに回復している」と現実逃避してないで、さっさと間違いを認めて政策を見直してくれ・・・orz
人気あるシリーズものを私物化して酷い作品作ってどや顔してるオタッフじゃないんだから・・・(白目)


漫画は現時点ではここまでですが、作者は「政治や経済は身近なものであり、それを勉強する事は楽しい事」と伝えたいのかなと思う。
日本人の政治アレルギーは半端ないもんね(どこの独裁国家だ)

作者のTwitterはこちら→消費増税反対botちゃん

個人的にPixivとかにもアップすれば、読者増えるんじゃないかと思うんだけどね。
作者は日本の現状や経済の知識をできるだけ多くの人に知って欲しいみたいだし。
ってかね、マンガボックスだとPCじゃ拡大できないから読みにくいのよ(汗)
↑いまだにスマホ持ってない人間



ちなみに今回は議員についても焦点が当てられてますが、選挙に議員として出馬する場合、『供託金』と言って30~600万円のお金が必要になるそうです。
そりゃ候補者もそんなにお金掛けりゃ、確実に投票してくれるお年寄り向けの政策を打ちださぜるを得ないわな。
若者向けに政策打ち出しても、肝心の若者が投票してくれないんじゃ落選確実で大金をゴミ箱に捨てる様なもんだし、大博打にもほどがある。

詳しくは選挙立候補.comを見てね→https://senkyo-rikkouho.com/rikkouho-hiyou.html

「ネットで投票出来るようにすればいい」って意見はありだと思うが、普段投票しない層に投票されたら組織票で当選してる人が落選して、あっと言う間に政権がひっくり返るから(一度民主党政権になった理由はそれ)、あれこれ理由つけて一生実現させないんじゃないかね?(実際不正問題もあるだろうけど)



あと、自分は支持政党はないし、与党だろうが野党だろうが、右だろうが左だろうが、日本を良くしてくれるならどっちでもいいです。
だって、政治に絶対的に正しい答えなんてないだろうし、国民同士で潰し合いとか不毛でしょ。
右と左の人達がそれぞれ”自分で”考えた意見の良い部分をすり合わせて、悪い事をしない様に互いを監視し合い、よりよい政策をやって皆幸せになるのが一番だと思ってるし。
自分的に『日本はやれば出来る国』だと思ってるし、『できるくせに驕り高ぶって予算ケチって投資もしないうえに見得ばかり張ったから落ちぶれた』って印象だし(笑)



あと、つくづく思うんだけど、これからの時代は政治の話題を発信する人は漫画、アニメ、ゲームとかで子供でもわかる様にしていかないと、多分若者は政治に一生興味持たないままになると思う(一部の金持ちは寧ろそれを望んでるだろうが)
時々「これ、本当に今の生きるだけで精一杯で脳が疲れきってる日本国民” 全 員 ”に理解してもらおうとしてるのか?」とツッコみたくなる内容にする人するし・・・。
記者とかも国民じゃなくて、ライバル記者向けに記事書いてる人多いからわかりにくくなってるって聞くし。

例えば、与党の1つは某宗教が支持母体だって話は別にタブーでも何でもなく、単に「政治を扱う記者達の間では誰でも知ってるネタだから意味ない」と誰も書かなかっただけらしく、それを一般人が「誰も言わないからタブーなネタなんだ」と勘ぐっただけだって話だし・・・・・・あんたら記者は誰向けに記事書いてんだとツッコみたい。

経済学者と漫画家のコラボとかどうよ?心理学者も混ざったら最強なんじゃね?(笑)
またはスマホゲームで国の経営とか・・・年始のトレンドワード1位がゲームだったくらいだし。
アニメは・・・TVは政府に忖度してるので絶対やらないだろうから、やっぱYouTubeか。
お笑い芸人とか政治を面白おかしく噛み砕いて説明してくれる動画をアップしてる(↓)ので、こういう芸人がもっと増えて欲しいなー。



漫画とかゲームでやってくれれば、自分もブログであくまで感想として政治の話題を書けるしね(笑)


続きが出たら、また感想を書きたいと思います。



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