凪のお暇 6巻 感想

2019/09/19 20:03:12 | その他 | コメント:0件

凪のお暇の最新刊が発売されたので買ってきました。



今回は表紙に慎二とゴンがいるが、恋愛より凪と母親の確執の話が中心。



まずは前回語れなかった円の考察から。
円の異性からのえこ贔屓される故の悩みは、「ああ・・・(汗」と共感と同情が半端なかった。
自分は円みたいな周囲の誰もが振り向く美人って感じではないが、背が低くて童顔故かおっさん受けが良いらしく、以前の職場でおっさん上司達(しかも既婚者)からやたらえこ贔屓やセクハラをされて、円の様な苦痛を味わった事があります(汗)

社会的に抹殺されてしまえ。
気持ち悪い上司どもが・・・と本気で思います(真顔)


なので自分は職権を利用して特定の人物をえこ贔屓する人がどうも好きになれないんですよね・・・(二次元でも三次元でも)
よくイケメン社長や美人お嬢様が、自分の権力を最大に利用して主人公に言い寄ってくる話とかあるけど、あれ正直主人公の孤立を促すだけだと思う。
主人公がよっぽど立ち回りの上手い人(もしくは周囲が腹黒ばかり)でもない限り、円みたいに周囲からうざがられるだろ。

モテるならいいじゃんとか思う人は、円の性別逆バージョンを想像して頂きたい。
ジャニーズや俳優の様なイケメンで人当たりも良くて仕事もできる故に女性にモテていて、そんなイケメンが下心が見え見えな既婚のおばさんやお局様にやたらえこ贔屓されたり言い寄られたりしていて、そのおば様方がやたらそのイケメンを持ち上げて他の男達を貶す光景を・・・。
イケメン本人は内心えこ贔屓される事を嫌がっていて相手が上司故に断れなくて困っているのに、周囲の男達は「イケメンうぜぇ」だの「何でお前生きてるわけ?」とイケメンを責めるのである。
不憫な事この上ない。

でも自分は贔屓される側やその周囲ではなく、贔屓する側が悪いと思ってます。
誰だってえこ贔屓されている人を見れば不愉快になるし、比べられたりしたらうざいと思うでしょ。
可愛いor美人だから、イケメンだからつい特別扱いしてしまうとか、そんなのそいつ自身の問題であって周囲は関係ないし、相手が美形だろうが何だろうが普通に扱おうとする人はちゃんと普通に扱います。
そもそも下心を持った奴にえこ贔屓されて喜ぶのは、相手を利用するだけ利用してポイ捨てしてやろうと思う腹黒だけだろ。
相手をえこ贔屓すれば喜ぶだろうと思う事は、暗に相手がそんなゲスな事で喜ぶ性格の悪いクズと認定している様なもんだと個人的に思うんですよね。
大抵は贔屓された人と周囲の軋轢が生まれ、贔屓された人は円みたいに「自分はここにいてはいけないのかもしれない・・・」と自分を責めるでしょうよ。

円が慎二に惚れた理由も、円の悪い噂を聞いても気にせず周囲と同じ様に扱ってくれたからっぽいし。
えこ贔屓する人には皮肉だが、贔屓されるのが嫌いな人からすれば、特別扱いをしてくる人より周囲と同じ様に扱ってくれる人に惹かれるんですよね(下心なしの友情や仕事の信頼は別だけど)
でも慎二は円に手を出したくせに、結局凪に関わろうとするとか本当に酷いな。
凪を忘れる為に円と付き合うのは理解できるが、結局凪のところに戻るんじゃ円の気持ちをまったく考えてない証拠だろ。
しかも円を選んだ理由が、「向こうもその気っぽいし、外見もどストライクだったから」と言う、円が一番傷付く理由だし・・・(汗)
結局凪とつきあってた頃の様に、深いところに踏み込まない上辺だけの交際っぽいし、また同じ過ちを繰り返す気か。


そして、ようやく凪の母である夕に焦点が当てられましたが・・・滅茶苦茶病んでるだろ、この人(汗)
雪だるま家族を徹底的に踏みつけてぶっ壊すとか闇が深過ぎる・・・(ガチでカウンセリング行けと言いたい)
まぁ、あんな風に母親(凪の祖母)から全否定されて、歪んだ偏狭の田舎で暮らしてりゃ病みもするわな。
あと、思考や行動パターンが昔の凪とまったく一緒。
自分が陰口言われてる事を滅茶苦茶気にしてて(陰口言われない人間なんて早々いないし、正面から言われても無意味な喧嘩になるだけじゃね?あと自分も結構言っててお互い様だったりする)、理不尽な要求にも笑顔で飲んで、周囲は性格悪いクズばかりと思ってて、自分もその性格悪いクズの1人だと自覚してないところとかも本当にそっくり。
凪は慎二に対して「早く私と結婚して、この地獄から救い出して」って感じだったけど、夕は凪に対して「安定した仕事に就いて優秀な人と結婚して、私をこの地獄から救い出して」と、どちらも自分の力で幸せになるんじゃなくて、「どうせ自分は何もできないから誰か私を幸せにして」と救いの神を求める他力本願なところとかまったく同じ。
祖母も最初は夕に救って欲しかったけど無理だから、今度は凪に救いを求めようとしてるっぽいし。
まぁ、結局は祖母→母→娘へと、負の連鎖しているって事ですな。
暴力的な祖父に育てられた父親が、今度は息子に暴力を振るい、終いには息子も暴力的になってしまうのと一緒。


そして、結局昔の様に母の顔色を窺う都合のいい子ちゃんを演じてしまう凪。
母に笑って欲しいから、自分がクズになってでも母が喜ぶ事を言ってしまうってのは、やっぱ心のどこかで「こうすれば母は自分を愛してくれるかも」と言う期待を捨てられないんでしょうな(母と同じクズの視点を持ってるのは逆に言えば劣等感が酷い人の気持ちも理解できるって事だから悪い事ではないと思うが)
こういうところはやっぱ慎二やゴンとそっくりだわ。
慎二は不毛だとわかってるのに完璧な家族を演じるところとか、ゴンは笑って欲しいから好きでもない性行為をするところとか、『類は友を呼ぶ』と言うか似た物同士故に惹かれ合ったんだろうな・・・(苦笑)
やっぱこの3人や凪の母親は『愛しすぎる女たち』に出て来る著者(カウンセラー)が実際カウンセリングをした病んだ男女にまんまそっくり過ぎる。
作者はこの本を参考にして書いたんじゃないかってくらい近視感が半端ない(自分の感想はこちら



子供は親を見て男女の関わり方を学ぶものだから、その親の恋愛が歪で最悪だと子供はそれしかわからない故に同じ事をしてしまう。
しかも子供の頃に満たされなかった親からの愛情を恋愛で満たそうとするから余計に歪になって、誠実な人は自ら遠ざけて親の様に病んだ人を引き寄せて、離れていても結局は親との確執からは逃れられてない。
対等な恋愛をしたいなら、他人に幸せにしてもらうのではなく、まず自分の力で幸せにならなければいけないところとか、結局心の支えになるのは恋愛ではなく友人や仲間や親しい人との友情とか、本当にそのまんま過ぎる。
心当たりのある方はガチで一度読んでみる事をおススメします(真顔)

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