殺人探偵ジャック・ザ・リッパー 「憎悪の対象」 感想
2019/05/06 14:48:36 |
推理ゲーム |
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動画配信だと3章までですが、自分の場合はブログだから4章も普通に書こうと思ってます。
こういう時、ブログって便利(笑)
以下、3章の感想。
ネタバレ注意。
今回はヒューイット家の話かな。
自分の妻エミリーを殺して服役中のジェームズが予定よりもずっと早く出所し、不審に思ったエドガーは裏である組織が絡んでいるのではないかと、信頼できるシャーロットとハリーに内密に調査を依頼する。

このグリーンメイスンと言うのは、世間ではおとぎ話や都市伝説扱いですが、前回の教団もこの組織が絡んでいた模様。
弱者を虐げる犯罪を憎むハリーは珍しくやる気満々。

うむ、自分もあんたらのコンビは見てて楽しいから頑張ってくれ(笑)

んで、昔はハリーもシャーロットの様な熱血タイプだったと判明。
まぁ、彼がグレーゾーンで捜査するのは、市民を守る為に犯罪者を野放しにできないって言う正義感からで、かと言って正攻法だけじゃ無理だと思ったからっぽいから、予想通りっちゃ予想通り。
ある意味似た者同士だったから、エドガーもこの二人でコンビ組ませてたのかね?(笑)
シャーロットは馬鹿正直過ぎるので、ハリーが柔軟な捜査をする事でフォローし、かと言ってハリー単独でやらせると非合法な捜査もやり過ぎちゃう事もある(あと時々サボる)ので、堅物だけど面倒見がいいシャーロットがお目付け役として必要だろうし、バランスの取れている二人ではあると思う。
一方、エドガーはアーサーにジェームズの監視を依頼。

アーサーがぶーたれつつも監視していると、早速グリーンメイスンに絡まれるジェームズ。
だが、刑務所でシャーロットによる更正プログラムを受けたジェームズは、組織には従わないと反抗。

そういえば振り込め詐欺は、元々貧困層や、親がろくでなしで、あまり育ちがいいとは言えない人達が主に行う犯罪だって、前にTVで言ってたなー。
んで、育ちが良くないから言葉遣いも良くないので、標的に怪しまれない様に徹底的に矯正させて、相手の心理をついた話術を身につけさせ、恋愛・お酒・薬物等は一切禁止し、「高齢者は経済的強者でお金を溜め込んで経済を回さないから、弱者である自分達が巻き上げても問題ない」と復讐心を煽った洗脳教育するって聞いた。
そんだけ努力できるなら真っ当な企業で営業マンとか十分やっていけそうな気がするんだが・・・才能があるのに本当に勿体無い(汗)
そういう意味では、確かに教育は大事だと思う。

犯罪の根絶はできないだろうが、確実に減らせるのなら意味があるって事でしょ。
それで真っ当な人間が増えれば、警察も犯罪を取り締まる件数が減って、ジャックの言う中流階級の犯罪に時間を費やせるわけだし。
で、ジェームズはこの後どうするかと言う話ですが、

そ、それはアーサーに「生き地獄を味わえ」って言ってる様なもんですぜ・・・(汗)
いや、勿論エドガーは人員がたりない故の苦肉の策として言ってるんでしょうが、あまりにも淡々と言い放つものだから、当然アーサーは「僕の気持ちはどうでもいいのかよ!」とやさぐれモード。
おまけにジェームズに暴力をふるって罵り、シャーロットに窘められる有様。

本当にな・・・(汗)
今回のアーサーはジャックに心配されまくる危うさ。
まぁ、アーサーが殴りたくなるのも仕方ないっちゃ仕方ない。
自分だったら家族を殺した奴とか絶対気分悪くなりそうだから二度と会いたくないもん。
かと言って復讐はするつもりないけど。
だって、そいつの為に自分が汚れるなんて冗談じゃないし、ただでさえ人生滅茶苦茶にされたのに、これ以上振り回されて不幸になるのはごめんである。
薄情と言われ様が、自分の人生を台無しにしたくないので(汗)
んで、アーサーの助手になったジェームズは、素人なので一人で突っ走ったりするが、素質はあるのかちゃんと依頼を達成。

接客業をやっていると、初対面でも顔や雰囲気を見ただけで迷惑な客かどうか大体わかるみたいなもんか。
いや、マジでルールを守らなかったり、すぐ逆ギレする迷惑な客って、皆似た様な顔つきや雰囲気をまとってるんですよね。

心掛けは素晴らしいが、その自分を犠牲にするスタイルはやめなさい(汗)
『責任と自己犠牲を一緒にしてはいけない』って、どこぞの使い魔先生も言ってたぞ。
ジェームズの真面目で思いやりのある仕事ぶりに、次第にアーサーもジェームズの更正を信じる様になりましたが、ジェームズがグリーンメイスンのスパイである事が発覚。

だが、ジェームズも最初からスパイをしていたわけではなく、ジェームズの保護者として事務所に来たニックがグリーンメイスンの一味で、従わなければジェームズの大切な人を殺すと脅しを掛けられ、仕方なく従っていた模様。
人質は昔から守りたいものがある人間には有効な手段ですからな・・・(汗)

しかし、保護者として様子を見に来た&仕事の依頼に来たふりをして、実際は脅しを掛けてたとかニックもマジで狡猾だな。
特にジェームズは根っからのお人好しだから、効果は抜群だったでしょうな(汗)

グリーンメイスンは育ての親も同然で逆らえず、どうすればいいかわからないと葛藤するジェームズに、『どうすればいいか』ではなく『どうしたいか』を訊ねるアーサー。
人間って賢い故にリスクを計算して『どうすればいいか』を考える様になり、『どうしたいか』をいつの間にか忘れる事が多いですからな。

自分が許さなくても、ジェームズは罪悪感を感じていて、償う覚悟はあるとわかったから言えた台詞でしょうな。

後悔しない為にも真っ当に生きられるならやっぱそうしたいよね。
アーサーの母親を殺したのも、今回の早めの出所も、エドガーへの警告の為だった事が判明し、まずはジェームズを脅すニックを叩き潰す事に。

と言う訳で、ロンドン市警によるフルボッコターーーイム!!
実際ハリーは抵抗するニックをボッコボコに叩きのめしてました。

まぁ、アーサーを信じているからこそ出来た暴挙だとも思ったけどね。
事件の内容が内容だけに、本当に信頼できる相手じゃないと任せられないだろうし。

メリルの事件の時もこんな事言ってたし、本当は物凄く気に掛けてるんだけど、元の性格と職業柄故に私情を表に出せない苦労人って印象だった。

ようやく親子の溝も埋まってきましたな。
荒療治ではあるが、ジェームズと接して、腹を割って話し合った事で、ジェームズの人柄と真相を知る事ができたんだから、結果オーライです。

でもジェームズは、このままではまたアーサーとシャーロットに迷惑を掛けてしまうと、探偵事務所を去って行きました。
しばらくして、ジェームズと背格好が似た水死体が発見されたと言う報告と、格安で仕事を引き受ける有能な探偵が現れたと言う話がアーサーの耳に入る。

ジェームズを信じているアーサーは、後者が彼だと思っている模様。
穏やかな表情で、ようやく前に進める様になったって感じですな。

本人もこう意気込んでた事だし、探偵として頑張っている方がジェームズだと思いたいですな。
殺人鬼ルートでは、最初から最後までジェームズを疑うアーサーは、結局最後までジェームズを信用せず、スパイ発覚の時点で裏切り者と断定。

信用できないと言うより、最初から信用する気なんてなかったってだけだよね。
ジェームズに容赦なく暴力を振るうアーサーに「あああ・・・ごめんよ、ジェームズ(汗」と申し訳ない気持ちになりました。

発想が極悪で陰湿過ぎる・・・。
発言だけでなく行動まで極悪人と化しているアーサー。
『相手が悪いんだから、何をしたって許される』と言う被害者意識が肥大した結果ですな(汗)

と言うわけで、アーサーによる虐殺タイムの始まり始まり~(白目)
もう完全にダークサイドに行っちゃった感じですな・・・(汗)
ジャックもそんな事で感心すんな。

これはアーサー自身にも言える事ですな。
殺人以外を選ぶのは物凄く遠回りで大変だけど、どんなに大義名分があったって結局『殺人=悪』だと皆心の底ではわかってて、やってはいけない事だとわかってるから遠回りを選ぶわけだし。
言い方悪いけど、法治国家で「相手によっては殺人は悪にはならない」「相手が悪人だったから殺した」なんて言い分は、結局怒りや憎しみは我慢したくないけど「自分は悪じゃない」と善人ぶりたいから、相手のせいにしているだけですしな。
『殺人=悪』と自覚したうえで、それでも殺人を選んだ自分を受け入れ、批判されても反論せず受け入れる覚悟がないと。

結局ジェームズも殺すアーサーですが、散々エドガーに「復讐をすればきっと気が晴れる!」と豪語してたのに、現実は予想とは正反対の欝な表情。
復讐を我慢したおかげで真相を知り、ジェームズの更正を促してた探偵EDの方がよっぽど清々しい表情をしてましたな。
ジェームズを殺したって母親は戻って来ないし、人殺しの汚名を一生着る事になり、皆からは避けられ後ろ指を指され、刑務所直行もしくは一生逃亡生活のお先真っ暗人生ですからな。

本当だよ。
そんな浮かない顔するくらいなら最初から殺るなって話である(汗)
結局エドガーの信頼を裏切って、益々自滅の道を突き進むED。
本当、殺人鬼ルートはまったく救いのない結末ばかりですな。
まぁ、人を殺しといてハッピーEDを望む方が間違ってるから仕方ないんだけどね。
でも欝になるわー・・・(汗)
続く。
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Author:知実
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