殺人探偵ジャック・ザ・リッパー 「探偵の決意」「殺人鬼の決意」 感想

2019/05/14 18:28:59 | 推理ゲーム | コメント:0件

今回で最終回となります。
でも相変わらず大雑把な感想なのでわかりにくいかも(汗)


以下、ネタバレ注意。





探偵の決意では、皆で協力して黒幕を逮捕しようと奮闘する話。

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前回逮捕したハリーに自分の意思の固さを示し、ハリーが掴んだグリーンメイスンの情報を掴むアーサー。
んで、ハリーから引き出した情報だと、皆を守りながら黒幕を捕まえるにはかなりの人手が必要となり、シャーロットは警察官仲間を説得。

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非常事態には柔軟な対応も必要ですからな。
以前のシャーロットならこんな事絶対言わなかっただろうから、ここら辺はアーサーやハリーの影響を受けたって事かね。
皆を信じて後押しする様な説得をして、自分は一旦休暇を取ってでもグリーンメイスンを追うと啖呵を切ると、同僚達もふっきれて同様に休暇を取ったり、休暇組のサポートをすると意気込む。
ちなみに真ん中の奴は、やたらとシャーロットの訴えを否定するので怪しいと思ったら、案のスパイだったので、カマをかけて縛り上げました。

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皆がやる気を出してくれたので、シャーロットも喜んでやる気満々。
しかし、名前がそのまんま過ぎるな(自分もネーミングセンスないけど)

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一方、マフィアではグリーンメイスンから傘下に入れと言う話が来ており、ローリィを守る為に従おうとするライオネルにローリィが一喝。
自分のせいで家族が屑な組織に逆らえないとか、そりゃ嫌だよな(汗)
ローリィはマフィアを抜けようとしますが、ライオネルにボスの座を譲り受けました。

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ミシェルの事で教団の黒幕には個人的な恨みがあるので、ローリィも喜んで殺る気満々(文字通り)
でも協力をお願いしたアーサーは、殺すのではなく捕まえて情報を引き出して欲しいと頼む。

とりあえずローリィはグリーンメイスンに従わないと言う意思を示す。

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相手の人間性は、『言葉』ではなく『行動』を見て判断しろとよく言いますもんな。
人間は口だけならいくらでも綺麗ごとを言えるけど、実際行動に移せるのは心からそう思った人だけですからね。
本人は善人ぶりたい、もしくは相手を騙したいから口では良い事を言ってるんだけど、本心ではそう思ってないから実際の行動は外道だったとかよくあるし。
口では天使みたいな高尚な台詞を言いながら、悪魔もびっくりの残虐な行動のグリーンメイスンじゃ、そりゃ信念を貫こうとしない奴が嫌いなローリィは信用しないわな。

んで、全員締め上げて黒幕の事も吐かせ、そいつを逮捕しようとしますが・・・、

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滅茶苦茶怪しい!!(汗)
怪しい魔術師みたいな衣装もそうだけど、何より仮面が不審者全開過ぎる!!
よくこれで今までバレなかったな!?
いくら慈善事業をしてたとしても、一般市民はドン引きして怪しむわ!(汗)

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そしてその正体は、不老不死を目指す故に自分の心臓をジャックの死体に移植した元老人。
ジャックの身体能力まで受け継いでるので、滅茶苦茶強いのだが、当然ジャック本人はわけわかめの不愉快な顔。

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自分だったら、自分の体がクレイグみたいな頭のおかしい老婆に乗っ取られて悪さされるとか・・・。
嫌だわー・・・想像するだけで嫌だわー・・・(汗)

んで、このままでは勝てないと一旦引き下がって、この件に心当たりのある人間に「どういう事だコラァ!!」と問い詰める。

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アーサーにジャックの心臓を移植したウォルターは、心臓病を持つ娘のソフィーの為にアーサーを研究対象として監視していたが、身体の方はどうでも良かったので詳しくは知らんと言われる。
ちなみに初期設定ではウォルターが黒幕だったみたいですな。
でも、それだと自分みたいなアホでも気付いてしまうので、クレイグで良かったと思います(笑)
まぁ、クレイグも序盤のラジオ放送の時点で怪しいとは思ったけどね(ジャックの身体は予想してなかったけど)

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んで、「クレイグを殺すべき」と言うローリィの意見に反対するアーサーとシャーロット。
「誰かを消すとか言う願いでは、どこかに不幸が残る」って某希望の星のプリティでキュアな戦士が言ってた。

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ローリィに同じロンドン市民として、協力してグリーンメイスンを捕まえようと言うシャーロット。
対立してても、皆を守りたいと言う気持ちが一緒で、例え一時的でも協力できるなら、それに越した事はないですからな。
こうして打倒グリーンメイスンの為に、探偵とロンドン市警とマフィアの同盟が結ばれました。

そして色々作戦を立ててリベンジ。

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おっしゃあ!!
二度と悪さをしたいと思えなくなる様に徹底的に叩きのめすぜ!!

まぁ、ジャックは弱者を虐げる悪を憎んで殺人鬼になったわけだから、自分がその弱者を虐げる悪になるくらいなら死んだ方がマシだわな。

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ぶっ刺されつつも何とかクレイグを逮捕したが、クレイグは弱い老人の心臓なのにジャックの超人的な身体能力で暴れまわってたので、心臓に負担を掛け過ぎて心臓発作を起こして死亡。
大人しく捕まってれば死なずに済んだのに・・・往生際の悪さから自滅とか皮肉過ぎる。

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そしてジャックとのお別れ。
最初はジャックをうざがっていたアーサーでしたが、今じゃ寧ろいないと寂しいと感じる様になっていました。
心臓をまた変えた方がいいと言うウォルターの提案も断るくらい、ジャックに愛着が沸いていた模様。
なんだかんだでいいコンビだったからな、この二人(笑)

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あと、ウォルターの研究に協力する事にしました。
研究対象と言われるとムカつくが、何だかんだでウォルターに助けられたし、ソフィーに罪はないし、ウォルターの研究で医学が発展して皆が幸せになれるなら良い事だしね。

そのおかげでソフィーも無事心臓移植に成功。
将来の夢を嬉々として語ります。

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えーと、つまり無痛の為瀬みたいな医者になって、医者にしかわからない被害者や犯人の身体の特徴から推理する探偵になるって事か(笑)

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そして探偵としてこれからも皆と一緒に頑張るED。
滅茶苦茶大変な道のりでしたが、そのおかげで被害は最小限に留める事ができました。



殺人鬼の決意では、容赦なく人が死にまくる話。

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ローリィはマフィアを抜け、ライオネルはグリーンメイスンに従わないと言う意思を示し、返り討ちにあって殺されました。
ファミリーの生き残りであるローリィも命を狙われ、ゴンザレスもローリィを逃がす為の盾となって殺される。
もうここまでで何人死んだかな・・・(遠い目)

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結局ローリィもロンドン市警に潜んだスパイによって殺される。
シャーロットも個人の判断でバラさず、アーサーかローリィに確認してから判断するべきでしたな(汗)
アーサーは思わず「お前のせいでローリィが死んだ!」と言わんばかりにシャーロットと絶縁。

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それは甘い考えだと言わざるを得ませんな。
そもそも相手はマフィアをも壊滅させた組織なのに、たった3人で歯向かうとか無謀だし。
他に協力者がいれば、ローリィの護衛をさせて守る事ができたかもしれませんが、殺人鬼になってる時点で協力者なんて絶望的だし。

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益々復讐に燃えるアーサーと同調するジャック。
この捌くって文字、「魚の様に三枚に下ろしてやるわ!(物理的な意味で」って事?
だとしたらグロい・・・(汗)

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単身でグリーンメイスンの本拠地に乗り込むアーサーですが、やっぱジャックの超人的身体能力を持ったクレイグは簡単に行かず。
あと正確に言うならエドガーを殺したのはハリーですが、ハリーもグリーンメイスンののせいで殺人鬼になった様なもんだから、グリーンメイスンに殺されたようなもんか。
ってか、こう思うとアーサーの家族は皆殺人によって死ぬとか壮絶過ぎるだろ(汗)

んで、このままでは勝てないと一旦引き下がって、やっぱりウォルターに「どういう事だコラァ!!」と問い詰める(こっちはマジでこんな感じだった)

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案の定、ウォルターはクレイグの事は知らないが、お互いの利害が一致し、この先も協力関係を続ける事にしたアーサー。
あまりにもドス黒過ぎるイカれた会話に気がおかしくなるわ・・・(汗)

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しかし、殺人鬼と化したアーサーにソフィーは恐怖し、通報しようとするが、アーサーを研究対象として手放したくないウォルターにソフィーは監禁されてしまう。
ソフィーまで酷いとばっちり・・・(汗)

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んで、作戦会議では自分のこれまでの殺人は自分で選んだ道であり、誰かに責任を押し付けず、自分で責任を取る意思を示すアーサー。
益々考え方がジャックに似てきたなー(汗)
ジャックって明るくおちゃらけてるけど、内面は結構ネガティブだし、殺人鬼ルートのネガティブなアーサーじゃ余計同調しやすいのかも。

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そしてリベンジとなり、今度は相手の生死を問わないので、探偵ルートと比較するとあっさり勝利し、皆の仇を取る。
もう完璧に悪党同士の戦いだわ・・・。
ついでに手下達も全員皆殺し(汗)

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だがそれでも終わらず、自首どころか自分を逮捕しようとるすシャーロットを叩きのめし、益々暴走するアーサーの歪んだ信念。
選択肢によっては結婚する二人の会話とは思えないな・・・(汗)

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だが、人殺しは最低最悪の悪であり屑のやる事で、自分もその屑だと自覚しているアーサー。
シャーロットが人殺しなんて出来るわけがないと確信を持ったうえでこんな事言うとか・・・まぁ、「彼女にはそうであって欲しい」と言う思いもあるんだろうけど。
この世から悪人を殺し尽くした時、『僕』を捕まえるのはシャーロットかもしれないと微笑んで去って行く。

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そうやって最後に友人としてシャーロットを接するとか、益々シャーロットは友人を止められなかった自分の不甲斐なさに自責の念に駆られて苦しむだけなのに・・・鬼畜だなアーサー。

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一方、ウォルターの暴走も更に悪化。
心臓移植の研究の途中でアーサーを警察に突き出されては困るからと、終いにはソフィーをベッドに縛り付ける有様。
完全に虐待だろ、これ・・・(汗)
いくらソフィーを助けたいからって、結局不幸にするんじゃ本末転倒だろ・・・。
死んだ妻がこの状況見たら泣くぞ。

兄貴分のアーサーは切り裂きジャックの再来として指名手配され、父親のウォルターは自分を監禁すると言う地獄の様な日常に嘆くソフィー。

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ハリーと同じ事言ってますが、それはつまり一生逮捕されるつもりはないって事だな(汗)
だって世の中悪人なんて次から次へと沸いてくるものなんだから、根絶なんて絶対出来ないし。
ってか、アーサーがそんな事続けていると、同調して真似する奴も次から次へと沸いてきて、益々シャーロットを含む警察の仕事が増えて取り締まりきれなくなるうえ、最悪内戦に発展しかねないので、マジで今すぐ逮捕されて頂きたいんですがね。
おまけに一人称まで『僕』から『俺』に変わってるし、瞳も両目が赤く染まってるし、完全にジャックと同調したって事か。
あの世で両親が泣いてんぞ。

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そしてシャーロットと対立しながらジャックと死ぬまで永遠に悪人を裁き続けるED。
結局ローリィは死ぬし、周りの人達もほとんど死ぬし、ソフィーも不幸になるし、救いが一切ないEDに精神が疲弊しました(汗)
悪意や殺人は伝染、連鎖するものだから、ある意味当然の結末なんだけどね。
法治国家で人を殺したのに、相手が悪人だったからって皆から賞賛される方が狂ってるわけだし。



クリア後のおまけシナリオは、本編では絶対ありえない様な話でした。
あまりのぶっ飛んだ超展開に二次創作の様な印象を受けましたがね(汗)

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でも、またこの警察官コンビも見れたし、そこは良かったです。
ってか思いっきり屑な発言だな、ハリー。
まぁ、からかい目的で本気で言ってるわけではないんでしょうがね(少しは本気かもだけど)
ハリーもシャーロットの見てないところで地道なグレーゾーンの捜査をちまちまやってるんだろうし。

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ヒューイット親子も和解する場面もあったしね。
しかし、息子を家族団欒の食事に誘うのに緊張とか、どんだけ不器用なんだエドガー・・・(苦笑)

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ジャックがいない事がちょっと寂しいですが、このメンバーで平穏な時を過ごすってのは本編じゃ絶対無理だったからな。


・・・と言う訳で、殺人探偵ジャック・ザ・リッパーの感想は終わりです。
結局探偵ルートも殺人鬼ルートもほぼ一本道でしたが、シナリオの内容が濃かったし、ボーナスシアターがあったので、ボリューム的には許容範囲のレベルです。

探偵ルートでは重い展開に憂鬱な気分になりつつも、ジャックとシャーロットを癒しに頑張りました(笑)
ってか、ジャックはあんだけの糖分を摂取して、よく糖尿病にならなかったなと思う。
自分も紅茶は砂糖(最近じゃ蜂蜜)と牛乳たくさん入れる(小さい頃から猫舌で熱い紅茶を冷たい牛乳でぬるくしてた為)けど、ジャックのは砂糖が溶けきらないレベルのぶち込み具合だからな。
絶対砂糖依存症になってるだろ、アレ・・・(汗)

逆に殺人鬼ルートは憂鬱しかない展開に「早くこの地獄が終わってくれ・・・(汗」って感じでした。
ってか殺人鬼ルートのアーサーは、基本的に「そんなの無理に決まってる」と後ろ向きと言うか、他人をそう簡単に信じられず、ふてくされた続けた結果殺人に走ったとか、ある意味リアル・・・(汗)
『殺人=悪』なのは間違いないし、アーサーも最初は正義の味方ぶってたけど、終盤は自分が悪である事を受け入れ、『本能のままに動く悪人として悪人を裁く』って姿勢でしたな。
人を殺したら自分の周囲から皆去っていくし、自分以外に不幸になる人もいるって描写だったから良かった。
某RPGなんて、法治国家で人を殺したのに『悪人を殺す=正義の殺人だから無罪にするべき』と登場人物全員から英雄扱いのハッピーEDとか酷い話だったからなー・・・(白目)

あと、アーサーとシャーロットとローリィの棒読みっぷりが気になったかな(汗)
他の人達は全然大丈夫なんだけど、この3人はメインキャラだから余計に気になった。
でもまぁ、まだ無名の人達みたいだし(自分はあまり詳しくないが)、これから上手くなっていくんでしょうな。

個人的には面白かったけど、殺人を探偵が捜査&推理して犯人を突き止めるって感じのゲームを期待してる人には向かないかな(汗)



 

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