殺人探偵ジャック・ザ・リッパー 「凶刃の行方」 感想
2019/05/10 13:32:55 |
推理ゲーム |
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今回からかなり重要な話になってきます。
結構大雑把な感想なので、未プレイの方は読んでもよくわからんかも。
以下、ネタバレ。
今回はハリー中心の話。
ロンドン市警にて、エドガーに呼び出されたシャーロットとハリー。

うん、そうなると思ったよ。
エドガーは市民からの苦情が云々と事務的な事を言ってますが、当然ハリーは「嘘こいてんじゃねーぞボケ!」って感じでブチ切れる。

そういう事ですね。
まぁ、エドガーも内心滅茶苦茶悔しくて歯痒い気持ちなんだろうけど。

そんな事になったら法律の存在する意味ないね。
個人の解釈で善悪を決めるとなると絶対私怨が入ったものになるだろうし、自分が正義だと信じた各々がやりたい放題の恐ろしい世の中の始まりだわ。
気に入ってる人も気に入らない人も等しく平等に扱うなんて事、皆が皆できるわけじゃないんだし。
本人的には平等に扱ってるつもりでも、実際の行動では贔屓と差別をしてたって事もあるし。
だが、ハリーはエドガーの説得も聞かず、ロンドン市警に裏切り者がいると暴露し、皆が混乱する中警察官を辞職。

おお、ハリーの私服姿だ。これはこれでカッコイイ。
個人でグリーンメイスンを追う事にしたハリーは、アーサーにそれらしき人物達の調査を依頼。
アーサーは協力するが、連続殺人事件が起きるわ、ハリーは行方不明になるわと心労は絶えず。

シャーロットもハリーの辞職と、署内の疑心暗鬼な空気に落ち込み、アーサーに愚痴を漏らす。
んで、ここでシャーロットがやけ酒を始め、シャーロットを放置して帰るか、やけ酒につきあうかの選択肢。
ジェームズが「グリーンメイスンはあちこちに潜んでる」って言ってたし、アーサーもシャーロットも命を狙われてるみたいだから、酔っ払ってる状態で一人残したら暗殺される危険があると思って後者を選んだんですが、いきなり結婚した二人に「・・・は?」と目が点になった。

「あー・・・アーサーって結構手が早いんだねー・・・(白目」って感じで見てましたが、このEDはシャーロットがグリーンメイスンを軽くひねる勢いで潰す超展開に苦笑。
皆であんだけ必死に頑張っても難しかったのに・・・。
ってか、二人の結婚生活を嫌でも目にしなきゃいけないジャックは、物凄く居たたまれない気持ちになりそうだな(汗)
アーサーの身体から離れられないんだから逃げようがないし。
ってかハリーの存在忘れてるよね・・・。

本当だよ!!
こっちはただシャーロットの身を案じただけなのに!
アーサーのお馬鹿のせいで!(汗)
1章以降、全然BADEDに遭遇しなかったんですが、まさかここに来てこんな罠が用意されているとは・・・。
あと個人的にアーサー×シャーロットはありだが、ハリー×シャーロットの方が好きだ(笑)
んで、次の選択肢でローリィに自警団に誘われ時は、「これ、自警団に入ったらさっきのシャーロットEDみたいに強制的にローリィEDになるんじゃね?(汗」と本能が危険信号を出したのと、普通にハリーが心配だったので断りました(クリア後ED回収の為に了承したら案の定だった)
気を取り直して、連続殺人事件の被害者は実はグリーンメイスンの関係者であり、犯人がハリーだと気付いたエドガー。

そんな事をさせる為にアーサーは手伝ったわけじゃないんですがねぇ!(怒)
殺人の片棒を担がされたとか探偵ルートのアーサーはいい迷惑だろ。
例えそれで多くの人が救われたと感謝されても、本人の罪悪感はまた別だし。

ジャックを逮捕した時、ハリーはジャックの「弱者を虐げる悪を裁く為に悪になる」と言うやり方に賛同してて、エドガーに諭されてましたが、やっぱ心の底では納得できてなかったって事か。
シャーロットだったら多分納得してたんだろうけど。

ハリーは正義感が強”過ぎる”んでしょうな。
多分、シャーロットよりもずっと強いから、超えてはいけない一線を越えてしまったって感じ。
正義感ってのは、時に人を恐ろしい行動に走らせるし、自分が正義だと信じてると歯止めがきかなくなるから性質が悪い(戦争とかテロが良い例)
『熱血刑事が抱える殺意の秘密』『正義としての殺人』・・・うーん、やっぱ無痛(↓)の早瀬刑事を思い出しちゃうなー。
『人は、痛みなしに生きられるか』
主人公の為頼英介は小さな診療所を営む医者だが、見ただけで相手の病気を判断できる能力を持っており、殺人の徴候である「犯因症」(所謂犯罪者予備軍)までわかってしまう神の目を持っていた。
医者と刑事のコンビが殺人事件を解決していく医療サスペンスドラマです。

誰一人として悪人の犠牲になって欲しくないと言うハリーの気持ちも理解できるが、そんなハリーを心配するエドガーやシャーロットの気持ちも少しは考えてあげた方がいいと思う。
ハリーのこの行動って、結局自分を粗末に扱って、心配してくれる人達の気持ちを蔑ろにしているわけだし。
エドガーVSハリーはエドガーが優勢でしたが、突然現れた自警団に動揺し、ハリーから庇おうとして致命傷を負うエドガー。

防護服を一切着て来なかったって事は、出来る限り話し合いで解決したいと思ってたって事か。
エドガーはハリーに自首して欲しくて、ハリーもロンドン市警には失望しても、エドガーにはどこかで期待してたんだろうが・・・タイミングが悪かったとしか言い様がないな(汗)
んで、エドガーの危篤に、ようやく自分から歩み寄ったアーサー。
人が死ぬってのに意地張ってる場合じゃないですからな。

エドガーからすれば、復讐で頭が一杯のアーサーがいたから逆に冷静になれたのかも。
妻の気持ちを考えたらってのもあるけど、父親としてアーサーを護らなきゃいけない気持ちもあったから踏み止まれたんじゃないかね?
もしアーサーがいなかったら、エドガーも殺人鬼ルート突入とかいう可能性もあったかもしれませんな(汗)
結局エドガーは「ハリーを逮捕して欲しい」と約束をした後に息を引き取り、アーサーはけりをつける為にハリーの元へ。
ハリーを待ち伏せしている間にジャックとお喋りですが、ようやくジャックの正体も明らかに。

真っ直ぐなシャーロットに「どうせすぐ折れる」とか悲観的な事言ったり、「書類は大切に扱え」とアーサーを叱ったり、殺人の現場検証とかにやたら詳しかったから、ある程度予想してたけどね。
弱者を虐げる悪人を殺していたが、結局元同僚だったエドガーによって逮捕され、処刑されたと。
そうなると同じ道を辿るハリーの末路は・・・。
そしてようやく本人のお出ましとなり、エドガーが死んだ事を伝えると、ハリーは尚更暗殺をやめるわけにはいかないと焦燥し、アーサーVSハリーのガチバトルが始まる。

「止めてやらぁ!!」とジャックの力を借りて戦うアーサ。
ハリーからすれば『エドガーを殺してしまったから益々引き返せない』と思ってしまうのも仕方ないが、尊敬してた人の最後の願いくらい聞いてやれよと思う・・・(汗)
アーサーは「シャーロットはお前を熱い志しを持ったをいい人だと信じてたんだぞ!」と責めるが、「買い被りだ」と一蹴するハリー。

ハリー的には「自分が手を汚す事で皆が幸せになれるならそれでいい」って考えなのかもしれんが、エドガーやシャーロットはハリーが自己犠牲精神で破滅の道を突き進むとかちっとも嬉しくないし、寧ろ悲しむわな。
二人は”ハリーも含めた”皆を守りたいわけだし。
んで、ハリーはてっきりシャーロットが自分を止めに来ると思ってた模様。

その青臭い理想を貫こうとしているところがシャーロットの魅力でしょ。
ある意味ハリーもシャーロットを信頼してるからこんな事言うんでしょうけど。

グリーンメイスンの事で上から圧力があって、それでも『地道に捜査する事が大事』『警察官だからこそ皆平等に扱う』と豪語してたし、ハリーの言う通り、本来ならシャーロットが止めに来てたんでしょうな。
でもそうだった場合、ハリーは一体どうするつもりだったのか・・・。

暫くガチバトルをしていた二人ですが、何とかアーサーの勝利となり、ここで探偵ルートと殺人鬼ルートの分岐。
まずは探偵ルート。

復讐心を理性で抑え込み、父親の望みを叶えるアーサー。

エドガーはグリーンメイスンとか関係なく、ただハリーを心配し、これ以上破滅して欲しくないから「止めてくれ」と言ったわけですからな。
ハリーは無事逮捕されたが、復讐を我慢した事や、自分を殺したハリーを最後まで庇うエドガーに疑問を持ち、「正しい事をしたんだろうか」とまたもや悩むアーサー。

エドガーはハリーの心配と同時に、ジェームズの時と同じくアーサーに人殺しをさせたくないからって気持ちもあったんだろうけど、その考えを理解するにはアーサーはまだ幼くて経験が浅いのかなーと思う。
時々子供の様な危うさを感じる事が多かったし。

シャーロットに寄り添われながら泣き、改めてエドガーの遺志を継いで、グリーンメイスンをぶっ潰す事を決意するアーサー。
一方、殺人鬼ルートはハリーへの復讐ED。

憎悪を抑え切れず、本能に従って父親の仇を取るアーサー。

グリーンメイスンとか関係なく、ただ『父親を殺したハリーが憎い』と言う復讐心に身を任せ、衝動のままにハリーを殺害する。
結局、エドガーとの約束を破ってしまいましたな・・・。

そして偶然通り掛り、全てを察したローリィはハリーの死体を始末し、アーサーの代わりに証拠隠滅。
ひとまずアーサーの罪は隠蔽されましたが、肝心の本人は案の定意気消沈モード。

そりゃそうでしょうよ。
母親殺しのジェームズの時だって最低最悪の陰鬱な気持ちだったのに、父親殺しのハリーの時は気が晴れるなんて事あるわけないわな。
んで、実はローリィが序盤でアーサーが命懸けで助けた女の子だと発覚し、今度は自分がアーサーを助けたい、自分を頼って欲しいとお願いされる。

この時は欝過ぎる展開に無心でプレイしなきゃやってられなかったので、「あー・・・あれってローリィだったんだー・・・へー・・・」って感じで感動できんかった(汗)
アーサーを助けたいと言っても、殺人の隠蔽をしてあげるとか、供依存にしか見えないし(マフィアだからある程度は仕方ないんだけど)
しかも、殺人鬼ルートの選択だとアーサーは例のシーンで普通にローリィを見捨てようとしてて、別の人が助けようとしたから自分も・・・って感じだったから余計に(苦笑)
あと、ぶっちゃけアーサーとローリィは性格の組み合わせ的に好みじゃなくて、ローリィはゴンザレスとの方が好きだから、それもあるかもしれんけど(笑)
続く。
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Author:知実
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