クローバーの国のアリスをプレイ
2016/10/29 20:53:47 |
ハートの国のアリス |
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クローバーの国のアリスのPS2版をプレイしました。
何か新装版とかあるみたいですが、内容はあんま大差ないみたいだし、個人的には初代の絵の方が好きなんで。
画力は正直低いし、独特のクセがあるけど、こっちの方がアリスの毒のある世界観と合ってると思う。
アリスの顔も新装版とか普通の素直そうな今時の乙女ゲーな感じで、アリス特有のクールだけど若干生意気そうで影のある表情がなくなってるし、ビバルディも刺々しくも華やかなオーラが無くなって、ただの美人になっちゃってるし。
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主題歌は相変わらずカッコいいと思います。
乙女ゲーはギャルゲーに比べると主題歌いいっていう印象がないんですが、このシリーズは良曲だと思うし、昔前作の主題歌のCD買いました(笑)
ヒサノさん大好きだ。
しかし、今作はユリウスとゴーランドがいない挙句、ビバルディEDがないなんて酷過ぎる・・・(泣)
この三人はお気に入りキャラなので余計に悲しい。
※前作の真相(BAD)EDのネタバレも普通にしてますので注意。
今作はアリスの仕事着は他の皆と一緒のを着る事になったり、アリスもレギュラーメンバーも会合用の衣装が用意されたんですな。
アリスのメイド姿とか会合用の礼服とか可愛いし、他キャラのスーツ姿もカッコいい。
そしてアリスは相変わらず根暗少女だった(笑)
クールで思慮深いんだけど、自分の事に関してだけはとことん駄目な方向にしか考えられないネガティブだし、自覚してないみたいだけどやさぐれてるし。
自分はこういううじうじ悩んだり、劣等感を感じる人間臭いキャラは大好きだからいいんだけどね(笑)
ってか、アリスは自分を「冷たい人間」と卑下してるけど、実際はかなり面倒見がいいキャラだと思いますけどね。
相手を心配してついて行っちゃったり、使用人達を気遣ったり、場合によっては身を呈して助けたり、相手を本気で傷付ける様な事は言えないし(言うと後で自己嫌悪に陥るタイプ)
アリスは賢くて責任感が強過ぎるから、「優しくて聡明で人の理想像である姉ロリーナの様にな特別な存在にならなければいけない。そうでなければ愛されない」と言う強迫観念に駆られていた印象。
おまけにアリスの言う「優しい人」と言うのは「醜い心を一切持たなくて、自分を犠牲にして人を助ける聖人の様な人」って感じで、そんな高過ぎる理想を持っていたから余計に焦っていた様に見えた。
まぁ、ロリーナがそういう綺麗で特別な人間ってのもアリスの思い込みで、実際はロリーナも普通の人間だったんじゃないかと思いますけどね。
人より少しだけ才能があったり、好かれやすい性格だとは思うけど。
アリスをふった元彼も、ただ単にロリーナの方が好みだったってだけだと思う。
正直アリスは姉を過大評価し過ぎと言うか、ぶっちゃけシスコンだよね(いい意味でも悪い意味でも)
ゲームでもしょっちゅう「姉さんが」「姉さんが」「姉さんが」とロリーナの話ばっかしてたしね(笑)
ハートの国に残ると決めた時の心残りの件も、真っ先に思いついたのがロリーナの存在だったし、今作もひたすら「姉さんを裏切って本当にいいのか?」と悩み続けてるし。
正直残ったのは裏切りとは思わんけどな。
アリスの父が母を失ったショックで仕事に逃げて、その分はロリーナが自分に愛情を注いでくれたから、アリスにとって姉のロリーナは本当に特別な存在なんだと思う(だからこそ姉への罪悪感も半端ない)
まぁ、実際ロリーナは既に亡くなっていたわけで、ナイトメアにその記憶を封印されていた挙句に元彼の記憶も捏造されてたわけだけど。
ともかくアリスは賢いんだけど、難しく考え過ぎて馬鹿みたいにシンプルな答えに辿り着けないキャラって印象です(無理もないが)
あと、アリスの声は公式では釘宮さんなんだけど、個人的には小清水さんみたいな可愛いけどクールな役もできる人の方が良かったんじゃないかなーと思う。
まぁ、自分がアリスはアルトネリコ2のルカ(cv.小清水亜美)のネガティブでクールでやさぐれてるんだけど、努力家で優しいところが似てると思ったからそう考えただけなんだけどね(汗)
アリスの「可愛こぶっても、本当は甘え方なんてよく分からない。好かれ方なんて、もっと分からない」って考えがルカとまったく一緒だったし。
今回も相変わらずペータールートをプレイしました。
ペタアリが一番好きなので(笑)
滞在地もハートの城が一番好きだし。あの4人のやりとりが大好きです。
ただ、エースは攻略キャラとしては苦手なんだけどね・・・前作のエースルートはあまりの怖さにトラウマになったし(汗)
友人キャラとしては好きなんだけどね。
ペーターと喧嘩してるとことか見てて楽しいし。
以下、ペータールート感想。
今作の二人は、少しずつお互い向き合おうって感じで前向きなEDだったと思います。
前作じゃアリスは失恋のトラウマでペーターが自分から離れていく事を恐れていたから、クール気取ってペーターに自分自身が一緒にいたいと言う正直な気持ちを伝えずに「ペーターが残れって言ったから」と誤魔化してたし、ペーターもアリスは自分の我侭の為に仕方なく残ったと思ってて、いつかアリスが自分から離れていくんじゃないかとずっと怯えて、お互いまったく相手を信じてなかったし。
ってか、前から何となく思ってたし、今作でも言ってたけど、アリスとペーターって似た者同士ですな(だから惹かれ合ったのか?)
自分に価値がないと思い込み、価値のない自分は相手の為に何かをしてあげないと愛されるわけがない思っているから、自分への純粋な好意にはとことん鈍いとことか、本当の自分を知ったら相手に嫌われるに決まってると思い込んで怖がっているところとか。
相手が本当に好きなんだけど、「自分なんかが相手に好かれるなんてありえない」と二人揃って思い込んでる上に自己完結させちゃってたから、両想いなのにすれ違ってた印象。
うんまぁ、アリスもペーターも機能不全の家庭で育ったみたいだし、そんなネガティブ思考になるのも無理ないのかもしれんけど。
ペーターにいたっては、アリスと出会うまで純粋に喜ぶとかいう事がなかったっぽいから、かなり重症だと思います(汗)
味覚障害だったのも、それが原因なんじゃないかなーと。
でも今回のアリスは怯えながらも正直に「ペーターが好きだから恋人として一緒にいたい」と告白して、ペーターもアリスに好かれる為にアリスの意思を尊重したり、無駄な殺生をしなかったりと努力をする様になって、本当の意味で両想いになった感じ。
特にアリスは「愛や勇気で主人公がコンプレックス克服なんて気色悪い」とまで言うほど冷めてたのに、格好悪いと自覚してても、怖がりつつも「ペーターはあの人(元彼)とは違う」と勇気を出してペーターに自分の気持ちを伝えてたから(事前に練習までして)、本当に成長したんだなーと感慨深かったし、可愛いと思いました。
アルトネリコ2の「愛は百恥をかける」ってイベントを思い出した。
見せたいけど見せたくない。傍にいて欲しいけどいて欲しくない。生きる事に精一杯だったアリスはペーターを一人の男性として見る事を拒んでいた・・・うん、そのまんまですな(笑)
まぁ、ある意味ペーターもアリスを一人の女性として見るのを拒んでいた印象だけどね。
彼が「好きです!」「愛してます!」と芝居掛かった感じでアリスにベタベタしてる時って、「アリスが好き」と言うより、「アリスが好きな自分に酔ってる」様な感じで、アリス本人を見ていないみたいだったし。
アリスも無意識にそれを感じ取ってたから「中身がない」と感じてたんじゃないかなー。
アリスって他人の心の動きに敏感だし。
ちなみに、アリスがペーターを好きになったのって、自分の存在に純粋に喜んでくれる存在だったからじゃないかなーと。
無表情だったのに、アリスを見つけると途端に子供の様に喜ぶペーターに純粋に自分を慕ってくれてる事を感じられて、嬉しくなって好きになったって印象。
まぁ、前作じゃネガティブ過ぎる故に結局ペーターを信じられず、「自分なんかを好きになったペーターが可哀想」とまで思っちゃってたわけだけど。
ってか、昔のアリスの言う「人を愛する」ってのは「その人がいなければ生きていけないくらい、その人以外どうでも良くなるくらい好きになる事」って言う、典型的な依存と言うか、病んでいる考えだったからなあ・・・。
アリスの父親がそうだったから、そういう考えに至っちゃったんだろうけど(汗)
ペーターの方はアリスが失った姉ロリーナとの思い出に執着してて、その姉と一緒に過ごしていた日曜日の午後の3時が丁度ペーターの時間で、姉が亡くなった後もアリスは欠かさずその時間に思いを馳せていたから、ペーターはアリスの事が気になり始めたって事でいいんですよね?
そしてロリーナへの罪悪感に苦しむアリスを見ていられなくて、おまけにアリスはもうすぐ大人になって家を出てペーターの時間に思いを馳せる事もなくなってしまうから、不思議の国へ拉致するまで至ったと(子供でもない大人でもない不安定な時じゃないと拉致れないっぽいし)
う~ん、そう思うとやっぱメインヒーローはペーターなんだと思うなー(別に拘ってはいないけど)
何か書いてて支離滅裂になったけど、ペタアリはこんな印象でした。
余裕があれば他キャラのルートも書ければいいな。
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